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忽那山へ行こう! そのに
2019 / 01 / 31 ( Thu )
花咲くお山に生まれ変わろうとしている忽那山のお山歩話しのつづき。

道路沿いの登山口から1段目の草っ原に上がり、

山頂に向かって、どろぼう草のなかを進み、

2段目に上がる道を登ります。


2段目は狭いですが、多少凸凹しながら平らかになっています。

ここにも昔は猫の額ほどの畑がありました。


たくさんの「陽光桜」が植えられていました。

今冬は暖冬過ぎたのか、数輪、ピンクの花が咲いていましたが、
それもこれも日当たりよくなった除草作業のおかげでしょう。


3段目へ上がります。


10年前は、この3段目までは上がることができました。

でも、当時はここから先がまさにジャングルでした。

あと数十メートルだったのに…、が、心残りとなったのです。

でも今日は別でした。


4段目へと向かいます、まぁまぁ登ります。


山頂直下の林を目前に、道が狭くなりました。


こんな道端にもサクラが植樹されてます。


5段目で道は左右に分かれるように見えます。


右の方が道っぽいのでたどってみました。

小さなマウンドを越えながら、道は左に曲がり、

林の中へ向かい、山頂へ直登していました。

でも、道っぽさはなくなってしまい、枝や根が邪魔して、傾斜も相まって、
普通の靴じゃ、登るのはとても大変そうです。

引き返して、左のルートを試すことにしました。


その途中に見えた、北側の眺めです。

真下に見えるのは、宮前川放水路と水門、
川向こうはコンテナヤード、ずっと奥に興居島の伊予小富士も見えました。

Y字分岐に戻り、

踏み跡をたどって林の中へ入ります。


岩がゴロゴロした場所があり、一瞬、城跡特有の崩れた石積みかと思ったけど、
岩盤が崩れただけのようにも見えました。


横に生えた木を乗り越え、左下がりの斜面をずるずる滑りながら登ると、
前方に明るい場所が見えてきました。


麓から、土手状の人工的な地形に見えた山頂部分です。

往時の姿が嘘のように、驚くほどきれいに刈り取られています。


眺めがよさそうなので、まっすぐ進んでみました。


東端に立つと、真下に、新しい建物が建ちつつある松山市浄化センターが、
奥のお山は垣生山です。


ここからははっきりとした道はありません。


土手をよっこいしょと登りました。


すると、まるで林道でもあったかのような、らせん状のスロープが現れました。

これは多分に、防空機銃砲台があった頃の名残ではないでしょうか。

スロープを反時計回りに登ると、

この10年、ずっと心残りだった山頂についに到着です!


雑木がすっかり取り除かれ、さっぱりとした姿でした。

靴やズボンの裾がどろぼう草だらけになってしまったけど、
10分足らずかな、山頂にたどり着けてしまいました。


山頂にも陽光がありました。


その根元に「登山用」と書かれたポールが転がっていました。

つい最近、雑木や雑草がきれいに取り除かれたばかりの山頂からの眺めをたのしみます。

北から東にかけての眺めです。

ここいらには国際物流ターミナルがあったり、コスモ松山石油の工場があったり。

南側の眺めです。

松山空港の滑走路から飛行機が飛び立つ姿も眺めることができました。

奥の山並みは双海の海岸線です。


海沿いの西側は背の高い木々で、瀬戸を望むことはできませんでした。

山頂までの登山道がもう少し整備された暁には、
できればこちら側の木々も整理して、だるま夕陽とか鑑賞できたら最高でしょうね。


林の左端、南西方向に一段低い小さな尾根がありました。

その先端に小さなクレーター状の地形が上から見えたので下ってみました。


直径3mほどのすり鉢状の地形は、対空機銃砲座を置いた塹壕のように思えました。


小クレーターからの眺めです。

大阪ソーダや砂利集積場の埠頭。


こちらから眺めた、ドーム状の山頂。


かすかな踏み跡をたどって戻りました。


実はこの日、山頂まで2度、登りました。

と云うのも、最初はホントに山頂まで行けるとは思っていなくて、
GPSログも写真撮影もせずに登ってしまいました。


なので、一旦、下山。

この記事の写真はみな、登り返したときに撮ったものです。

弁天山・垣生山の山並みも2度目に山頂に立ったときに撮りました。



2度目の下山は、Y字分岐・右の直登ルートで下ってみました。


林の中は木が混んでいる上、かなり急斜面で崩れやすい腐葉土。

たいした高度差ではないのですが、おすすめはしません。


なんとか降り立り、山頂を振り返って。

根に足を取られ転がり落ちると、海まで落下してしまいそうで、
あまりおすすめしたくないルートでした。

でも、いまのように切り拓かれていない頃は、
このルートしか山頂にアタックしようがなかったのかも知れません。


下山後、靴やズボンにびっしりついたどろぼう草を取り除くのに、
登山に要した時間より多くかかってしまいました (^_^;)


さて。

ちなみに、忽那山は、「 山」もしくは「 山」と書いて、
「くつわやま」と書いてた時期もありました。

「轡」「銜」は、「猿轡(さるぐつわ)」のくつわ。

馬が口にはんでる馬具・「はみ」です。

忽那山城(もしくは轡山城・銜山城)は、忽那因幡守藤原通定が居城しました。

応永2年(1395)頃のことです。

南北朝時代には、中島の泰ノ山の城主だった忽那式部小輔が入城し、
以来、忽那氏が代代、城を治めてました。

登山道沿いにあるわずかな平地が往時の曲輪跡かも知れません。

でも、戦前、松山海軍航空隊基地の砲台建設時に地形が破壊・改変され、
さらには、浄化センターなどの建設で、
城跡の名残も消えてしまった可能性もありますが。

永禄8年(1565年)、豊後の大友氏が伊予に侵攻した際には、
当時の城主・忽那通著が、来島通康、村上武吉らと共に大友軍を撃退、
城も守り抜きました。

通著は、織田信長の時代には、逆に豊後に出陣したりもしました。

忽那一族は、秀吉による四国攻めで討ち死、滅亡したそうです。

ちなみに、岩子山の西麓には、忽那通著らをお祀りした「忽那社」があります。

刀剣を奉納すると、足の病気にご利益があるそうです。

忽那山の山麓、浄化センターの辺りは、陸軍歩兵第22連隊の小銃射撃場があったり、
航空隊が使用していたりしました。


と云うわけで、念願の忽那山に登頂することができました。

正月早早、こいつは縁起が良いやって感じで年の初めを過ごすことができました。

あの陽光桜が咲いて散るまでは、誰でも簡単に山頂に立つことができると思います。

GW以降は背の高い雑草が勢力を取り戻し、
羽虫がぶんぶん、クモの巣が行く手を阻むので、
登るならいましかありません。


誰でも簡単に登れるようにしてくれたサクラ植樹の団体さんに、
心の底から感謝申し上げます。

10年なんてあっという間。

次の10年後には、あのサクラたちが咲き誇り、
お山が紅蓮に染まった姿を見ることができるかも知れません。

近所の小学校の春の遠足の目的地にもなっているかも。


それでは、また、次のお山歩まで。
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忽那山へ行こう! そのいち
2019 / 01 / 02 ( Wed )
ほぼ1年ぶりの更新。

みなみなさま、お元気ですか。

ブログもホムペも更新なくて、心の片隅でもご心配おかけしているかも知れませんが、
なんとかちゃんと生きてます (^_^)


さて、年改まり、平成最後のお正月が来た平成31年1月1日の午後のこと。

まるで街ごと寝正月したかのような静かな市内を原付お散歩してました。

初詣でもしようかと思いつつ。

適当に西に向かって走っていたら、空港の方まで来てしまいました。

松山空港真横にある空港南第二公園で、まったり、離着陸を見学したり、
帰省客、観光客の送迎で賑わうターミナルを一瞥したり。

久しぶりに、帝人工場の西側にある、海堤防沿いの狭い抜け道も走ってみました。

大阪ソーダ松山工場沿いの埠頭を走ると、真っ正面に小さなお山が目に入ります。

陸繋島=陸続きになった小島のようなお山が海岸線にあります。

忽那山 です。



忽那山は「三津の山へ行こう!」で取り上げています。

でもそれは、山頂未踏 のお山としてです。

標高は49mしかありません。

そんなささやかなお山なのに、頑強にはびこった雑草・雑木林が行く手を阻み、
あらゆる侵入者を情け容赦なく拒んでいました。

最初にトライしたのは、10年以上も前、2007年2月のことでした。

それから数年の間に何度かトライしてはみましたが、
その度、結果は同じ、肩を落として帰るの繰り返しでした。

最近ではすっかり、あきらめてしまい、近寄ることも少なくなってしまいました。

悔いを残したまま、10年の時が過ぎていました。

でも、この元旦の夕暮れ時に見た忽那山は、なにかが違って見えました。

あれ?ってなりました。

山頂部分のぼうぼうだった雑木が整理されたように見えました。

緑の土手のような、なだらかな傾斜の地形が露わになっていました。

あきらかに、誰かが山頂に入り、伐採作業を行ったことは明らかでした。

と云うことは…。

急いで麓へ向かいました。


山頂部分は、あきらかに人工的な台形で、土手のような地形が露わになっていました。

忽那山は遠い昔は城跡で、戦前戦中は防空機銃砲台が築かれていました。


ここ10年で初めて見た光景にドキドキしながら、北麓へ。


「コンテナターミナル →」の案内のある丁字路を曲がります。


曲がってすぐ、宮前川放水路に架かる忽那橋の手前をまた左折します。


川に沿ってお山へ向かいますが、入口には車止めがあるので、
自動車の方は入れません。


奥に赤い色の水門が見えます。


電信柱の横に登山口があります。


階段状に見えるこの道は、10年前にもありました。


登山道を登ると、平らかで広い場所に出ます。

10年前、ここいらは畑になってました。

でもいまはなくなって、草っ原になってました。


大きな木の周りにサクラの苗木が植林してありました。

周りは最近、除草作業が行われたような、冬枯れとは違う雰囲気です。


立ち止まって改めて、「忽那山」についてネット検索してみました。

昔はまったく検索結果がなかった忽那山でしたが、いくつかのブログがヒットしました。

ブログには、大勢の人が伐採、除草作業する風景が収められていました。

国際NGO・公益財団法人「オイスカ」の愛媛支部が中心となって、
松山空港の真横、空の玄関口に位置する忽那山にサクラを植樹し育て、
花咲くお山で旅行者を迎えよう、と云う趣旨の活動が公開されていました。

ときには済美高校の生徒らも参加しているようで、驚きました。

草刈鎌や草刈り機を手にヤブに立ち向かい、
落ち着いた野原に愛媛を代表するサクラ「陽光」が植樹されていました。

その過程で、山頂まで登ることができるお山に生まれ変わったようなのです。

「オイスカ」、「森づくりプロジェクト Mt.Love10」で検索してみて下さい。


まさに、知らぬ間に…って感じでした。

忽那山は、しばらくご無沙汰だった間にいろんなこと、良いことががあったようです。


つづく。

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氷の世界だった、滑川渓谷 2
2018 / 02 / 23 ( Fri )
真冬に、滑川渓谷の奥にある滝を目指して歩いています。

大寒波のすぐあとで、渓谷は奥へ進むほどに気温が下がり、
雪と氷に覆われたモノクロの世界になっていました。


滑川渓谷の特徴である、浸食でできた垂直な岩壁には、
腐葉土との隙間からにじみ出た水が凍ってつららがいたるところに。


写真では分かりづらいけど、数mもの高さに成長したつららです。


ここまで成長すると、氷の滝、氷瀑です。


普段なら、せせらぎの音が涼やかな場所ですが、

氷に覆われているので、耳を澄まさないとせせらぎも聞こえません。


遊歩道の傾斜が増して坂になっているところが、
もっとも凍り付いていました。

軽アイゼン持ってきてよかったぁ。


凍った坂をクリアし、さらに上流へ。


対岸には、つららのカーテン。


遊歩道の左側も氷がびっしり。


今度は、遊歩道の半分が氷瀑で通過不能なほどに凍り付いてます。


迂回ついでに、氷瀑を正面から。

まるで、水の流れ、時の流れが止まったような姿です。

邪魔な氷瀑を迂回し、さらに先へ進むと、

オレンジ色したつららがありました。

下の雪面も黄色い染みがありました。

ここだけ水になにか溶け込んでるのかな。


対岸の10mほどの壁を覆うつらら。

黒い部分は、水量が多いのか、氷がありません。


木が生えたこの岩を回り込むと、いよいよ、「奥の滝」です。

右の岩壁は、浸食によってオーバーハング、
上に行くほど前にせり出しています。

岩を回り込むと、不思議な光景が拡がります。
20180214_0110p.jpg
オーバーハングした高い岩壁に挟まれた巨大な空間が現れます。


昔の人はこの光景を「龍の腹」と例えました。

いま風に例えれば、大きなタンカーの船底にいるような感じかな。


遊歩道は途切れてしまい、河原を足下注意で進みます。


目指すは、竜のお腹の最深部にある「奥の滝」。

でも、つららがまるで牙のようにも見えるので、
お腹の中と云うより、巨竜の口の中にいるみたい。

巨大な竜に呑み込まれたような錯覚を覚える不思議空間です。

左右の岸壁は10mほどの高さがありますが、
一部のつららは、地面にまで到達していています。


奥の滝の間近まで来ました。

左右の岩壁はさらにせり出しています。


岩壁の下から見上げると、鋭利なつららが無数に垂れ下がり、
落下したら即、串刺しにされそうな迫力があります。

暖かくなったらすぐに落下すると思うので、
今日は天気もいいし、真下にはいない方がいいと、
すぐに離れました。


「奥の滝」に到着です。

岩肌を舐めるように水が流れ落ちています。

たまたまなのかも知れないけど、
僕が訪ねたときはいつも、これくらいの水量です。

水温が上がったのか、滝自体は氷結してませんでした。

そこはちょっと残念。


滝周辺の岩壁もオーバーハングしているので、
防水加工な服装なら、滝の裏まで行くことができます。


滝壺は小さく、一部、凍っていました。

滝に向かって左側から、せり出した岩の下を、
身を縮こませて進みます。


真横まで来ました。


滝の真裏には氷がまだたくさん残っていて、
入れそうにありませんでした。


足下には、ガラス玉みたいな丸い氷が密集。


つららの裏から。


先端が二股に分かれたつらら。

天井は低く、身体のすぐ横につららがあったり、水が落ちてたりで、
滝の裏はとても狭い空間ですが、
ざあざあ、水音だけが響いて、妙に居心地がよかったりします。


氷に阻まれて滝の裏には入れなかったので、

手を伸ばし、滝の裏にカメラだけ差し入れて撮ってみました。

カッパにもなる防寒服を着てたので、少々濡れても平気でしたが、
カメラは防水じゃないので、撮影後、すぐに退散しました。

あとから来る人のために、つらら一本折らずに出てきました。


今度は反対側、滝に向かって右側から接近。

少し徒渉しないと右側には行けません。

岩の上は氷や雪が貼り付いてたりで、より慎重に渡りました。


せり出した岩の下は、板状に剥がれた岩が溜まっていました。

滑川渓谷は4千万年前の地質、久万層群の礫岩層で、
堆積した小石や砂が途方も無い時間をかけて、
押し固まってできた岩の層です。

風化や浸食されやすい岩で、
龍の腹のオーバーハングした岩壁は、
まさに川が浸食してできたものです。

岩の層の隙間を川の流れが削ったり、
しみこんだ水が冬、凍って膨張、ひびを拡げたりして、
弱い部分から写真のように板状に割れたりして、
せり出すような地形になってゆきます。

足下がどんどんえぐれれば、やがて耐えきれず、
頭上のせり出した岩盤がどんっと落ちます。

渓谷沿いの垂直な岩壁は、せり出した岩壁が落下したあとの姿です。

そう考えると、いつ天上が落ちてくるか分からないわけで、
長居は無用です。


右側から見た奥の滝。

戻る前に、河原に寝そべって川に直接口を付け、
ごくごく、のどを潤しました。

冷蔵庫で冷やした水のような、固い冷たさはなく、
優しい冷たさの美味しいお水でした。


ずり落ちても、ふくらはぎくらいの水深しかないけど、
刺すように冷たい水にハマるのゴメンと、
また慎重に渡渉して帰りました。


龍の腹にいる間、ずっと僕ひとりっきりで、
絶景を独り占めできました。

それがとてもうれしかったです。


凍った水面の下の流れ。


最後に振り返って。


遊歩道へ戻りました。

下流で明るい声が聞こえたと思ったら、
往きに追い抜いた女性二人でした。

あの凍った坂もなんとかクリアしてたどり着いたみたい。

雪山に大の字に倒れ込んだりして写真を撮り合ってました。

一言二言挨拶を交わしてすれ違いました。

滑川渓谷には初めて来た感じで、さらにこの絶景に出会えて、
ふたりとも笑顔でとても上機嫌な様子でした。


つららの大きさ、岩盤の高さが一目で分かるよう、
遠くから後ろ姿を撮らせてもらいました。

龍の腹のつららはみな、人の背丈の何倍もある、
巨大なつららなのです。


遊歩道を下って帰りました。


「熊の爪」の前から。

遊歩道に中術に下っていて出会った、

倒木の上に並んだ雪だるまファミリー。

僕も“爪あと”を残したくなって、

雪だるまを追加させてもらいました。

冬季五輪中だったので、バンザイさせておきました。


帰り道、5人くらいのグループ、二組とすれ違いました。

みなさん、足下もちゃんと滑り止めを装着、
肩には高そうな一眼レフを提げていました。



渓谷入口の小屋まで戻ってきました。


「滑川清流ハウス」は、土日祝日のみの営業だそう。

ストーブに当たりながら、美味しいコーヒーをいただきたいなぁ。


小屋横の広場に、足跡で作ったハートが (^_^)


坂を下って、路肩に駐めたスクーターの元へ。


雪がなくなる直前で、軽アイゼンを外しました。

日当たりのいい海上地区。


日陰にちょっと雪があるくらいでした。

後ろ髪を引かれる思いで、滑川渓谷をあとにしました。


写真を撮ろうと、スクーターをなにげに駐めたら、

道端に三角点を見つけました。


「海上北」四等三角点、標高は、477.28mです。

滑川渓谷のある谷を振り返って。


滑川渓谷の後ろのお山は、
青滝山と黒森峠の間にある本谷山。


帰りの県道は、雪もかなり溶けていました。

でも、ゆっくり、安全に下っていたら、
右の土手を、がさがさっ駆け上がる小さな影が!

小さな影は、少し上がった木の根元に隠れるように立ち止まり、
こちらの様子を見ています。


野生のおサルさんでした。

隠れきってるつもりだったのか、それ以上、逃げませんでした。

お腹が空いて、里の畑や、軒先の干し柿でも盗りにきてたのかな。

いたずらしちゃダメよ、と声をかけてバイバイしました。


と云うことで、つららだらけの滑川渓谷、終わりです。

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00:59:15 | コメント(回答)(0) | page top↑
氷の世界だった、滑川渓谷 1
2018 / 02 / 18 ( Sun )
氷結した白糸の滝の訪問記をアップした翌日、
ちょっと散歩がしたくなって家を出ました。

でも、途中で気が変わり、一旦帰宅。

滑り止めの軽アイゼンをスクーターのメットインに放り込み、
旧国道11号線を東へ向かいました。

平井にあるさぬきうどんの店「たも屋平井店」で、
お昼ご飯にうどんをいただき、身体を中から温めてから、
桜三里へ方面へ向かいました。

目指すは、滑川渓谷。


滑川渓谷は、国道11号線・桜三里の途中から南へ分け入った、
東温市と西条市、久万高原町の市境付近にあります。


二日ほど前、松山自動車道の東温~新居浜間が、
降雪により、一時通行止めになりました。

桜三里や滑川渓谷への道が雪で通行できないんじゃないかと、
心配しつつ、スクーターを走らせていました。

結局、桜三里には雪はほとんどなく、
滑川渓谷に向かう県道302号線も最初は雪が全然ありませんでした。

滑川渓谷入口まで約7キロ。

国道から3、4キロほど入った辺りでようやく、雪が積もった場所が出てきました。

圧雪された雪があったのは、木陰のまったく日が当たらないカーブだけでした。

スピードを落とせば、全然、怖くなかったです。

渓谷入口は、明河と云う、日当たりのいい開けた場所にあります。

かなり奥まった場所にありますが、いまでも数軒の民家があり、
段々畑が連なっています。

舗装された道を道なりに進めば、渓谷の入口に到着しますが、
さすがに標高500mを少し越える高さなので、

直前は雪が全然、溶けてませんでした。

なので、坂の上の駐車場まで上がるのはあきらめ、
手前の路肩に駐車しました。

僕が到着する直前に1台のクルマが来ており、
やはり、路肩に路駐していました。

先を歩いてく女性二人がクルマの持ち主のようです。



坂の上に駐車場と土日休日だけ営業する小屋があります。


この日はお休みでひっそりしていました。


冬は凍結のために使用禁止になってるトイレの横を過ぎ、

雪と氷でモノトーンになった真冬の世界に足を踏み入れます。

足下の雪氷はところどころ、硬く凍り、つるつる。

ここで、軽アイゼンを靴に装着しました。

4つ爪の簡易なものですが、必要充分でした。


河原に出る手前で、壮大なつららのカーテンに出会いました。

背丈よりもうんと高いつららが、数十メートルに渡って居並んでいました。

滑川渓谷の両岸のほとんどは、河川による浸食で、
崖のような岩壁が形成されています。

岩盤と腐葉土層の境から水が沁みだしている箇所が多数有り、

豊富な湧き水が凍り、つららのカーテンになっていました。


この冬の大寒波で、地面まで繋がった氷柱に成長していました。


“滑川”の文字通り、水底を舐めるように川が流れている河原へ。

水量は普段から少ないのですが、八割がた凍っていたので、
河床へも入って行けました。

下流は小さな滝になっており、川岸はつららのカーテンがありました。

 踏まれて凍った雪で滑る一本橋。
対岸へ渡るための一本橋は、夏でも濡れていると滑ります。

軽アイゼンのおかげで、全然、冷やっとすることなく、対岸へ。


左側に遊歩道がありますが、雪に覆われています。


道を外れて、せせらぎ近くを散策。

やがて左側に、「塩嶽」と呼ばれる、浸食でできたオーバーハングへ。

ここにも鋭い牙のようなつららが居並んでいました。


先に進むほどに、地面まで繋がった氷柱が多くなってきました。

えぐれた岩に入り、つららを内側から。


足下も氷に覆われています。


小さな木橋を渡り、鉄のハシゴを登ります。


新雪の下はつるつる滑る氷。

軽アイゼンのおかげで安全に歩けました。

途中で先行していた女性客を追い抜いたのですが、
軽アイゼンなんて持ってないだろうし、着いてこられるかなぁ…。

滑川渓谷はここからが素晴らしいんだけど。


河原とあまり高さが変わらない右側を歩きます。


ちなみに、川岸を指す言葉に「右岸」「左岸」がありますが、
川岸のどちらが右岸か、左岸か、実はちゃんと決まっています。

川の上流側から下流側を見て、
右側を右岸、左側を左岸と云います。

ご存じでした?

さて、いま僕は上流に向かって歩いているので、
言葉の意味に忠実に従って表現すると、
(写真の)右側の左岸を歩いています。

右の左…。

ややこしい…。

なので、見た目に忠実な「右側」「左側」を多用しています。


と云うわけで、また橋を渡って左側へ。


橋は小さな渕「箕渕」の下流に渡してあります。


箕渕は小滝の滝壺で、ほぼ氷に覆われていました。


お昼時だったので、左側の川岸には日が当たっていました。

日向はぬくぬく、日陰はめちゃさむ。


河原に降りて下流側を撮影。


上流は、小さな渕・甌穴が階段状に連なっています。

夏、水着姿でお尻滑りしたら楽しそうな場所です。


ま、いまは、氷の欠片がくるくる回るくらい冷たいので、
夏の絵はちょっと想像しづらいけど。


野ウサギかなぁ…。


柵のある区間が少しだけあります。


川面と高度差があるためです。

対岸にはつららがまた居並んでいます。

遊歩道の柵はいつの間にか終わって、

右側の林に小さな滝「熊の爪」がある場所へ。


この橋は、その「熊の爪」に行くためだけの橋です。

、川の左側をそのまま登っていきます。

右側の丸い岩はめっちゃ巨大です。


丸い巨石の下の渕は凍り付いてます。


つづく。

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23:40:00 | コメント(回答)(0) | page top↑
凍った白糸の滝へ
2018 / 02 / 13 ( Tue )
昨年末にアップした「湯けむりスタンプラリー16」の地図、
このブログでしか情報をアップしてないのに、
いろんな方に利用していただいてるみたいで、ヨカッタです。

先日、全26湯、入湯し終え、パーフェクト達成です。

休みが限られてるし、スクーター移動と決めていたので、
南予とか一日4湯、ハシゴした日もありました。

松野のぽっぽ温泉、新宮の霧の森交湯~館、
遠かったです。

一本松温泉とか、ラリーリストに入ってなくて、ホントヨカッタ (^_^)

でも、ハシゴ中に湯冷めしちゃったのかなぁ、
ここ数日、酷い風邪をひいて寝込んでしまいました。

熱はなくて、逆に悪寒が酷く、のどががらがら。

1週間寝てやっと風邪本体は抜けてくれたけど、まだのどがダメです。

とほほ。


で、なんとか動けるようになって仕事にも出られるようになった先日、
久しぶりに街に買い物に出たんですが、
石鎚山とか、ずっと身近な皿ヶ嶺とか雪で真っ白じゃないですか。

松山市内は雪なんてちらついただけなのに、
お山はしっかり積もってたみたいで。

白髪頭の皿ヶ嶺を見てたら、
あの麓にある 白糸の滝 にとても会いたくなりました。


スクーターを走らせ、南へ。

やがて、乾いた冬の空気にのどが悲鳴を上げ始めました。

咳が止まらず、気管内の異物感がピークに達し、吐き気まで。

のど飴で潤しながら、騙し騙し、少しずつ滝へ、近づいていきました。


当サイトの常連さんならとっくにご存じだと思いますが、

白糸の滝は東温市にあります。

駐車場とか整備されてる「白猪の滝」の方がメジャーだけど、
僕は、いつ行っても観光客ひとりいないで、滝を独占できる、
白糸の滝の方が大好きです。


この季節、白糸の滝までのアクセス道路も雪まみれなのですが、
今年は珍しく、滝入口直前にしか積雪しておらず、
ぎりぎりまで、スクーターで行けました。

遊歩道にはしっかり、積雪していましたが、
雪と云うより、表面が溶けて再氷結したアイスバーン状態。

軽アイゼンすら持ってきてない状態だったので、
滝まで、普段の3倍以上、時間がかかってしまいました。

ま、雪まみれの渓谷をじっくり楽しみながらだったので、
時間は気にしていませんでした。

と云うか、まだ、病み上がりだし。

でも、渓谷の澄んだ空気は痛んだノドにとても優しく、
呼吸が荒くなっても、ほとんど咳が出ませんでした。

えっちらおっちら。

体力の落ちたからだを引き揚げ引き揚げ、
ようやく、白糸の滝にたどり着くことができました。


雪まみれのテラスから見た滝は、見事に氷結していました。

ここまで凍り付いた姿を見たのは何年ぶりだろう。

今年はそれだけ、よっぽど寒いんだ。


滝壺の氷は積もり積もって2m近く盛り上がってました。

氷が分厚いからか、ここだけ、青い色。


下流方向。

デジカメじゃなく、スマホで撮影したので、
雪の白さがばらついてるけど、

せせらぎはすっかり、雪にと氷に覆われて見えません。


滝の周囲をちょっと離れた視点から。

 テラスのテーブルセットも雪まみれ。

 テラス直前の遊歩道。
最後の最後が凍ってつるつるで一番怖かったです。


滝を横から。

…と、ちょっと息が切れて、頭がふらっとしてきたので、
雪の上にごろんと横になりました。

防寒対策は完璧で、雨カッパにもなる服装だったので、
雪の上に倒れ込んでも水も寒さも沁みてきません。

ふかふかな雪じゃなかったけど、気持ちよかったです。

 空の迷路。

甘えてるネコみたいに、雪の上でゴロゴロしていると、
長野や北海道で何シーズンもの冬を過ごしてきた遠い記憶が、
昨日のことのように思い出されます。

やっぱり、僕は雪が好きなのだと思うのです。

あの頃付き合っていた、海なし県に生まれた彼女が、
いつか海のそばに住みたいと云っていたように、
雪なし県生まれの僕は、雪が積もる街に住みたいのだ。

いまでも、ずっと。


ノドがいい加減渇いたので、雪を食べようと、
きれいなところをほじほじして、ぱくり。

雪と云うより、小さな氷のつぶつぶ状態だったけど、
口に含むとさらっと溶けて、痛んだ気管のあら熱を取ってくれました。


起き上がって、もう一度、滝に接近。

滝壺に降り立とうとしたのですが、氷は体重を支えるほどには厚くなく、
バリンと大きく氷が割れて、もう少しで靴を濡らすところでした。


氷の滝を形成するつらら群。


流れる時間さえ閉じ込めたような姿のつらら。


周囲の岩の表面にこびりついた氷。

飛沫の勢い、方向そのままに凍り付いてて、
まるでドラゴンのうろこみたいでした。


また雪の上でゴロゴロして、冬を充分に満喫してから、
下山に取りかかりました。

 冬の間にもう一度、来られるといいなぁ。

と云いつつ、家からたった30分~1時間で来られるんだよね。

その気になればいつだって会いに来られる。

その「いつだって」につい甘えて、ご無沙汰してしまうんだけど。


滝に一礼して背中を向けました。


凍った遊歩道、往きに撮れなかった分、帰路に撮影しました。

 滝直前の雪の状態を振り返って。
さらには、誰かが尻セード、お尻で滑って降りたために、
雪の表面が滑り台状態になって凍り、靴のソールがまったく効きません。

上りより、下りは特に滑って怖かったです。


下から3つ目の橋の直後がもっともアイスバーン状態です。

こうなると、普通の靴ではバランスを保持できません。

不格好なほどに身体を縮こませてクリアしました。

 橋の上も圧雪された雪が凍ってます。
手すりを持って慎重に。

対岸の山道は危険なほどには積雪してませんでしたが、
一カ所だけ、難所が。


谷筋に架けられた手すりのない板橋がアイスバーン状態で、
さらに傾斜してるしで、ここはとっても緊張しました。

もうしゃがんでずるずる歩いて下りました。


ちなみに、この遊歩道は、昨年の台風でかなり被害を受けました。

しばらく、通行止めになっていました。

白猪の滝に比べて観光客が少ないので、ちゃんと直してもらえるのか、
ずっと心配してました。

遊歩道再開の報告も届かなかったし、
滝にたどり着くまで、ちょっと、ドキドキしてました。

この板橋の辺りも斜面崩落で道が寸断されてましたが、
いまはもう、すっかり、遊歩道らしく元通りに。


 ふたつ目の橋から。
橋の上はやはりアイスバーン。

 ぷち氷瀑。

 川はほぼ、水面が見えません。

てすりを掴んで慎重に下りつつ、
 ふたつ目の橋を見上げて。


下からひとつ目の橋まで下ってきました。

 橋の下の氷を見たくて、ちょっと寄り道。

 橋の下のぷち氷瀑。
ここも時間が止まってます。

水面に近づけたので、手のひらで水をひとすくい、ふたすくいして、
再び乾いてきたのどを潤しました。

雑味がなにもなくて、美味しい水でした。

とても冷たい水だったけど、ノドを通過した途端、すぐに所在が分からなくなり、
とっくに細胞に吸収されたような不思議な感じでした。

 ひとつ目の橋までも雪と氷まみれです。
下りは一度や二度、ずるっとこけちゃいます。

でも、なんとか尻餅は着かずに遊歩道を脱出、林道まで下れました。

 林道こそ、酷いアイスバーンなんだけど。


以前、公衆トイレのあった駐車場はつるんつるんです。

傾斜もあるので、ノーマルタイヤじゃ絶対、危険です。

でも、今回はここまで、林道に雪がなかったんですよね、珍しく。

だから、ノーマルタイヤでも駐車場まで上がって来ちゃう人もいるかもね。

だけど、最後の最後にタイヤが滑って斜面を上れなかったり、
クルマの向きを変えようとしてもスリップして脱輪したり、
いろいろ起きそうな予感です。


この冬、滝見物に出かけられる方は、靴の滑り止めは必須です。

靴底に簡単に装着できる、4本爪の軽アイゼンくらいは欲しいです。

最悪、荒縄を靴にぐるぐる巻きするとか、
なにか工夫してお出かけして欲しいです。

充分、その工夫・苦労のしがいのある光景に出会えますよ。


と云うことで、大満足して下山しました。


でも、平野に出た途端、気管支炎が再燃。

やっぱ、空が開けた重信の田園地帯でも、排気ガスとかで、
ノドがすぐにイガイガ。


身体が冷え切る日没前に急いで帰宅しました。


昨日、松山道が通行止めになるくらい、雪が降ったらしい。

すぐにまた行きたいよう。

うずうず。

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