2012 04123456789101112131415161718192021222324252627282930312012 06  
登山は気を付けて、な話 文字ばかりだけど
2011 / 05 / 24 ( Tue )
大型連休中、山岳遭難事故が相次いだので、新聞各社から「気を付けて」的なまとめ記事が出ています。

文字ばっかりで、読みづらいかも知れませんが、
誰かの助言がいつか我が身を救うこともありえる ので、
流し読みでもいいのでご一読下さい。

朝日新聞・滋賀から、

「手軽に登山」ご注意

 県内で山岳遭難が増えている。
登山人気もあって、安易な計画や準備不足が原因だ。
夏に向けて登山シーズンは本格化する。
県警は登山道を点検するとともに、登山者に注意を呼びかけている。

【県内、今年の遭難13件/届け出3件のみ】

 「午後から雨の予報です。無理せずに登って下さい」。
大津北署の山岳警備隊13人が21日、比良山系を登り、登山道の道標や携帯電話の通信状況をチェックし、事故の起きた場所などを記した「危険箇所マップ」を登山者に配った。

 県警によると、県内で今年に入っての山岳遭難は今月18日現在、13件で、昨年の同時期より5件多い。
山菜採りや日帰り登山など比較的手軽に出かけたときに道に迷ったり、滑落したりしているという。

 大型連休中の2〜5日には7件が集中。
3日には米原市の伊吹山と霊仙山で、足を滑らせて転倒し、動けなくなった登山者が携帯電話で救助を求めてヘリコプターで病院に運ばれた。
また、13件のうち登山届を出していたのは3件だった。

 県警が遭難者に話を聴いたところ、
「地図を持っていなかった」
「ルートを十分に確認していなかった」
と答えたという。
県警地域課の広部寿次席は「登山届はインターネットでも出せる。
ルートを十分に確認して、余裕を持った計画を立ててほしい」と話した。

【準備どうする?/防寒具■手描きマップ】

 カラフルなファッションで登山をする「山ガール」が出現し、登山を楽しむ層が広がっている。
レジャー白書によると、2009年の全国の登山人口は1230万人と、前年の590万人から2倍以上に増えた。

 県内の山は1377メートルの伊吹山を最高峰に、いずれも千メートル級と比較的登りやすい。
アクセスも良いことから県外からの登山者も多く、初心者にも人気が高い。
だが、専門家は「準備が足りなければ、どんな山でも危険」と指摘する。

 登山用品店の「好日山荘」フォレオ大津一里山店の松村伊一郎店長(41)は
「必要な装備は歩く距離や時間によって変わる。軽装での登山は絶対に避けてほしい」
と話す。
特に、体が冷えると動きが鈍り、足を滑らすなどの危険もある。
山は天気が変わりやすく、「着替えや防寒具は必ず持参を」という。

  大津市で登山用品店「岩と雪」を経営する国際山岳ガイドの山本一夫さん(65)は、登山前に自分で手描きの登山マップ「概念図」を作製することを勧める。
谷や川の名称を覚えることができ、地形のイメージもできるため、ルートを間違えた際に気づきやすいという。
「泳げない人が泳げるようになるには練習が必要なのと同じ。
初心者は登り方を学んでから山に登ってほしい」

■日帰り登山に必要な準備■

 「好日山荘」フォレオ大津一里山店によると、登山の「三種の神器」は登山靴、ザック、雨がっぱ。
いずれも歩く時間や距離に応じて選ぶ必要がある。
迷ったら店の人や経験を積んだ人に行き先やルートを伝えて相談する。

◆登山靴
 自然歩道向きの足首が出る「ローカット」や、2千メートル級の山にも対応する、くるぶしまで保護できるブーツ型の「ハイカット」など、目的地に合わせて選ぶ。
足の形は人それぞれ違うので、何足もはき比べる。

◆ザック
 日帰りの登山なら20〜30リットルのタイプが適している。
背負ってみて、特に自分の肩に合った背負い心地の良い物を選ぶ。

◆雨がっぱ
 防水性と透湿性に優れた物で、袖口などから水が入りにくいタイプを選ぶ。
寒いときに中に重ね着が出来るように、少しゆとりがあるサイズにする。

◆5時間歩く場合の持ち物
 地図、コンパス、飲料水(1.5リットル)、着替え、ライト、笛、毛布代わりのアルミシート、固形燃料、ライター、非常食など。


手書きマップを書いてみる、というのはいい意見ですね。

登山ルートをどれだけ把握しているか、不足部分も一目で分かりますから。

■日帰り登山に必要な準備■ の装備類は必要最低限。
登山グッズはイコール、いざという時のサバイバルグッズですからね。




毎日新聞・長野から、

信州・取材前線:山岳事故多発(その1) 夏山に向け登山者に警鐘 /長野

 ◇「危機管理能力」が必要

 登山者でにぎわう県内で、山岳遭難事故が増加傾向にある。
今年のゴールデンウイーク(GW、4月29日〜5月8日)には過去10年で最悪となる21件の遭難が発生し、8人が死亡した。
自然を満喫し、楽しいはずの登山。
予期せぬ事故で命を落とす悲劇を無くせないものだろうか。
まもなく、全国から登山者が多く訪れる夏山シーズン(7、8月)を迎える。
県警が山岳遭難の多発に警戒を強める中、改めて登山者自身の「危機管理能力」の向上が求められる。

 ◇例年以上の残雪

 4月29日午後4時ごろ、白馬村の北アルプス白馬岳(2932メートル)の大雪渓付近で幅約100メートル、長さ約1キロに及ぶ大規模な雪崩が発生。
3パーティーの計5人が雪崩に巻き込まれ、横浜市の男性(63)▽千曲市の男性(69)▽川崎市の男性(41)−−の計3人が死亡、2人が重軽傷を負った。

 「当日はいつ雪崩が起きてもおかしくない状況だった」
 遭難発生時に県警と連携して救助にあたった北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会(遭対協)の救助隊長、降籏義道さん(63)は振り返る。

 今年は4月まで例年よりも寒く、残雪も例年以上に多かった。
発生当日も明け方まで雪が降り、新雪が約1メートル積もっていた。
救助活動の最中も「雪渓上部で発生した新たな雪崩が現場を覆い、作業は難航した」という。

 午前中は天候が回復したが「大雪渓の場合、4、5日間は雪が降っていないのを確認してからでなければ、登るべきではない。
知識が不足していたのでは」と、登山者の認識の甘さを指摘する。

 ◇計画提出は半分

 事故予防のため、他県では登山を規制するところもある。
富山県の剱岳では1963(昭和38)年に大学生のパーティー13人が死亡した遭難事故を教訓に、登山計画書の提出を義務づける条例が制定された。
群馬県の谷川岳でも、険しい岩場などを「危険地区」に指定。
時期によって入山を禁止する条例があり、従わない場合、罰則もある。

 県内では今のところ条例制定の動きはないが、GW中に遭難した23パーティーのうち、登山計画書を提出したのは「11パーティー」と半分以下にとどまる。
事故の増加が続けば規制への流れもできかねない。

 ◇携帯で天候把握

 県警山岳遭難救助隊の宮崎茂男隊長は
「本来、山は自己の責任で入山し、規制されるべき場所ではない」
という。
一方、登山者へ
「自分が遭難するかもという意識が足りない。状況に応じて身を守る『対応力』が必要だ」
と警鐘を鳴らした。

 対応力とは何か。

 海外の名峰も経験した降籏さんは「天候を把握すること」という。
現在は山の稜線(りょうせん)上などでは携帯電話が通じる。
携帯サイトから天気図やアメダスのデータを見ることができる。
そのデータから「山の天候がどう変化するのかを予測することは可能」とし「雨や強風を予想することで、多くの事故は回避できる」と訴える。

 登山者に対して
「常に自然と対峙(たいじ)するのが登山。
だから事前の準備や態勢を作って、危険の中でもリスクを低くすることに価値がある」
と呼びかけた。


毎日新聞・長野から、

信州・取材前線:山岳事故多発(その2止) 遭難者の8割が40代以上 /長野

 ◇「体力の低下に注意」

 県内では近年、遭難件数と遭難者数はともに増加傾向にある。
県警地域課によると、09年より7万5000人増の59万6000人が登山に訪れた10年は、年間遭難件数は213件、遭難者数は231人となり、ともに過去最多となった。
遭難者のうち、39人が死亡。

 15日現在、発生件数は前年同期比6件増の46件。
死者も同9人増の15人と増加に歯止めが掛からない状況が続いている。

 遭難者の年代別では、40代以上の中高年者が多くの割合を占めるのが特徴だ。
10年の遭難者のうち、76・2%(176人)は中高年者で、06〜09年も約8割の遭難者が40代以上。
死者の年代別でも中高年者が約87%を占める。

 遭難死者が84人と過去最も多かった1967(昭和42)年は全国的に登山ブームがあり、同課は
「団塊世代が子育てなどを終え、ブームの時に経験のある登山に回帰する傾向もあるのではないか」
と予測する。

 遭難の形態では、約半数が転・滑落と転倒が原因となっている。
遭対協の降籏さんは
「中高年になると、筋力・バランス力が低下して、ちょっとした段差や浮石でつまずき、事故につながるケースが多い。
しかし、能力の低下に気づいていない人が多いのではないか」
と、自分の体力への過信を指摘する。

 山岳用のストックをうまく使うことで、登山道の上り下りでバランスを保つのに役立つという。
さまざまな装備を活用し、年相応の対応策を取ることは「事故の減少にも有効だと思う」と話した。


長野県警山岳遭難救助隊の隊長さんの、

「本来、山は自己の責任で入山し、規制されるべき場所ではない」

は、僕も同感です。

ただ、自己責任だって知らない人が多すぎるとこが問題なんでしょうね。

すぐギブアップして携帯電話で救助を求める風潮。
命の問題だし、通報を躊躇してる間に深く道迷いして前後不覚に陥るなど、事態が悪化する前の早めの救助も大切だけど、
セルフレスキューを充分試みてからでも遅くない。

セルフレスキュー=自己責任。
関連記事
13:23:01 | コメント(回答)(0) | page top↑
遭難まとめ 追加<<古い方< 最新記事 >新しい方>>疲れにくい登山のポイント
コメント
コメントの投稿














←管理人以外は読むことができないメッセージにしたい場合はチェックを

遭難まとめ 追加<<古い方< 最新記事 >新しい方>>疲れにくい登山のポイント