5月27日(金)産経新聞から、北アルプス杓子岳に白骨遺体 長野
大町署は26日、長野・富山県境の北アルプス、杓子岳(しゃくしだけ)(2812メートル)の南約300メートルの杓子沢斜面で白骨化した遺体を発見、ヘリコプターで収容した。
同署は遭難者とみて身元を調べている。
大町署によると、杓子岳で山スキー中の男性(43)が25日、雪上の遺体を発見、通報を受けた同署が捜索していた。
杓子岳
西日本新聞から、山岳救助訓練が本番に 遭難の4中学生助ける 英彦山
27日午後3時半ごろ、福岡県添田町の英彦山(1200メートル)で田川署員約20人が山岳救助訓練を終えて下山したところ、「登山中の女子中学生4人の行方が分からない」と情報が入り、急きょ「本番出動」する一幕があった。
署員たちは山に引き返し、約2時間後に4人全員を無事救助。
訓練に同行した村上賢二署長は「初動が早く、暗くなる前に見つけられた」と胸をなで下ろした。
同署は例年、本格的な登山シーズンを前に、けが人の担架搬送や転落者をロープで助ける訓練を実施。
この日、署員たちが訓練後に麓の英彦山駐在所に戻ると、先ほどまで登山していた山口県下関市の中学校の生徒約150人が「2年生4人がいない」とそばの駐車場で騒然としていた。
同署はすぐさま5班に分かれて捜索を開始。
同駐在所の八幡貴史巡査部長(31)の班が、行動予定とは別のルートの神社にいた4人を見つけた。
下山の際に道を間違えたという。
山周辺は救助後まもなく霧に覆われ、雨に。
八幡巡査部長は
「訓練が本番になるなんて初めてだろう。4人が動かずにいて、無事で良かった」
と話した。
英彦山
先生はちゃんとせんといかんばい!
5月29日(日)秋田放送から、タケノコ採り 2人不明
県内ではタケノコ採りの遭難が相次ぎ、鹿角市と小坂町で2人が行方不明になっています。
行方がわからなくなっているのは、鹿角市十和田瀬田石の無職 石川倉造さん84歳です。
石川さんは29日の昼過ぎから鹿角市十和田大湯の山で、家族と一緒にタケノコ採りをしていて行方がわからなくなっています。
小坂町小坂字砂子沢の山でもタケノコ採りの男性の捜索が行われています。
行方がわからなくなっているのは能代市松長布の会社員 大山肇さん54歳です。
大山さんは29日午前2時過ぎに小坂町の山へひとりでタケノコ採りに出かけたまま、行方がわからなくなっています。
5月30日(月)読売新聞から、遭難中ツイッター…遍路の女性ライター無事救助
愛媛県警西条西署は30日、石鎚山系で歩き遍路中に遭難したフリーライター森知子さん(38)(東京都練馬区)を、西条市小松町の山中で保護したと発表した。
森さんにけがはなかったが、衰弱状態で病院に搬送された。
同署によると、森さんは29日午前9時頃、第六十番札所・横峰寺を目指し、町内の民宿を出発。
約3時間後に道に迷い、同寺を通じて119番した。
台風2号の影響で当時、市内では15ミリの時間雨量を観測。
山中は濃霧で足元さえ見にくい天候だった。
同署員らが捜索にあたり、30日午前9時20分頃、県警ヘリコプターが同寺の北約4・2キロの山道で手を振る森さんを発見した。
森さんは遍路体験を執筆するため取材中。
雨がっぱにTシャツ姿でうずくまり、おにぎり1個とあめ数個で、一昼夜の空腹をしのいだという。
また、携帯電話の電池が切れるまで、簡易投稿サイト・ツイッターで遭難状況を発信。
同署員に「山を甘くみていた」と話したという。
横峰寺
積雪期を除き、多くの歩き遍路さんがたどる山道なので、道標も多く、踏み跡もしっかりしていて、
迷うことは滅多にないと思うのですが、道に迷うのも苦行のひとつと思えば、
助かったのもお大師様のお導き。
ほんの100年前までは、行き倒れるお遍路さんも珍しくなかったし、
名も知らぬお遍路さんのための供養塔が四国中に見られます。
本来、歩き遍路は厳しいものです。
それにしても、「遭難なう」と云ったかどうかは知りませんけど、遭難状況をツィートするなんて、時代だなぁ(^_^)
でも、最悪の状況を考えたら、バッテリーが無くなるまでツィートし続けるなんて、ダメよね。
緊急連絡のためにもバッテリーの余力は残しとかないと。
そこだけでも「山を甘くみていた」のは間違いない、愚かものじゃ! 喝っ!!
2011.10追記&フォロー:
森さんはこの後、無事にお遍路を終えられたそうです。
ヨカッタ、ヨカッタ (^_^)
そして、記事中に「遍路体験を執筆するため取材中」とある通り、
お遍路の途次にあった出来事をまとめた本を出版されました。
『バツイチおへんろ』。横峰での出来事についても書かれてると思うけど、
報道内容があまりに少なすぎたので、資料として読んでみたいです。
明日は我が身。
- 関連記事
-