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遭難まとめ 7月5日~10日
2011 / 07 / 12 ( Tue )
富士山でもう死亡事故が起きてたんですね…。

7月5日(火)

毎日新聞・静岡から、

増える富士山遭難者 軽装…目立つ準備不足

◇県、動画でも注意喚起

 夏山シーズンを迎えた富士山で、山岳遭難が深刻な問題となっている。
県警によると昨年夏期(7~8月)の静岡県側の遭難者数は46人と、記録が残る1973年以降最多となり、山梨県側と併せて49人が遭難した。
軽装で登るなど登山者の準備不足が目立ち、静岡県は今年からインターネットに安全な装備着用を訴える動画を投稿するなど注意喚起に躍起だ。
だが登山者が年々増加し30万人を超える現状では限界もあり、登山者側の意識向上に委ねられているのが現状だ。

 今月5日、富士山頂付近で東京都から来た男性(45)の遺体が発見された。
男性は秋冬用の長袖フリースを着ていたが、検視の結果、3日夜から4日朝にかけて低体温症で死亡したとわかった。

 遺品のデジタルカメラに残された画像から、男性は3日午後7時ごろ山頂に着き、約2時間半は付近で写真を撮影していた。
風雨が強かったが、ご来光を見るため徹夜しようとしていたのかもしれない。
県警山岳遭難救助隊の真田喜義隊長は、
「途中で寝てしまって力尽きたのだろうか。雨具を着ていたら、低体温症は防げたかもしれない」
と話す。

 3日夜から4日未明にかけ、気温は低い時でも5.8度。
山頂の平年の最低気温に比べ4.6度も高いが、風雨で体温が著しく奪われたとみられる。
強風で飛ばされたのか、リュックサックは付近で見つからなかった。

 日本一高い富士山は夏でも悪天候で命を落とす。
だが、準備を十分せずに入山する人が後を絶たない。
県警地域課によると、昨年夏期の静岡県側の遭難の主な原因は、
▽高山病・脱水症などの発病12件
▽転倒・転落など11件
▽体力不足・足痛8件
▽道迷い5件
--。
同課の井出友作次席は「転倒や足痛は事前のトレーニングで防げるものばかり」と話す。
道迷いのうち4件は、登山を控えるべき大雨と濃霧の注意報が出た昨年8月13日に起きた。

 環境省によると、10年夏期の入山者数は32万975人と、過去5年間で最多。
また、同省が昨年7~8月に入山者約1000人に行ったアンケート調査では、入山者の約4割が登山初心者だった。

 県は昨年、登山口に「富士登山ナビゲーター」と名付けた臨時職員を配置し、事前準備が不足している登山者に注意を呼びかけ始めた。
外国人登山者向けに英語や中国語を扱える人もいる。
だが、県観光政策課は、
「軽装で登る人に注意しても、『せっかく来たから登りたい』とか、『大丈夫だよ』と無視して山頂を目指す人も多い」
と嘆いた。

 真田隊長は「登山は最終的に個人の意識が重要。
登る人は富士山を観光地として見ず、登山者としての準備をしてほしい」と話している。


「雨具を持っていたら…」で思い出したのが、先日、本屋で目にした雑誌の富士登山特集ページの、
突然降り出した雨に濡れながら下山する姿を多数見た、という一文。

“山の天気は変わりやすい”も知らない人たちは、登山の三種神器のひとつの雨具も当然のように持ってません。

天候が激変しやすい富士山。
冷たい雨に濡れ、ぶるぶる体を震わせながら下山する姿がとても多くて驚いたそうです。

先日、観光の悪影響を懸念して入山料導入が見送られたくらいのレベルですから、
軽装登山者を追い返したり、積極的に指導することも、
(山小屋から「追い返した客の分のキャンセル料払え!」って文句云われそうで)できないでしょう。

自分の身は自分で守る。

登山の基本をいま一度思い出し、どうか安全に!


7月7日(木)

産経新聞から、

82歳男性が遭難か 丹沢・塔ノ岳

 神奈川県秦野市の丹沢山地の塔ノ岳(標高1490メートル)へ登山に出かけたまま同市の無職男性(82)が帰宅しないと7日夜、男性の妻(84)から秦野署に届け出があった。
同署は8日、男性が遭難したとみて捜索したが見つからなかった。

 同署によると、男性は6日午前5時ごろ、妻に「塔ノ岳の山荘に泊まり、7日に帰ってくる」と自宅を出た。
6日午後2時すぎ、塔ノ岳に向かう登山道で男性の姿が登山客に目撃されている。

 男性は灰色上下ジャージー姿で、灰色のリュックサックを背負っていた。

 県警は8日午前から、ヘリ2機と署員ら27人態勢で捜索したが日没で中断。
9日朝から再開する。


  塔ノ岳


7月10日(日)

中国新聞から、

広島の男性、大山で遭難か

 10日午前11時10分ごろ、鳥取県の大山(1729メートル)に登山に来ていた広島市の無職田積真一たづみ・しんいちさん(62)の行方が分からなくなったと、登山仲間から鳥取県警に連絡があった。
遭難の可能性があるとみて、八橋署などが捜索している。

 同署によると、9日早朝、田積さんを含む広島県山岳連盟主催の登山教室の35人のパーティーが登山を開始。
午前11時半ごろ、田積さんが「トイレに行く」と言って列を離れた。
下山した午後5時ごろ、キャンプ場でいないことに気づいた。
田積さんは携帯電話を持っておらず、連絡が取れないという。


続報:朝日新聞・鳥取から、

大山で不明男性 39時間ぶり救助

 鳥取県の大山へ9日に登った広島市安佐南区伴東1丁目、無職田積真一さん(62)が登山仲間とはぐれ、行方が一時、わからなくなったが、鳥取県警や同県山岳協会などの救助隊が11日、行方不明がわかってから約39時間ぶりに大山東壁の本沢付近で発見し、救助した。
県警八橋署によると、田積さんは頭に軽いけがをし、衰弱もしているといい、鳥取県米子市内の病院に運ばれた。

 県警などによると、田積さんは、大山で計画された広島県山岳連盟主催の登山教室に参加。
9日午前5時にインストラクター5人を含む計35人のパーティーで一向平(鳥取県琴浦町)を出発し、下山キャンプ場(同県大山町大山)へ向かっていた。
途中の午前11時半ごろ、田積さんが用を足すと言って、パーティーの後方へ下がったのを一行のメンバーが確認。
その後、下山キャンプ場へ着いた午後5時ごろ、田積さんがいないのに気付いたという。

 八橋署によると、田積さんは
「用を足して登山道に戻ってみると、1人だけになってしまい、本隊に追いつこうと進んだが、焦る気持ちが先行して道に迷ってしまった」
と話しているという。
夜は防寒具を着て木の陰にしゃがみ込んだり、非常食や水を少しずつ取ったりしてしのいだという。

 広島県山岳連盟は
「1人が列を離れるときは、本隊の後方に離れて歩く『スイーパー』と合流するはずだが、今回のことが起こってしまった。
田積さんや引率者らの話を聞き、再発防止に努めたい」
としている。


  大山
ちなみに、日帰りのツアーだったそうで、象ヶ鼻(1550メートル)の手前の沢で列を離れたそうです。
で、気がついたのは、下山後。
遅っ!!(`へ´)


ツアー登山でも安心はできません。

人間は不完全な生き物だから、例え歴戦のガイドでも見落とすことがあるからです。

でも、上記の場合は確かにガイドのミス。
5時間半も人数確認を怠ったまま、パーティは進んでいたのですから。

とはいうものの、ちょっとトイレに行っただけで迷ってしまうのは、
ガイド任せ、前の人の背中を付いていくツアーの落とし穴とも云えるでしょう。

自分ひとりなら自然に道や風景を記憶しながら歩きます。
けれど、誰かの後を付いていく、他人任せの状態だと、そういったことを記憶することがなおざりになります。

例えば、初めて訪れたビルなどで、「こちらです」と先導され、
廊下の角を二つ三つ曲がっただけで、来た方角が分からなくなったりするのと似ています。

これは方向音痴とは別です。

歩いたルートを自分で覚える、と云う行為を無意識に放棄した結果です。

複数のガイドが付いているツアーであっても、登山は登山。
他人任せにしていると、上記のような遭難が簡単に起こりえます。

おしゃべりばかり夢中にならないで、まわりの景色もよーく見て歩きましょう、
せっかく、お山に来たんですから、千変万化する自然を目に焼き付けて帰りましょう。


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