7月17日(日)日刊スポーツから、中央アルプスで30歳男性死亡
17日午前8時45分ごろ、長野県駒ケ根市の中央アルプス空木岳(2864メートル)頂上近くの駒峰ヒュッテから、駒ケ根署に体調不良の人がいると通報があり、県警ヘリが救助したが、病院で死亡が確認された。
同署によると、死亡したのは川崎市多摩区の会社員大野郁実さん(30)。
頂上近くで気分が悪くなり、同行していた会社の同僚がヒュッテに連絡した。
同署は暑さによる疲労が原因とみて死因を調べる。
大野さんと同僚は登山仲間で、16日に入山し、17日に下山予定だった。
空木岳
7月18日(月)読売新聞から、剱岳で67歳女性滑落死
北アルプスで遭難相次ぐ
3連休最終日の18日、県内の北アルプスで登山者の遭難事故が相次ぎ、剱岳では、女性が滑落して死亡した。
上市署の発表によると、午後2時50分頃、剱岳に続く早月尾根のエボシ岩(標高約2600メートル)付近で、京都市山科区椥辻、美容師武藤登美代さん(67)が谷に滑落。
県警山岳警備隊が約3時間後、約150メートル下の雪渓に倒れている武藤さんを発見したが、すでに死亡していた。
武藤さんは17日に4人で入山。
18日は午後2時頃に仲間1人と剱岳に登頂し、山小屋に戻る途中だった。
ヘリによる遺体収容は19日以降になる見通し。
また、午前7時40分頃、朝日岳イブリ尾根の通称馬の背付近の登山道(標高約1860メートル)で埼玉県幸手市の無職女性(57)が足を滑らせて転倒し、右肩を脱臼。
午前10時15分頃には、太郎平小屋から折立へ下る登山道(標高約1750メートル)で、埼玉県和光市のパート従業員の女性(71)が木の枝につまずき転倒し、左膝の骨を折る重傷を負った。
2人はいずれも、県の消防防災ヘリで救助された。
剱岳
朝日岳
北日本放送から、薬師岳で転倒、女性膝の骨折る
18日午前10時15分ごろ、薬師岳の太郎平を経由して登山口の折立に向かって下山していた埼玉県和光市のパート従業員、新井正子さん(71)が登山道で木の枝につまずいて転倒し、歩けなくなりました。
通りかかった登山者が太郎平小屋に携帯電話で連絡し、新井さんは午後0時40分、消防防災ヘリで病院に運ばれましたが左ひざの骨を折る大けがです。
新井さんは、今月16日、1人で長野県側から入山し、18日、薬師沢小屋を出て下山していました。
薬師岳
7月19日(火)産経新聞・関西から、大峰山系で遭難 捜索行けず
19日午後0時15分ごろ、奈良県天川村、大峰山系の弥山(みせん)(標高1895メートル)に単独登山に入った三重県四日市市山分町の会社員、油田克三さん(54)と、「連絡が取れない」と油田さんの姉(62)が三重県警を通じて奈良県警中吉野署に届け出た。
同署によると、油田さんは16日から1泊2日の予定で入山したが、宿泊場所だった宿坊に現れず、下山予定の17日を過ぎても帰宅していないという。
同署は油田さんが滑落するなど遭難した可能性が高いとみているが、台風6号の影響で捜索の見通しは立っていないという。
大峰山系・弥山
台風6号は高知の魚梁瀬で雨量が851.5mmと国内の最多記録を更新しました。
あの激しかった雨風をしのげる岩屋などを見つけて避難してくれていればいいんですが…。
北海道新聞から、幌尻岳で遭難 男性死亡確認
19日朝、日高管内平取町の日高山系幌尻岳(2053メートル)の中腹の川で倒れているのを発見され、搬送先の病院で死亡が確認された男性は、門別署のその後の調べで堺市堺区三条通、無職宮里秀雄さん(66)と分かった。
死因は水死。
同署によると、宮里さんは18日に幌尻岳のふもとの山荘で1泊し、19日午前4時ごろ、単独で登山を始めた。
同署は、宮里さんが川を横切っている最中に何らかの原因で足を滑らせたとみている。
幌尻岳
これからしばらくは、また、遭難まとめがにぎやかになりそうなイヤな予感 (-_-)
お山で遭難する確率は1万分の3。
1万人に3人という確率は、交通事故に遭う確率とほぼ近い数字ですが、
「気がついたら、その3人になってた」
ということがほとんどです。
気がついたら道に迷ってた、
気がついたら雷雲に襲われてた、
気がついたら崖の下で血まみれになってた、
でも、“気がつける”のはいい方。
死んだら気がつく間もありませんから。
自然をなめないこと。
無理をしないこと。
お山からいい思い出だけを持ち帰るのは難しいことではありません。
明日は我が身。
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