fc2ブログ



 2023 081234567891011121314151617181920212223242526272829302023 10  
探す方もGPS導入へ
2011 / 07 / 24 ( Sun )
円高のおかげで、海外のGPS製品も割安になりました。
(でも、まだまだボッタクリな値段で売ってる店も多いけど)

これを機会に買ってみました、早速使ってます、って方も多いと思います。

地球のどこにいようと自分の居場所がピンポイントで分かるGPS。

迷いそうになったとき、GPSに描かれた軌跡やマークに何度、救われたことか。


えっと、今年の2月、北海道の酪農学園大と江別市消防署が、
GPSと無線をつなげて森林や山間地で救助隊員の位置や移動経路を正確につかむシステムを開発したニュースをアップしました。

 → GPS+無線→遭難救助システム、酪農学園大が開発

山中で捜索活動する隊員の位置データをGPSと繋がった無線機(消防無線)で飛ばし、
指揮本部はその位置データを元に「北へ○○m行け」みたいな指令を隊員に出すことができるスグレモノでした。

あれから続報がないので、本格導入に至ったのかも不明なんですが、
GPS自体は山岳救助にあたる地方の警察では導入が進みつつあるようです。

長崎新聞から、

GPS端末に試行錯誤 県警、課題改善し本格配備へ

試験運用中のGPS付き端末 県警は、衛星利用測位システム(GPS)やカメラ機能が付いた携帯電話型端末を試験的に運用している。
警察官の位置情報を把握して的確な人員配置ができるなど、初動捜査への効果が期待される一方、すぐに電池切れするなどの課題も。
県警は運用方法などを改善しながら本格的に配備していく方針。

 県警通信指令課によると、端末(横約5センチ、縦約14センチ)は警察庁の「地域警察デジタル無線システム」の一部で、6月1日に試験運用を開始。
本県には約500台が配備され、対馬北署を除く県内22署で試験運用されており、本年度中の本格運用を目指している。

 端末は地域警察官を中心に配備し、警察署に設置されている表示端末などから位置情報を確認することができる。
6月4日に島原市の七面山であった遭難事件では、端末を持った捜査員を島原署で誘導・指示しながら捜索し、遭難者を無事保護できたという。

 一方、頻繁な位置情報の発信で電池が数時間でなくなったり、携帯電話回線を利用しているため、地域によっては使えない場所があるなどの問題も。
地域課員からは「ずっと監視されているような感じがする」「すぐに電池が切れるので、使い勝手が悪い」といった不満も出ている。
通信指令課の山田哲朗課長は
「位置情報を発信する間隔やバッテリーの容量を増やすなどの検討も進めている。
端末を使う側の警察官の意識改革も含め、本格運用後も改善すべき点があれば対応していきたい」
と話した。


七面山の遭難は情報がまるっきりないのでよく分からないんですが、早速、GPSが役に立ったんですね。

まぁ、「ずっと監視されているような感じがする」って云うのは、やましいことがなければ気にする必要ないよね。

僕なんか、神様の目線が気になって、ゴミのポイ捨てとか絶対できないよ。

うるさい上司以前に、神様仏様に監視されてるんだから。

でも、バッテリーの問題は大きいですね。

最近のスマートフォンや最新ケータイ自体がバッテリーの持ちが悪いですからね。

山の陰に入って圏外になると、電波を探しまわるせいでバッテリー消耗にさらに拍車がかかるし、
「助けて」通話してる間に切れたって事例も結構多いです。
(通話が一番、バッテリーを食うから、SOSはメールが安全だけど、確実に読んでもらえなかったら意味ないが)

ケータイに内蔵されたGPS機能も使いっぱにしてるとさらにバッテリーを消耗します。

充電し忘れた捜査員がバッテリー切れで逆に孤立、ミイラ取りがミイラ、なんてことにならないよう、気をつけてもらいたいです。


ただし、遭難者がどこにいるのか分からなければ、探す側がいくらGPS持ってようが意味がありません。

山に行ったことさえ、分からなければ、ただの失踪人扱い。

登山届を出すとか、家族に行き先を告げるなり、詳しい書き置きをして出かけるなりしておかないと、
例えば、ただ「日本アルプスに行ってきます」だけじゃ、広大なアルプスのどこを探せばいいのか分かりません。

登山口や山小屋で聞き込みしたり、そうこうしてる間に2、3日なんて、あっという間に過ぎてしまいます。

遭難者は手持ちの食料が底を尽いてくるし、ケガした傷口にはハエのウジがたかりはじめ、幻覚や幻聴が始まり…。

んなことにならないよう、行き先はちゃんと伝えておきましょうね。
関連記事

09:06:45 | コメント(回答)(0) | page top↑
おにぎり3個と缶詰2個で6日間<<古い方< 最新記事 >新しい方>>剣岳の錫杖はどこにあった?
コメント
コメントの投稿














←管理人以外は読むことができないメッセージにしたい場合はチェックを

コメントいただくことは、とてもうれしいことです。

ありがとうございます。

けれど、「送信」ボタンを押す前に、いま一度、読み返してみて下さい。

「よく読んでもらえば分かる」

「行間を…」

それを、顔の見えない相手に望んでも、なかなか叶うものではありません。
字面しか、判断材料がないのですから。

当方の記事にお怒りの場合も、大人な対応で、
ぜひともよろしくお願いします。 <(_ _)>

一時の怒りにまかせて書いた文章は、パワーはあっても、
意図が通じなかったり、違う意味に取られたりすることもあります。

感情的なときこそ、冷静で。

でも、お山でも町でもメールでも、自分がイヤなことは他人にしてはいけません。


あと、「バカ」「アホ」「変態」「狂」...
使い用によって他人を不愉快にさせるワードは投稿不可となっています。


当ブログは一個人のブログです。
コメントの削除や受信拒否の設定をする・しないも、私個人の勝手です。
不愉快なコメントは、ばっさり、削除します。

違う意見を持つ人と共存できないクレーマーやヘイトと判断したら、
即、ブロックします。


相手が聞く耳を塞いだら、どんなに正論でも、一生届くことはないでしょう。

いろいろ、すみませんが、ご了承下さい。

おにぎり3個と缶詰2個で6日間<<古い方< 最新記事 >新しい方>>剣岳の錫杖はどこにあった?