探す方もGPS導入へ
2011 / 07 / 24 ( Sun ) 円高のおかげで、海外のGPS製品も割安になりました。
(でも、まだまだボッタクリな値段で売ってる店も多いけど) これを機会に買ってみました、早速使ってます、って方も多いと思います。 地球のどこにいようと自分の居場所がピンポイントで分かるGPS。 迷いそうになったとき、GPSに描かれた軌跡やマークに何度、救われたことか。 えっと、今年の2月、北海道の酪農学園大と江別市消防署が、 GPSと無線をつなげて森林や山間地で救助隊員の位置や移動経路を正確につかむシステムを開発したニュースをアップしました。 → GPS+無線→遭難救助システム、酪農学園大が開発 山中で捜索活動する隊員の位置データをGPSと繋がった無線機(消防無線)で飛ばし、 指揮本部はその位置データを元に「北へ○○m行け」みたいな指令を隊員に出すことができるスグレモノでした。 あれから続報がないので、本格導入に至ったのかも不明なんですが、 GPS自体は山岳救助にあたる地方の警察では導入が進みつつあるようです。 長崎新聞から、
七面山の遭難は情報がまるっきりないのでよく分からないんですが、早速、GPSが役に立ったんですね。 まぁ、「ずっと監視されているような感じがする」って云うのは、やましいことがなければ気にする必要ないよね。 僕なんか、神様の目線が気になって、ゴミのポイ捨てとか絶対できないよ。 うるさい上司以前に、神様仏様に監視されてるんだから。 でも、バッテリーの問題は大きいですね。 最近のスマートフォンや最新ケータイ自体がバッテリーの持ちが悪いですからね。 山の陰に入って圏外になると、電波を探しまわるせいでバッテリー消耗にさらに拍車がかかるし、 「助けて」通話してる間に切れたって事例も結構多いです。 (通話が一番、バッテリーを食うから、SOSはメールが安全だけど、確実に読んでもらえなかったら意味ないが) ケータイに内蔵されたGPS機能も使いっぱにしてるとさらにバッテリーを消耗します。 充電し忘れた捜査員がバッテリー切れで逆に孤立、ミイラ取りがミイラ、なんてことにならないよう、気をつけてもらいたいです。 ただし、遭難者がどこにいるのか分からなければ、探す側がいくらGPS持ってようが意味がありません。 山に行ったことさえ、分からなければ、ただの失踪人扱い。 登山届を出すとか、家族に行き先を告げるなり、詳しい書き置きをして出かけるなりしておかないと、 例えば、ただ「日本アルプスに行ってきます」だけじゃ、広大なアルプスのどこを探せばいいのか分かりません。 登山口や山小屋で聞き込みしたり、そうこうしてる間に2、3日なんて、あっという間に過ぎてしまいます。 遭難者は手持ちの食料が底を尽いてくるし、ケガした傷口にはハエのウジがたかりはじめ、幻覚や幻聴が始まり…。 んなことにならないよう、行き先はちゃんと伝えておきましょうね。 |
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