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加山雄三さん経営スキー場閉鎖へ
2011 / 07 / 31 ( Sun )
子供の頃、TVの野球中継が中止になった時の差し替え番組は決まって映画でした。

夏休み中だったら、『妖怪大戦争』や『百鬼夜行』なんてものもやってましたね。
カッパやぬらりひょん、ろくろく首が西洋の妖怪と戦ったり。
アニメじゃなくて実写もので、めっちゃ、楽しかった (*^O^*)

そして、よく見たのが、加山雄三 さん主演の“若大将シリーズ”。
雨がよく降った年なんか、全17作、見ることができました。

僕は映画大好き少年だったし、映画館やTVで見た映画を全部ノートにつけてたので、よく覚えてます。

(野球大嫌いなTVっ子だったので、見たい番組をつぶしまくる野球中継は最悪だったょ (^_^;)

『○○の若大将』というお決まりのタイトルだった若大将シリーズ。
「北の国から」の 田中邦衛 さんが若大将の好敵手の“青大将”役で出てましたね。

邦画がまだ娯楽の中心だった時代に作られた、元気な映画で、
登場人物はみな、誰も裏切らないし、人の幸せを第一に喜ぶ、優しさにあふれていました。

東宝の若手看板スターで若大将シリーズでさらにステージアップした加山雄三さんは、若大将を地で行くスポーツマンですが、
新潟の湯沢町にある『加山キャプテンコースト』というスキー場のオーナーだったりします。

  加山キャプテンコースト

キャプテンコーストもやはり、バブル景気に乗ってできたスキー・リゾートのひとつ。

でも、開業した1991年にバブルは崩壊してしまいました…。

以来、景気もスキー人口も右肩下がりで来場者数も低迷していたそう。
というか、もうとっくにやめちゃってるのかと思ってたんですが、今度こそ、いよいよダメになったそうです。

読売新聞から、

若大将のスキー場、震災に勝てず閉鎖へ

 俳優で歌手の加山雄三さんが経営する新潟県湯沢町土樽の「加山キャプテンコーストスキー場」が閉鎖することになった。

 加山さんは
「開場以来、赤字続きだった。
東日本大震災の影響で運営資金の調達が困難になり、閉鎖することにした」
と話している。

 同スキー場は、1991年12月にオープンした。
初・中・上級者のゲレンデを備え、リフトは4基。
加山さんはコースの設計段階からかかわり、スキー場運営会社の「融和開発」の社長も務めていた。

 最近は、正社員2人と臨時社員3人の計5人を地元から雇用。
昨シーズンは「リニューアルに向けた準備をする」として休業していた。
利用客数は2007~08年シーズンに2万人を超えたが、09~10年シーズンは約1万5000人と減少傾向にあった。

 加山さんは湯沢町の特別観光大使第1号で、
「5歳から、毎年欠かさず訪れている」
と言うほど同町への思い入れが強い。
加山さんは
「若者がインドア志向となり、スキー人口がものすごく減った。
大震災の影響も大きく、自分も被災地チャリティー活動に力を注いでおり、スキー場維持のために動けなくなった」
と決断の理由を説明した。

 加山さんは、同町とは今後も密接な関係を維持していきたいとしており、
「これで縁が切れたわけでなく、これからも湯沢のために役立てることがあればうれしい」
と話した。


まぁ、震災は言い訳でしょう。

雪深い湯沢はスキー場だらけで、地図を見てもらえば一目瞭然なんですが、
老舗なスキー場の間にバブルの落とし子的スキー場が乱立、多すぎです。
湯沢に限らず、日本中がスキー人口の割にスキー場の数が多すぎ状態で、
この頃、やたら休廃止が相次いでるのはそのせいです。

身の丈に合ってない豪華な施設を建てたのはいいけれど、まさかの不況のさなかに老朽化で維持費がかかりまくり。
大風呂敷を広げたような広大な敷地は借地代だけでも膨大で、市町村から逆に補填してもらってるところも多いです。

09~10年シーズンは1万5千人…。
ちょっと厳しいよね、リフト代だけでも1億円いかないんだもの。

でも、こうなることは数年前から分かってたことでしょ。
昨シーズンの休業も含みがなかった訳じゃないだろうし。

だから、震災を言い訳にするのは若大将らしくないなぁ。
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