意外と涼しい今年の夏。
台風も来るし、
太平洋高気圧の張り出しが弱くて、特に高山地帯では天候が安定しない、
すっきりしないお天気が続いてますね。
セミは朝しか鳴かないし。
うるさくないと云えば、山岳遭難関連のニュースも静かです。
それはそれでいいことら (^_^)
でも、全国紙やローカル局などで報道されるのは一般的に、組織だった救助活動が行われたレベルのもの。
報道されない事故は無数に発生しています。
また、骨折して身動きとれなくなって、救助要請することもできず、あなたが山で遭難していることを誰も分からなければ、
最悪、白骨死体になって発見されるまで、報道もされないでしょう。
7月26日(火)北日本放送から、立山で女性登山者が骨を折る大けが
26日朝、北アルプス立山の五色ヶ原から黒部湖へ向かう登山道で大阪市の女性が転倒し、足首の骨を折る大けがをしました。
上市警察署によりますと26日午前9時すぎ、立山の五色ヶ原から黒部湖へ向かう登山道の標高およそ2000メートルの刈安峠付近で、登山者が歩くことが出来なくなった女性を見つけ、黒部湖畔の平ノ小屋へ下山後、警察に通報しました。
けがをしたのは、大阪府吹田市の無職、神野愛さん(62)で、県警山岳警備隊が通報からおよそ2時間半後にヘリコプターで救助しましたが、左足首の骨を折る大けがです。
神野さんは、26日朝早く五色ヶ原を出発して黒部ダムにむけて歩いていた際、現場付近で岩と岩の間に左足を挟んで転倒し、動けなくなったということです。
神野さんは仲間3人と共に24日、立山に入山し、27日下山する予定でした。
刈安峠付近
7月28日(木)毎日新聞・埼玉から、滑落?:福島で登山中 行方不明の73歳が遺体で発見
福島県警南会津署は27日、同県只見町の蒲生岳で登山中に行方不明となっていたさいたま市の無職、桜田勇さん(73)が遺体で発見されたと発表した。
山頂付近の崖下で倒れており、登山道から誤って滑落したとみられる。
桜田さんは26日、埼玉県内の登山クラブの仲間約10人と久保登山口から入山後、行方が分からなくなっていた。
蒲生岳
静岡第一テレビから、富士山頂で登山者 死亡
警察によると、28日午後6時ごろ富士山頂にある測候所の近くで男性が倒れていると、測候所を利用するNPO法人の職員から警察に通報があった。
29日未明、警察の山岳救助隊が救助に向かったが、男性は死亡していた。
男性は滋賀県野洲市の諸頭昌彦さん(52)で、外傷は無く、登山の装備をしていたという。
諸頭さんは27日に現場付近で1人でいる姿を目撃されていて、警察では原因を調べている。
富士山
7月29日(金)産経新聞から、神奈川の警察官が不明 山梨県・北岳
山梨県の南アルプス・北岳に登山に出掛けた横浜市泉区中田北、神奈川県警戸塚署警部、川村渉さん(50)が帰宅予定の1日になっても戻らないと、妻が同日夜、南アルプス署に届け出た。
山梨県警は遭難の恐れがあるとみて、ヘリコプターで捜索している。
南アルプス署によると、川村さんは29日夜、自宅を出発。
30日は山小屋「白根御池小屋」近くにテント泊したのが確認されている。
単独登山とみられる。
北岳
8月4日付けの悲しい続報:
毎日新聞から、南アルプス北岳の行方不明:警部、遺体で発見 滑落か
南アルプス山系の北岳(3193メートル)で登山中に行方不明になっていた神奈川県警戸塚署調査官兼警務課長で警部の川村渉さん(50)=横浜市泉区中田北3=の遺体が4日、岩壁「北岳バットレス」中間部(約2600メートル)で発見され、山梨県警ヘリ「はやて」が収容した。
南アルプス署によると、死因は胸部骨折による内臓損傷で、滑落したとみられる。
川村さんは先月30日に南アルプス市芦安芦倉から1人で入山。
同日午後に中腹の山小屋から家族に電話したのを最後に連絡が途絶えていた。
合掌。
7月30日(土)共同通信から、海山事故で2人死亡、1人不明 7月最後の土曜日
長野県松本市の北アルプス槍ケ岳では、男性が滑落し死亡。
新潟県長岡市の60代とみられる。
(一部抜粋)
槍ケ岳
さっき、通り雨が降ったんですけど、結構、激しかったです。
あの雨の中、雨具忘れてお山であたふたした人、いたのかなぁ…。
夏山は通り雨が必ず来ると思ってカッパとか折りたたみ傘とか、ちゃんと持って行ってね。
折りたたみ傘はNGって云う意見もあるけど、突然の雨で、カッパに着替える間にずぶ濡れってこともあります。
見晴らしのいいササ原とか尾根筋とか、雨宿りできる場所がないときは、とりあえず、傘でぬれを防ぎ、
木陰でカッパを身につけるとか、折りたたみ傘はさっと使えるので、とりあえず、って場合に大いに役に立ちます。
風が強い場所じゃ、傘ごと吹き飛ばされて転落、ってこともよく起こるので、
そんな場合は特急でカッパに着替えましょう。
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