まるで遭難ニュース・サイトみたく、連日、山岳遭難を取り上げ続けてるような… (--;)
8月5日(金)北日本放送から、鹿島槍ヶ岳で男性滑落し死亡
北アルプス後立山連峰の鹿島槍ヶ岳で5日東京都の75歳の男性が滑落し、死亡しました。
黒部警察署によりますと5日午前8時すぎ、富山県と長野県の県境にある鹿島槍ヶ岳の頂上付近で、五竜岳に向かって縦走をしていた男性が、後ろの方で音がしたため振り向くと、男性1人が富山県側に滑落していくのが見えました。
連絡を受けた富山県の消防防災ヘリコプターが、2時間後におよそ150メートル下の斜面で滑落した男性を見つけましたが外傷性ショックのためすでに死亡していました。
死亡したのは東京都北区の無職、馬場清任さん(75)で、先ほど家族が確認しました。
警察では滑落した原因を調べています。
鹿島槍ヶ岳
大分放送から、大船山で遭難した男性の無事を確認
きのう竹田市久住町の大船山に登ったまま行方がわからなくなっていた福岡市の男性がけさ、無事に発見されました。
無事発見されたのは福岡市東区の無職日野晴生さんです。
警察によりますと、日野さんはきのう朝、大船山にひとりで登り午後5時ごろ、
「坊ガツルに下山中、道に迷った」
と携帯電話で家族に連絡がありました。
その後日野さんの携帯電話は連絡が取れなくなっていました。
きょうは警察や地元の遭難対策協議会などが午前5時から30人体制で捜索を再開。
捜索隊は日野さんからの携帯電話の連絡で位置を特定し、坊ガツル避難小屋から東に1キロメートル付近で無事日野さんを発見しました。
日野さんは病院に運ばれましたが、けがはないということです。
大船山
8月6日(土)チューリップテレビから、黒部峡谷 水平歩道から女性が転落
6日午前10時5分ごろ、標高およそ860メートルの北アルプス・黒部峡谷欅平付近で、登山中の女性が水平歩道から転落したと、いっしょに登山をしていた男性から110番通報がありました。
県警山岳警備隊は転落したのは和歌山県内の60代の女性だとみて捜索をおこない、水平歩道からおよそ60メートル下で女性を発見しました。
女性は心肺停止の状態だということです。
黒部峡谷欅平付近
8月7日(日)チューリップテレビから、黒部峡谷の上ノ廊下で遺体、神奈川県の男性とみて確認急ぐ
7日朝、北アルプス黒部峡谷で男性の遺体を発見したと登山者から通報がありました。
警察は神奈川県横浜市戸塚区の49歳の男性登山者とみて身元の確認を急いでいます。
上市警察署によりますと7日午前6時50分ごろ、北アルプス黒部峡谷の上ノ廊下、標高1600メートルにある下の黒ビンガの中洲で、男性の遺体を発見したと登山者が山小屋を通じて警察に通報しました。
通報を受けた県警山岳警備隊が出動し、遺体をヘリコプターに収容しました。
免許証など所持品から神奈川県横浜市戸塚区の49歳の男性とみられています。
男性の登山届けでは、月4日に長野県側から単独で黒部ダムを経由して黒部峡谷に入り、7日まで下の黒ビンガ付近で行動し、8日に黒部ダムに戻る予定だったということです。
警察は死因を調べるとともに、身元の確認を急いでいます。
黒部峡谷・上ノ廊下付近
スポーツ報知から、大峰山系で男性不明
7日午前10時ごろ、奈良県の大峰山系に登山に来ていた同県河合町、無職久保博臣さん(69)の行方が分からなくなったと県警吉野署に連絡があった。
8日朝から捜索する。
吉野署によると、久保さんは1人で2泊3日の予定で出発。
5日には同県天川村の山小屋に宿泊していたが、6日に宿泊する予定だった下北山村の宿坊には現れず、不審に思った宿坊の職員が同署に届け出た。
大峰山系
7日は別報した奥穂高岳で愛媛県の男性と孫の小学生が死亡する事故が起きましたが、
北アルプスを中心に上記以外にも数件、発生していたようです。
朝日新聞から、北アルプスなどで山岳遭難相次ぐ、2人死亡
6、7の両日、県内で山岳遭難が相次ぎ、奥穂高岳では愛媛県の男性と孫の小学生が死亡した。
ほかにも、北アルプスなどで5人が負傷、2人が行方不明になっている。
7日に2人が死傷した奥穂高岳のザイテングラードでは、6日にも下山中の京都府八幡市の女性会社員(52)が約15メートル滑落し、軽いけがをした。
北アルプスでは、他にも2人が足をけがし、県警ヘリで病院へ運ばれた。
また、5日に安曇野市の三股登山口から入山した大阪府和泉市の無職女性(69)が下山せず、行方不明になっている。
北アルプス白馬大池山荘付近では、長野市の男性会社員(50)が、5日午後10時ごろに仲間のテントから出た後、行方が分からなくなっているという。
南アルプス甲斐駒ケ岳でも6日に2人が足などをけがし、救助された。
中日新聞から、奥穂高岳で落石?2人死亡 小2の孫と祖父滑落
北アルプスでは7日、安曇野署に、蝶ケ岳に入山した大阪府和泉市の女性(69)が6日午後から行方不明との連絡があったほか、涸沢の登山道で、東京都墨田区の会社員男性(52)が下山中に岩場で転倒、左足を骨折した。
(そのほかの部分のみ抜粋)
大阪の女性の続報:
毎日新聞から、北アルプス滑落:重体の小2死亡 大滝山で不明の女性も
(“重体の小2死亡”は既報の奥穂落石事故。省略)
また、松本市の大滝山(2614メートル)で6日午後、行方不明となった大阪府和泉市光明台、無職、梶本節子さん(69)は8日、安曇野市の蝶沢で発見され、県警ヘリで収容されたが、安曇野署で死亡が確認された。
死因は低体温症だった。
同署によると、梶本さんは道に迷い、登山道から西へ約200メートル離れた沢に落ちたとみられる。
発見時、体が水につかり、心肺停止状態だった。
雪渓のトンネルが崩落、生き埋めになった事故があったばかりの日本の屋根。
そこからあふれ出す川の水はしびれるくらいに冷たいんでしょうね。
ちんちんに暑い下界からしたら、ヒンヤリはうらやましいけど。
頭からザブンと行ったら、さすがに夏でも命取り…。
8月8日(月)チューリップテレビから、剱岳で雪の下敷きに 男性1人心肺停止
8日、午前9時ごろ、北アルプス剱岳三ノ窓のチンネ取付付近から、
「2人で登山中、雪が落下した。仲間が負傷して意識がない」
と警察へ通報がありました。
警察によりますと、23歳の男性がスノーブリッジをくぐろうとしていたところ、突然、ブリッジの雪が崩れ、下敷きになったということです。
男性は県の消防防災ヘリで県立中央病院へ搬送されましたが、心肺停止の状態だということです。
警察で事故当時の状況を詳しく調べています。
剱岳三ノ窓のチンネ取付付近
最後に。
毎日新聞・長野から、遭難死:急増32人、40代以上が8割 県警「体力考慮を」
北アルプス・奥穂高岳で7日、登山客2人が相次いで滑落死し、7月以降の夏山期間中、県内の山岳遭難での死者は7日現在で10人に達した。
1月以降の遭難死者も前年同期比19人増の計32人に上り、昨年1年間の死者計39人に迫っている。
県警は「体力に見合った登山を」と注意を呼び掛けている。
県警地域課によると、1月からの遭難発生件数は7日現在、前年同期比12件増の126件で、過去最悪だった昨年を上回るペース。
遭難者と死者は共に40代以上の中高年が8割以上を占めている。
遭難態様では転・滑落と転倒が6割を占める。
下山途中で浮石などにつまずき、大きな事故につながることが多いという。
県警山岳遭難救助隊の宮崎茂男隊長は
「特に中高年者はバランス感覚が衰えていることが多い。
標高2500メートルを超えると小さなつまずきも大きな事故の元。
体力に見合った登山をしてほしい」
と呼び掛ける。
明日は我が身。
- 関連記事
-