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遭難まとめ 9月6日~18日
2011 / 09 / 20 ( Tue )
前回のまとめで、次から半月に1度とかになったらいいなぁ、と云ったら、ホントにそうなりました。

やっぱり、お山に人が少なくなれば、遭難件数も少なくなります。

9月6日(火)

伊那ケーブルテレビジョンから、

南アルプス 行方不明の女性 無事発見

 5日の午前8時頃から行方不明になっていた南アルプス塩見岳のアルバイト従業員が今朝、無事に発見されました。
 伊那警察署の発表によりますと行方がわからなくなっていたのは伊那市在住の大学院生、23才の女性です。
朝になり、県警のヘリの他、南アルプス北部山岳遭難救助隊などが捜索にあたりました。

 警察によると女性は山荘から40分くらい下がった沢で見つかったということです。
 女性は、山荘を10分位下った場所へ水汲みに出た後、足を滑らせ5メートルほど転落しました。
 激しい雨や霧で方向がわからなくなり天候の回復をまって、山荘へ戻る途中だったということです。
女性にケガはありませんでした。


 塩見岳


9月10日(土)

毎日新聞から、

遭難:西穂高岳で足立の男性死亡

 10日午前6時35分ごろ、長野県松本市の北アルプス・西穂高岳(2909メートル)で、県警ヘリが頂上東側の登山道から約200メートル下の沢で男性を発見した。
男性は足立区梅田、会社員、清水孝行さん(35)で既に死亡していた。
滑落したと見られる。
9日午前7時40分ごろに、清水さんの前を歩いていた別の登山客が落石音と声を聞き110番通報。
県警が捜索していた。


 西穂高岳


9月15日(木)

ORICON STYLEから、

エベレスト登頂控える登山家・栗城史多さんの同行カメラマンが死亡

 自身3度目のエベレスト単独・無酸素登頂に挑戦中の登山家、栗城史多氏に同行していたカメラマンの木野広明さんが日本時間15日午後12時15分ごろ、標高5300メートルのベースキャンプから歩いて約20分の氷河エリアで倒れているところをパトロール中のネパール政府関係職員が発見し、16日朝、搬送先のカトマンズ市内の病院で死亡が確認された。
16日、栗城さんと業務提携するよしもとクリエイティブ・エージェンシーが発表した。

 職員の連絡を受け、ベースキャンプから隊員が救援に駆けつけた際には仰向けで口を開き、両手をぐっと握りしめすでに心肺停止の状態だったといい、人工呼吸などの緊急蘇生を試みたが、意識は戻らなかったという。
翌朝、ヘリコプターで緊急搬送され、カトマンズ市内の病院で死亡が確認された。
発見時、木野さんの右鼻から出血が確認されており、今後、司法解剖して詳しい死因を調べる。
この後、日本から家族4人もカトマンズ入りする予定。

 栗城隊は今回5人で編成され、先月28日に離日。
遠征の模様はインターネットでも動画配信されており、山岳カメラマンとして活躍し、登山経験も豊富な木野さんは急遽、撮影サポートのために遅れて参加し、今月12日より行動を共にしていた。
その後、木野さんは氷河エリアや栗城の撮影のためにムービーカメラを携えて単独で行動、木野さんが亡くなる前の状況は不明といい、ベースキャンプとほぼ同じ標高地点にある氷河エリアへの出発前には目立った高山病の症状などの異変はみられなかったという。

 栗城氏は16日夕方、自身のブログで
「滑落した様子もなく、急性の高度障害の様子もなく、「なぜ?」という疑問と、悲しみでいっぱいです。
現在、遠征は中止している状態です」
と現状を報告。
さらに、通常、ベースキャンプを離れる時は、一人ではなくポーターか誰か付き添い、無線も持って行くことになっていたが、今回、木野さんは一人でベースキャンプを出発したと明かしている。

 その際、ベースを仕切る担当者から
「一人では行かない方がいいと思いますよ」
と忠告もあったが
「ちょっといいところがあったから撮影したい」
と話して出かけたという。
距離も15~20分程度でクレバスなどの危険な所もなく、熟練したヒマラヤ登山経験者だったことからベースの隊員もそれ以上、木野さんを止めることはなかったという。

 栗城氏は
「わずか数日のベースキャンプ生活でしたが、一緒にご飯を食べ、これから始まるところだった冒険の撮影をしてもらえないのが本当に残念です」
と無念の内を綴り、今後は事故の対応と隊員のショックがある程度落ち着いたところで
「木野さんならどう思うか?それを考えながら決めたいと思います」
とし、
「木野さんのご冥福を、心からお祈り申し上げます」
と結んでいる。


 エベレスト
お山関連の記事で、栗城史多さんのお名前は最近とてもよく見かけますが、
よしもとのカメラマンがなぜ同行してたんだろうと思ったら、
登山で撮影した映像素材の管理、運用や、メディア対応などを行う旨の業務提携してたんだとか。

栗城さんはインターネット生中継登山することでも有名で、此度の単独・無酸素登頂も中継予定だったとか。


9月16日(金)

北日本放送から、

北ア池の平で転落、男性死亡

北アルプス剱岳、池ノ平付近

 16日、北アルプスの池ノ平近くの登山道から兵庫県の74歳の男性が転落して死亡しました。
 死亡したのは、兵庫県宝塚市の無職の飛田貞夫さん(74)です。

 上市警察署によりますと、16日正午過ぎ、北アルプス剱岳に連なる標高およそ2100メートルの池ノ平付近の登山道から飛田さんが崖下に転落したと同行していた池の平小屋の従業員から山小屋を通じて警察に通報がありました。
 山岳警備隊員がヘリコプターで現場に駆けつけましたが、飛田さんは80メートルほど転落していて、脳挫傷などで即死状態でした。
 現場は、鉱山道と呼ばれる幅50センチから1メートルほどの狭い登山道です。

 飛田さんは、登山歴25年ほどで冬山経験もあるベテランで、16日は早朝から池ノ平小屋の従業員と2人で剱岳方面へ写真撮影に行き、小屋へ戻る途中でした。


 池ノ平小屋



産経新聞から、

桐生の不明男性、遺体で発見 群馬

 沼田市内の山中で桐生市広沢町、会社員、松原修さん(67)が行方不明となった遭難事故で、沼田署は16日、沼田市利根町根利の「大膳の滝」から約200メートル下流の川の中で、松原さんの遺体を発見した。
同署は付近の岩場から転落したとみて調べている。


 大膳の滝付近


9月17日(土)

産経新聞から、

千葉の登山女性が滑落死 新潟・荒沢岳、夫は無事

 17日午前8時ごろ、新潟県魚沼市の荒沢岳で、夫婦で登山していた千葉県八千代市の従業員、平原真弓さん(58)が崖から約100メートル下の沢に滑落。
全身を強く打って、消防のヘリコプターで病院に搬送されたが、死亡が確認された。

 新潟県警小出署によると、平原さんは夫(53)と2人で同午前5時半ごろから登り始めた。
滑落後に夫が119番通報した。
夫にけがはなく、自力で下山した。

 荒沢岳は標高1969メートルで、現場は1390メートル付近とみられる。


 荒沢岳


9月18日(日)

千葉日報から、

市川の男性遭難か
群馬の旅館に着かず


 18日午後7時45分ごろ、群馬県嬬恋村の旅館から、宿泊予定だった市川市の男性(73)が「チェックインしない」と県警長野原署に届け出があった。
男性は角間山(1981メートル)に登ったとみられ、同署は遭難したとみて捜している。
 長野原署によると、男性は18日午前9時ごろ、「角間山に登る」と言って嬬恋村の別の旅館を出発。
17日に同村を訪れ、2泊3日の予定だった。
登山歴は20年以上とみられるという。


 角間山


山形新聞から、

登山の高校生ら、ハチに刺される・西川 県警ヘリ出動

 18日午後2時半ごろ、西川町大井沢で、登山中の山形南高山岳部の男子生徒2人と教諭1人がハチに刺されたと、一緒にいた同校2年の男子生徒から110番通報があった。
 ハチに刺されたのは、ともに山形南高2年の三浦鷹君(16)=山形市吉野宿=と蟻川達彦君(17)=同市錦町、同校教諭の鈴木宏昭さん(51)=同市西田3丁目。
 三浦君は胸や腰など約20カ所を刺され、県警ヘリ「がっさん」に救助された後、救急車で山形市の県立中央病院に搬送。
蟻川君はふくらはぎを1カ所、鈴木さんは頬など3カ所を刺され、自力下山後、救急車で西川町立病院に運ばれた。
3人とも命に別条はなく、治療後に帰宅した。
 寒河江署と山形南高によると、一行はけがをした3人のほか、生徒1人と教諭1人の計5人で、練習の一環として、17日に西川町に入った。
18日は午前6時ごろに、障子ケ岳山頂を目指し登山を開始。
午後2時ごろ、大井沢川沿いの登山道を5人で下っている途中、前方からスズメバチとみられる大群が現れ、襲われたという。


 障子ケ岳
ハチはいま、越冬目前に忙しく飛び回って、気もいらついてる頃です。

と云っても、大抵、いきなり襲ってきたりはしません。
襲うなりの原因のほとんどは、巣への近付き過ぎです。

そして襲う前には大抵、くちばしを「カチカチ」鳴らす警戒音を発して、
「これ以上、近寄ったら、命はないと思え!」と教えてくれます。

気をつけましょう。
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