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家庭内低体温症、要注意
2011 / 11 / 23 ( Wed )
夏場、家の中で 熱中症 になって命を落とすお年寄りのニュースなんか、よくありましたけど、
逆に、冬、低体温症 で亡くなるのは、雪山での遭難や、酔っ払って公園のベンチで寝込んでしまい、そのまま…など、
寒い屋外で起きるものだとばかり思っていましたが、
特定の疾患を持つ人は家の中でも発生することがあり、要注意だそうです。

共同通信から、

身近な危険、低体温症
疾患原因だと重症化
周囲の気付きが大切


 体の深部の温度(直腸温)が35度以下に下がった状態は「低体温症」と呼ばれる。
放置すれば意識の消失や呼吸の停止を招き、死に至ることもある。
山での遭難事故のように、屋外で寒冷な環境にさらされて起こるケースを想像しがちだが、実は、糖尿病などの内科疾患を持つ人が家の中で低体温症になる事例が非常に多く、もともと病気を抱えている分、重症化もしやすいという。
最悪の事態を防ぐためには、家族ら周囲の人が、患者の異変にいち早く気付いてあげることが大切だ。

 ▽発見遅れ

 今年の夏、昭和大病院 (東京都品川区)の救命救急センターに、ショック状態で意識の無い60代男性が運び込まれた。
来院時の深部体温は32度。
顔はむくみ、脈が遅くなる徐脈や、低血糖、低ナトリウム血症などの症状がみられた。
 男性は甲状腺ホルモンが不足する甲状腺機能低下症を患っていた。
風邪をひいたことが引き金となり、体内でホルモンの需要が一気に高まってショックに陥ったらしい。
 だが、男性の異変に家族はすぐに気付かなかった。
5年ほど前からうつ病で、昼間も床に伏せっていることが多かったため、男性が姿を見せなくても家族は「いつものこと」と思い込んでいた。
発見が遅れる間、体温は下がり続けた。
 幸いにも男性は回復したが、治療に当たった三宅康史准教授(救急医学)は
「都会でよくある低体温症の発生パターンだ」
と指摘する。

 ▽蘇生限界

 三宅さんによると、低体温症が起きる仕組みには大きく三つある。
 一つ目はエネルギーの不足。
低栄養により体内のブドウ糖が枯渇し、熱を生み出せなくなる。
経済的困窮で食事ができない人や、がんなどの病気で食べられない人、自力で食事を取れない寝たきりの人が当てはまる。
 次は、ホルモンの異常などが原因で、栄養をうまく熱に変えられない場合。
糖尿病や内分泌疾患の患者にみられる。
 三つ目は保温ができないケース。
脳卒中や薬物中毒で意識を失い長時間発見されなかった場合や、認知症で適切な寒さ対策を取れなかった場合が該当する。
病気以外では山岳遭難や津波被災による低体温もこの類いだ。
 深部体温が低いほど重症度は高くなる。
「体の震えがなくなったら要注意。
震えは熱を作り出そうと筋肉が収縮して起きるが、それさえできなくなったことは危険な兆候だ」
と三宅さん。
さらに30度以下の重症になると自発呼吸は停止、瞳孔は散大し
「死体と同じような状況。蘇生限界がどこなのかが大きなポイントになる」
という。

 ▽予防可能

 三宅さんが委員長を務める日本救急医学会 の「熱中症に関する委員会」は、昨年12月から今年2月までの3カ月間、低体温症の全国調査を実施した。
来院時に深部体温35度以下の症例を報告するよう呼び掛けたところ、68施設から計418症例が集まった。
このうち303例は屋内で発生。
患者の平均年齢は70.4歳と高く、循環器疾患や精神疾患、内分泌疾患などの既往歴のある人が多いことが分かった。
 「大半は病気が背景にある。
病気そのものが原因で熱を作れないか、病気が悪化して動けなくなり、発見してもらえずに低体温になるかだ」
と三宅さんは話す。
 治療では体を外側から温めるとともに、加熱した輸液を点滴して体温の上昇を図る。
同時にホルモン剤の投与など、原因疾患の治療も行う。
 低体温症は夏にも起こるが、やはり圧倒的に多いのは冬だ。
三宅さんは
「低体温症は予防可能。
意識障害などの症状に周囲が早めに気付き、低体温症になるのを未然に防いでほしい」
と呼び掛ける。


計418症例のうち、屋内での発生は303例もあったんですか (>_<)

低体温症なんて、雪の中で凍え死んだり、ホント、外で罹るものだとばかり思ってました。

お年寄りが身近や身内にいらっしゃる人は、夏の熱中症みたく、冬も気をつけないといけませんね。

糖尿病などの内科疾患を持つ人は、お山歩中も家でも要注意。

お山では、エネルギーの補給と保温が大切。
ちょこちょこ、チョコでも食べて、常にエネルギーを補給し、
汗で体が冷えないよう速乾性の下着や、寒風をシャットアウトするジャケットで体温を保つなど、
低体温症を防ぐ対策、装備をしっかりしてお出かけしましょう。
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