人類初8千メートル峰の征服者、モーリス・エルゾーグ氏亡くなる
2012 / 12 / 19 ( Wed ) 先週末の訃報でした。
人類が初めて標高8000mの世界に足を踏み入れたのは、1950年のこと。 まだたった60年ちょっとしか経っていません。 アンナプルナ(8091m)の登頂に成功したのはフランスの遠征隊。 彼らの苦闘を書き記した『アンナプルナ登頂』(初版は「処女峰アンナプルナ」)は、 日本語を含む約40カ国語に翻訳され、累計1200万部を誇る世界的なベストセラーとなりました。 『アンナプルナ登頂』の著者は、遠征隊の隊長で、登頂に成功したひとり、 ![]() 14日、フランスで死去されました、93歳でした。 CNNから、
![]() エルゾーグさんは登頂時、手袋を落としてしまい、予備も使わなかったため、 手の指が凍傷にかかり、足の指も凍傷にかかってしまいます。 登頂当時は、ヘリコプターで搬送なんてできない時代でしたから、 街まで戻るのに1ヶ月もかかってしまったそうです。 そのせいでエルゾーグさんは凍傷にかかっていた手足の指を失ってしまいました。 凍傷の治療中に口述したのが『処女峰アンナプルナ』です。 最後に、エルゾーグさんの名言を。 「他人は、失ったものに目を向けますが、 私は得たものに目を向けます」 合掌。 |
|
|