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昨年の遭難者数 過去最多、警察庁発表
2013 / 06 / 20 ( Thu )
昨年発生した山岳遭難についての統計を、今年も警察庁が公開しています。

発生件数、遭難者とも昭和36年以降、過去最高だったそうです。

読売新聞から、

滑落、道に迷い…未経験者増えて山岳遭難最多に

 昨年1年間に全国で起きた山岳遭難は1988件、遭難者は2465人で、いずれも統計が残る1961年以降で最多だったことが13日、警察庁のまとめでわかった。

 死者・行方不明者は284人、負傷者は927人だった。

 遭難者のうち75%が40歳以上。
年代別では、60歳代が最多の681人で、70歳代以上は546人だった。
原因別では「道迷い」42%、「滑落」15%、「転倒」14%と続いた。
「病気・疲労」も13%あった。
同庁は「登山ブームによる未経験者の増加とともに、経験者でも体力の衰えを自覚せずに登る人が多い」とみている。


警察庁生活安全局地域課がまとめた「平成24年中における山岳遭難の概況」は、
以下↓からダウンロードすることができます(PDFファイル)。

 → 平成24年中における山岳遭難の概況

都道府県別のデータも載っていますが、愛媛県は、四国内でもっとも多く、
発生件数が23件、うち、死者3人、負傷者8人、無事救出が12人、計23人となっています。

中・四国で見ても、鳥取(27件)に次ぐ多さで、徳島は11件、高知は2件、香川は0でした。

鳥取には大山があり、徳島には剣山、愛媛には石鎚。

人を集める百名山があったり、人気のお山がある都道府県では、
遭難件数も多い傾向にあるようです。

年齢別のデータも載っていて、50歳以上が半数以上を占めています。

でも、いまの登山ブームを牽引してきた層だから、
人数が多いところが多くなるのは必然的。

ただ、それよりも気になるのは若年層に見られる、ぷち増加傾向。

この先、心配です。

まぁ、逆に、若年層の増加は、登山を楽しむ若者たちが増えている証拠かな。

中高年から若年層へ、ある意味、ブームの牽引者の交代時期も来てるのかも。

でも、そうなると、もう、ブーム=一過性じゃないんかな。

若年層の、体力まかせな登山も危ないし、
中高年の、昔できたからいまもできるだろう風な登山も要注意。

それ以上に、自然は無慈悲ですから、
来年も発表されるだろう統計結果にプラス1しないよう、
ただただ気を付けてお山歩を楽しみましょう。
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