知事からの返信、皿ヶ嶺の看板の間違いについて
2013 / 09 / 13 ( Fri ) 長い旅行に出かける前のこと。
とある方からメールをいただきまして。 皿ヶ嶺 の 竜神平 にある県の案内看板の現在地表示が間違っているのでは? という内容のメールでした。 遭難の恐れもあります、 たまたまお山で出会った、道標を設置してた営林署の人にも尋ねてみたのですが、 その人も「県に伝えた」けれど、訂正にはいたらなかった、 そうです。 ここしばらくほかのお山歩が忙しく、皿ヶ嶺には行けてなかったので、 昔撮影した写真を探し回り、該当の看板を探し当てました。 場所は、竜神平の入口近く、愛大避難小屋の手前。 ![]() 竜神平から山頂への登り口に立つ、 ![]() 「皿ヶ嶺周辺案内図」です。 これの現在地が間違っているらしく、その部分をアップしてみると、 ![]() こんな感じ。 皿ヶ嶺に行ったことがない人にはちんぷんかんぷんだと思いますが (^^ゞ この看板が立っている場所、ホントの現在地は、 ![]() 竜神平から山頂に通じる道は二つあって、周回路のように楽しめるのですが、 この看板が立っているのは、風穴に近い方の道の入口です。 でも、現在地表示は、畑野川ルートに近い方の道の入口を指しています。 確かに間違っています。 県の皿ヶ嶺周辺案内図ですよ、これを鵜呑みにして「あれ?」ってなった人も多いはず。 ここを起点に登り始めちゃっても、 途中途中の道標がきちんと山頂まで導いてくれるので、 山頂には迷わずたどり着けますし、 下山に関しても、やはり、案内がきちんとあるので、 現実的には、大きく迷うことはないと思います。 それでも、「県の案内図」が間違いを犯しているとは普通、思わないものですから、 現在地表示に振り回されて、遠回りしたり、 下山が遅くなってしまった人も少なくないでしょうね。 そして、それが酷くなれば「遭難」です。 と云うわけで、メールの返信に、 「いまの県知事は市長だった頃、市民の訴えメールを受け付けてたから、 もしかすると、届くかも」 的なことを書きました。 そして、長い旅から帰ってきたら、その方からまたメールが届きました。 県知事にメールしてみたそうです。 そしたら、
おお! 相変わらず、身軽な県知事だ! まぁ、修正しにお山を登ったのは職員さんだけど。 と云うわけで、あの看板、修正されたそうです。 ちと忙しいので、確かめに行く暇がありませんが、 みんなさまは、ぜひ、皿ヶ嶺に行かれた際は、あの看板を探して、 どこがどう修正されたのか、チェックしてみて下さいね。 道標は、個人が(地主に)無断で立てた“勝手道標”から、 このような県や市町村が立てたものまでたくさんあります。 残念ながらあきらかに表示が間違っているものもありますし、 倒れていたのを誰かが差し替えたんだけど、矢印の向きが間違っているとか、 錆びたり、色あせたりで、まったく役に立ってないものもありますし、 いろんな人が道標を立てて乱立、どれを信じたらいいのか迷うときもあります。 今回のように県や市町村が立てたものなら修正の機会もありますが、 個人や団体が立てたものは、誰に、どこに申し出ればいいのか分からなかったりします。 登山中、いろんな意味で道標に救われることも多いですが、 間違いが無いこともないので、 地図やコンパス、GPSで重ねて確認することが大切です。 振り回されてしんどい思いをするのは登山者自身ですから。 (文句を言いたくても、誰に云えばいいのか、分からないし) 道標に出会ったら、正しい、間違っている、は別にして、 道標は分かれ道に立っていることが多いですから、立ち止まったついでに、 地図やコンパス、GPSで現在地を確認するタイミングのひとつとして活用するのが、 登山全体を通して道迷いしない正しい活用法とも云えます。 さて、みんなさまも、県や市町村の間違ってる道標を見つけたら、 気軽に問い合わせてみるものいいかもしれません。 間違っている部分含めて撮影し、その写真をメールに添付してあげると話が早いでしょうね。 役所の人も無駄足になるかもって思ったら、お山に行きづらいし。 皿ヶ嶺もそろそろ、秋山シーズン。 久しぶりに登ってみようかな。 |
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あれっ、何回も通っているけど全然気づきませんでした。 というか、看板の内容を見たこと無かった(-_-;) ところであらためて添付の写真を見ると地図の北は上じゃないんですね。 斜め上を指した方角が北なんですね。なんでこんな表示にするんだろう? 普通は上が北にしてくれたほうが分かりやすいと思うんだけど。
by: おいわさん * 2013/09/24 11:05 * URL [ 編集] | page top↑
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