冬の立山室堂周辺、入山届義務付けへ

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北アルプス・真砂岳での雪崩死亡事故を受けて、
立山室堂周辺への冬季入山者に対し、入山届の提出が義務付けとなるようです。

ちなみに、剱岳周辺には罰金もありの条例が1966年からすでにあります。

毎日新聞から、

立山の真砂岳雪崩:立山室堂周辺入山者、入山届義務付けへ 事故受け、知事方針 /富山

 北アルプス・真砂岳(標高2861メートル)の西側斜面でスキーヤー7人が死亡した雪崩事故を受け、石井隆一知事は6日、秋や春に山スキーなどのため立山室堂周辺を訪れる入山者に対し、入山届を提出するよう義務付けることなどを盛り込んだ要綱を定める方針を示した。
県庁で同日開かれた県山岳遭難対策協議会(会長・石井知事)の臨時総会で明らかにした。
来年3月下旬に正式発表する予定。

 県には登山届の提出を義務付ける条例が既にあるが、剱岳周辺の冬山登山者を想定した規制で、今回の事故は条例の対象外で発生。
要綱案には、
▽11月や4、5月の立山室堂周辺の入山者に対する入山届の提出義務付け
▽位置情報を電波で知らせるビーコンの貸し出し
▽山岳保険の加入推奨
▽情報発信や指導の強化
−−が挙げられている。

 また、総会では旧式のビーコン使用者への新式の貸し出しや、山小屋への相談員の配置などを進めるべきだとの意見が出されたことから今後、要綱案に追加するかどうか検討する。
石井知事は
「来年の春スキーまでに今までより充実した安全対策が必要と考えた。
一種の規制だが、必ずしも観光にマイナスではなく、従来より安心感を持ってスキーなどを楽しめるようになる」
と話した。


死者も出た雪崩事故が起きた地ですから、義務化はやむを得ないでしょう。

入山届は、捜索救助活動のためにあるもの、
助けられる側、助ける側、双方のためになるものです。

入山届を書くとか面倒くさい~、とかって人はスキー場で遊んで下さい。
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