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日和山へ行こう! 2.日和山公園 (山口から…4)
2014 / 02 / 09 ( Sun )
豊前田通りの細江公園から、うんちゃらうんちゃら、ぜーはーぜーはー、石段を登り、いよいよ-

1.日和山公園に到着っ!
写真奥にクルマが写ってると思いますが、山頂までクルマで来ることもできます。
写真中央、木立の奥にすっくと立っておられるのが高杉晋作様でありまする。


狛犬コレクション。
神社なお社とかないけど祀られてる狛犬は、高杉晋作に仕えてるんでしょうか、バウワウ。
狛犬目線のパノラマです。
階段途中に比べ、海も見えてきました。

さあさ、高杉晋作に会いに参りませう。

階段を上がったそのままに公園の中を進み-

2.高杉晋作の陶像の前へ。
像の真下まで、もっと近づきたいのに、柵で囲まれちゃってるのがちょっと残念。

高さ4.2mの像を、んじゃ、アップで。
 かっこいい!
高杉晋作をざっと紹介すると、
幕末の長州藩で尊皇攘夷の志士として活躍した、明治維新の礎を築いた幕末ヒーローの一人です。
伊藤博文は、高杉のことを、
「動けば雷電の如く発すれば風雨の如し、衆目駭然、敢て正視する者なし。これ我が東行高杉君に非ずや…」
と評し、勝海舟は、
「年は若し、時が時だったから、充分器量を出さずにしまったが、なかなか活気の強かった男さ」
と回顧しています。

明治維新の立役者の一人ですが、高杉自身は慶応3年4月14日(1867年5月17日)、
享年29才という若さで、大政奉還を見ずしてこの世を去りました(死因は肺結核)。
若くして亡くなったのはとても残念ですが、
維新後、明治政府に取り込まれた志士たちのなかには、どこか晩節を汚した感のある人も多いですからね。
絶頂期に歴史の舞台から身を引いたことが、結果的に短命=英雄像にも結びついたことも否めません。

この像はよくある銅製ではなく、備前焼の陶製、焼き物なんです。
なぜ陶製なのかと云いますと、
元は、昭和11年4月、高杉の70回忌を記念して建てられた銅像があったのですが、
太平洋戦争中、戦局の悪化と物資不足を補うための金属類回収令により、供出されてしまいました。
戦後の昭和31年4月、今度は高杉の90回忌に再建されたのですが、
また戦争が起きても、陶製なら溶かされることもないだろうからと、
備前焼の陶像で再建されたのでした。

ちなみに、90回忌に再建した際に用いられた試作原型のひとつが、
高杉晋作の墓がある下関市吉田町の東行庵にあります。
東行庵には十数年前、スクーター旅の途中で立ち寄り、陶像にも会ってきました。
でも、あの像が陶製だったとは今日の今日まで知りませんでした。


3.像の後ろに回ると、背中に家紋と「備前 陽山作」の文字がありました。
 こちらは昭和11年建立の碑。
 土台の碑。
下の碑は昭和11年のもの、上の白いプレートは昭和31年のものでした。


4.「重山禎介・吉村藤舟 両先覚顕彰碑」越しに。

その視線の先、公園の東端に-
 5.遙拝所があります。
戦前の、皇紀2600年を紀念して設置されたものらしく、
宮城(皇居)や皇太神宮(伊勢神宮)、明治神宮、靖国神社を遙かに拝むためのもののようです。

無関係な話ですが、太平洋戦争で活躍した零戦のゼロとは皇紀2600年のゼロだったりします。

遙拝所からの眺め。
火の山、関門橋、古城山をアップで。


つづく…。
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