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新たなビーコン(実験段階)、ヘリから数キロ先まで探知可能に
2014 / 05 / 19 ( Mon )
よく、SF小説や映画で「隊長、生体反応を確認しました!」なんて台詞が出てきます。

生体反応ってなんだよ? 体温か、脳波か、テレパシーみたいなもの?

命の光が見えるなんて、いまの科学では説明の付かない類いですが、
いまの科学では、雪の下に埋もれた人を探し出すのさえ、至難の業です。

遭難者がビーコンと呼ばれる発信器を持ってなければ、
長い竹竿を雪に突き刺した感触で見つけるアナログな方法が一番早道だったりします。

でも、ビーコンの電波が到達できる範囲はせいぜい数十m。

捜索範囲が限定的な雪崩現場においては数十mはまぁまぁ役に立つけれど、
道迷い遭難など、お山じゅうが捜索現場になった場合には使えません。

携帯電波とか、地球の裏側の人とでも話ができるのに、
同じ電波もののビーコンは、どうして数十m止まりなんだろうって、
常日頃、僕も思っていました。

技術革新はニーズがないとなかなか訪れないけど、
ブレイクスルーは必ずやってくる。

信州毎日新聞から、

山の遭難者捜索に新型機器 安曇野市の企業が開発

サーキットデザインが開発した新型機器。<br>体に装着したビーコン(右)が電波を発信し、高性能アンテナで捜索する 遭難者の捜索に使う電波発信器「ビーコン」に関する情報交換会が9日、富山市内で開かれた。
無線機器開発のサーキットデザイン(安曇野市)で製品企画を担当する土岐健太郎さん(66)が、現行の機器より30倍以上広い範囲を捜索できる新型器について発表。
商品化への課題は多いが、迅速な遭難者の発見や救助への可能性を示した。

 新型器は、富山県立大(富山市)の岡田敏美教授(電波工学)が発案。
北アの遭難で行方不明者が長期間見つからない例があるのを知ったのがきっかけだ。
登山者用の電波発信器は、富山県警が貸し出すペンダント状の「ヤマタン」があるが、発信電波が弱く位置の特定が難しい。
市販の雪崩用ビーコンも捜索範囲は数十メートルにとどまる。

 岡田教授は、山岳地でも電波が数キロに届く周波数帯を使用できるよう電波法の改正を関係機関に働き掛けて実現。
一方、サーキットデザインが岡田教授の研究に着目し、2010年から協力している。
岡田教授と土岐さんは、長野や富山の北アルプスに何度も登り、強い電波を発信できる試作器の性能を登山者の視点で確かめてきた。

 新型器は、衛星利用測位システム(GPS)を備えた手のひら大の携帯器を、登山者がベルトで体に着けて歩く。
捜索者は小型アンテナを持ち、発信電波を受信するとタブレット上の地図に位置を示すことができる。
実験では、ヘリコプターからの捜索で6~7キロ、地上からでも約2キロ離れた位置を特定できることを確認した。

 土岐さんはこの日、携帯器の送信電力の強さなどに課題が残ると報告。
市場規模が小さいことも踏まえ、
「現段階で一民間企業の力では商品化できない」とした。
多くの関係者の協力で課題を解決し、将来的な実用化を訴えた。
岡田教授も取材に「世界標準の日本製ビーコンを世に出したい」
と意気込んでいた。

 情報交換会は富山県立大が主催。
総務省や企業、大学関係者ら約50人が参加し、新型機器の開発状況のほか、遭難の事例、捜索の方法などについて報告があった。


市場規模、ニーズは確かに小さいし、日本で製品化するとなんでも高くなっちゃう。

正直な話、スマホやタブレットを数千円で売り出せる中国や台湾のメーカーに委託して、
国内で商品管理するようにすればいいような…。

国内のマーケットだけで考えてたら、売れないし、作れない。
お山が好きな人は地球中にいるんだから。

また、痴呆症で徘徊が心配なお年寄りとか、誘拐が気になるええとこのぼんぼんとか、
街の中でだって使いようがある気がします。

いつかホントに、「生体反応を確認っ!」なんて時代が来るかもなぁ。

「よし、チャーリー、転送を頼む!」

「ラジャー!」

なんてね。
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14:09:13 | コメント(回答)(2) | page top↑
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コメント
--こんにちは--

RECCOで十分なような気がしますが。
http://minkara.carview.co.jp/userid/477471/blog/16406512/

これが普及すれば山菜取りの行方不明とか発見するのが格段に早くなると思います。
by: XXX * 2014/07/04 23:04 * URL [ 編集] | page top↑
--コメントありがとうございます--

う~ん、正直云って、道迷いした入山者の捜索には不向きですね。

RECCOは雪崩遭難者捜索用に開発されたものです。
雪崩た現場は一目で区別が付きます、捜索範囲も限定的になります。
そのエリアの中だけで使えればいい、そのために必要な機能を取捨選択し特化したものがRECCOです。
衣服などに取り付けられた反射材が反射する電波を受信できる有効範囲は空中で200m、雪中で30mと云われています。
道迷いした入山者は、広大なお山全体が捜索範囲となります。
RECCOの有効範囲を軽く超えています。

「ワタシハココヨ」的に積極的に電波を発信する装置を身につけていた方がお山では安心です。
そういう意味で、携帯電話が一番、持ってて安心なんですけどね。
山菜採りによく行く(遭難もする)世代のお年寄りは、若い頃に携帯電話なんてなかったですからねぇ。
使いこなせないし、持ってても家に置きっ放しで外出しちゃったり。

でも、10日ぶりに奇跡の生還!なんて人は、6、70歳代の人だったりもします。
デジタルやハイテクには弱いけど、ローテクやサバイバルには精通してる。
食べられる山野草を知ってるってだけで大違いです (^_^)
by: るし * 2014/07/06 18:04 * URL [ 編集] | page top↑
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