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遭難まとめ 7月6日~15日
2014 / 07 / 16 ( Wed )
来週からまた忙しくなりそうなので、連載もまた途切れちゃうと思います、
すみません。


では、今月前半の遭難記事です。

7月6日(日)

毎日新聞から、

遭難:高原町・高千穂峰で 女性2人を救助 /宮崎

 6日午後2時過ぎ、高原町の高千穂峰(1574メートル)の登山道を下山していた三股町の23歳と24歳の女性2人から、
「帰り道が分からなくなった」
と携帯電話で高原町役場に連絡があった。
約2時間後、役場と消防団の捜索隊が山頂から約1キロ下った尾根付近で2人を見つけ救助した。
自力で歩け、けがはなかったという。

 小林署によると2人は同日午前10時ごろ、同町の皇子原公園から登り同午後1時ごろ山頂に到着。
下山時は濃霧で視界が5メートルほどだったという。
雨具は持たず軽装だった。


高千穂峰



7月9日(水)

山形放送から、

鳥海山で不明の男性救助

救助されたのは、山形市江俣3丁目の無職、田中良一さん(66)。
警察の調べによると田中さんは8日鳥海山に一人で登山に出掛け、9日午前6時すぎに
「もやがかかって動けない」
と家族に携帯電話で連絡していたもの。
地元の山岳遭難救助隊などがけさ10時前、酒田市側の湯ノ台口コースから捜索を開始し、正午すぎに山頂に向かう途中の河原宿小屋付近の笹やぶでうずくまっている田中さんを見つけた。
田中さんにけがはなく
「下山中にガスで周りが見えなくなった」
と話しているという。


鳥海山



ロイターから、

モンブランで行方不明になった登山家、遺体を32年ぶり発見

 フランスとイタリアを分かつモンブラン山系で32年前に行方不明となった登山家の遺体が、氷の中から発見されたことが分かった。

発見されたのは、当時23歳だったパトリス・ハイバートさん。
2人の登山家が見つけたと3日付の地元紙ドフィネ・リベレなどが報じた。

ハイバートさんの生存が最後に確認されたのは、エギーユ・ベルト山の西側斜面から単独で入山した1982年3月1日。
午後になって天候が悪化し、同じ山に登っていた別の登山家は2日後に救出されたが、ハイバートさんは見つからなかった。

82歳の父親は、RTLラジオに対し
「私は山男なので、息子はむしろ山にいたままのほうが良かったと思う。
棺のなかより山のほうが良かった」
と語った。


山好きが山で死ねれば本望だと云う人がいます。

でも、身内にとっては、そうあきらめるには相当の時間が必要でしょう。

老境に達したお父さんの目には、お山は息子さんそのものに見えていたことでしょう。

32年ぶりに息子が発見され、うれしい部分もありながら、
お父さんの中で山と同化していた息子が山と切り離されると思うと可哀想に思えたり、
どこか、そっとしておいて欲しかった部分もあったのかもしれないですね。

「…棺のなかより山のほうが良かった」。

32年の月日、82歳だからこそ、云える言葉かもしれません。


7月10日(木)

聯合ニュースから、

北アルプスで遭難の韓国人 領事館と警察の連携で無事救助

 日本の北アルプス(飛騨山脈)で登山をしていた50代の韓国人男性が10日遭難したが、警察などにより20時間後に無事救助された。
韓国外交部が15日発表した。

 男性は単独で北アルプスに入り、海抜約3000メートル地点で負傷。
移動が困難になったため外交部の領事コールセンターに電話し、救助を要請したという。

 領事コールセンターは、海外で事件や事故に巻き込まれた国民のために韓国外交部が行っている24時間対応の電話相談サービス。

 領事コールセンターを通じ、男性と在名古屋総領事館側は連絡を取り合い、領事館は現地警察に直ちに協力を要請。
総領事と担当領事も現場近くに向かった。

 警察は男性が総領事館側に説明した情報を基にヘリコプターを使った捜索を行い、11日午後2時30分ごろ、救助に成功した。
男性は、近隣の病院に運ばれて治療を受けた後、帰国した。

 同部関係者は、
「領事の対応が迅速に行われ、現地警察の協力もはやく得ることができた」
とコメントした。

 昨年7月には中央アルプス(木曽山脈)で韓国人登山客9人が遭難し、5人の無事は確認されたが、4人が遺体で発見された。


海外のお山に行く際は、地元レスキューの電話番号とともに、
日本大使館の連絡先も忘れずに、ですね。


7月13日(日)

静岡新聞から、

落石で男性打撲 閉鎖中の富士宮口

 13日午前4時50分ごろ、富士山富士宮口9合5勺=3590メートル=付近で、都内のブラジル人男性(32)が落石で足首を打撲した、と同行の登山仲間を通じて8合目に常駐の県警山岳遭難救助隊に連絡した。
男性は隊員らの介助で下山した。
 富士宮署によると、男性は仲間5人とシャトルバスを使って5合目に入り、12日午後9時ごろ登山を始めた。
残雪の影響で山頂まで全面開通していない富士宮口で必要な登山計画書は未提出とみられ、徹夜で登下山する「弾丸登山」だったという。
 富士宮口の8合目以上は冬季閉鎖中(通行止め)。
登山道が未整備のため落石の危険性が高く、県警は登山自粛を呼び掛けている。




7月15日(火)

中日新聞から、

立山滑落 連携し救護 山小屋主人や看護師ら

(上)男性の応急救護をする山小屋関係者ら<br>(下)滑落した男性を富山県警ヘリに運ぶ山岳警備隊員ら 15日午後2時10分すぎ、富山県立山町の北アルプス・立山連峰の雄山に向かう登山道の二ノ越付近(標高2750メートル)で、男性登山者が急斜面を約百メートル滑落した。
岩に頭を打って出血するなど大けがを負い、約50分後に富山県警ヘリに救助されたが、現場では山小屋関係者や居合わせた女性看護師らの迅速な救護活動が光った。

 男性は運転免許証から宮城県名取市、会社員日下文雄さん(64)とみられる。
複数の目撃者によると、花を見ようと登山道から外れた際、バランスを崩したらしい。
富山県警上市署によると、意識はあるが、富山市民病院の集中治療室(ICU)で治療を受けている。

 現場近くの一ノ越山荘オーナーの佐伯光昭さん(52)は滑落を目撃し、すぐに山岳警備隊に連絡。
男性スタッフ三人と、雪渓でうつぶせに倒れた状態の男性に駆け寄り容体を確認。
警備隊に無線で状況を報告し、体温低下を防ぐために毛布でくるむなどした。

 雄山から下山中だった看護師岡田茜さん(32)=大阪市=も救助に参加。
起きようとする男性を制止し
「痛いところはないですか」
などと声を掛け続けた。

 男性を現場から約2百メートル離れた尾根筋のヘリのランディングポイントに運ぶ際には、増築工事をしていた山荘の工事関係者も協力。
佐伯さんは
「職業柄、体が勝手に動いた」
と話し、岡田さんは
「助けなあかんと行動しただけ。とにかく無事でいてほしい」
と願った。


立山

遭難救助現場では、(時間や紙面の関係で)報道されない人間ドラマが一杯あったはず。

山も助け合い。

町なかでは、困ってる人に「どうしました?」の一言がかけづらい状況ってあるけど、
お山は、助けたり助けられたりが普通でありたいです。


そろそろ、梅雨明けの時期ですね。

待ちに待った夏山シーズン本格化!

でも、湿度の高い南風が入りやすく、じめじめした夏になりそうって話もあります。

湿度が高いと、お山では午後、にわか雨になる確率も高くなりそうです。

朝、天気がよかったし、天気予報も一日晴れだって云ってたから、雨具を持たずに出発、
けれど、山頂付近でまさかの天候悪化、降り出した雨をしのげる場所もない…。

そんなことがあちこちで見られるかも。

冷たい雨に濡れた身体、吹き付ける風がどんどんと体温を奪って行く、
ガスも出て視界がきかなくなり、雨宿りできる場所を探しているうちに道迷い…。

低体温症を発症してSOS、と云う最悪なシナリオだけは回避できるよう、
準備万端整えてお山を楽しんで下さい。

あれこれ整えすぎて、荷物が重くなってもダメですけど (^^;)


明日は我が身。
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