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遭難まとめ 7月19日~29日
2014 / 08 / 02 ( Sat )
夏山シーズン。

人がどっと繰り出せば、統計的にも遭難する人が少なからず出てしまいます。

どんなに注意していても、
どんなに装備を念入りに揃えても、
千変万化する自然は人知を上回り、軽々と足をすくいます。

100%安全

は、あり得ないのです。

7月19日(土)

読売新聞から、

富士山須走ルート6合目付近で遺体発見の通報

 19日午前11時20分頃、富士山登山道の須走ルート(静岡県側)6合目付近で、山小屋の男性従業員から「遺体を発見した」と、静岡県警御殿場署に通報があった。

 県警山岳遭難救助隊が現場に向かった。




7月20日(日)

中京テレビから、

北アルプス・涸沢岳で滑落の男性が死亡

 岐阜県高山市の3000メートル級の山で滑落事故があり、男性の死亡が確認された。
 事故があったのは、北アルプス・涸沢岳の北約100メートルの稜線で、警察によると20日、滑落を目撃した登山者から警察に通報があった。
滑落したのは、兵庫県西宮市の公認会計士・黒澤謙太郎さん(46)で、稜線から約50メートル下で心肺停止の状態で発見された。
 20日は現場周辺が悪天候で、21日朝になって天気が回復したことから、警察は航空隊と山岳警備隊で黒澤さんを収容し、その後、死亡を確認した。
死因は頭などを強く打ったことによる外傷性ショック死だったという。


涸沢岳



富士ニュースから、

富士山で救助要請相次ぐ

本格的な登山シーズンを迎えた富士山富士宮口登山道で20日から21日にかけて、けがや体調不良による救助要請が相次いだ。

20日午前9時35分ごろには、七合目付近を下山中の63歳男性が転倒し、左足首を負傷し歩行困難となった。
同日午後3時半ごろには、軽い高山病にかかった47歳男性が九合目五勺付近を下山中に転倒し軽傷を負った。

21日午前10時40分ごろには、九合目五勺付近を下山中の41歳男性が体調不良により自力歩行が困難な状況になった。
いずれも県警山岳遭難救助隊や富士宮市消防山岳救助隊が出動し、救助活動や付き添い下山を実施した。




7月21日(月)

産経新聞から、

比良山系で3人を救助 滋賀

 20日午前8時ごろ、大津市の比良山系に男女3人で登山に訪れていた大阪府内の女性(66)から、「道に迷った」と県警に通報があった。
大津北署や地元の消防などが捜索し、同日午後4時までに3人を救助した。
いずれもけがはなかった。

 同署によると、3人は19日午前中に「びわ湖バレイ」から比良山系に入り、遭難。
その後、1人が「道を探す」と言って離れ、それぞれ下山できずに一夜を山中で過ごしていた。


びわ湖バレイ付近



日本経済新聞から、

山梨の男性が滑落死 北アルプス白岳

 21日午前10時55分ごろ、富山、長野県境にある北アルプス白岳の山頂付近で、山梨県の4人パーティーから「同行者が滑落した」と110番があった。
同日午後、長野県警が尾根の約150メートル下方から地方公務員、斉藤光裕さん(53)=山梨県南アルプス市=をヘリコプターで救助したが、間もなく死亡が確認された。

 県警大町署によると、4人は1泊2日の日程で20日に入山。
事故当時は悪天候で、見通しがよくなかったという。


白岳



7月23日(水)

毎日新聞から、

滑落:日光の鳴虫山で女子児童が 保護者会登山、軽傷 /栃木

 23日午後1時ごろ、日光市七里の鳴虫山(なきむしやま)(1104メートル)で、頂上から約1キロの登山道を下山していた宇都宮市内の小学3年の女子児童(8)が約50メートル下まで滑落した。
引率者だけでは救助が困難だったため、約2時間後に防災ヘリとドクターヘリを乗り継いで病院に運ばれた。
児童は顔に擦り傷の軽傷。

 日光署によると、児童は小学校の保護者会が主催した夏山登山に保護者約20人、児童約40人で参加していた。
滑落の原因を詳しく調べている。


鳴虫山



7月25日(金)

下野新聞から、

白根山で山岳遭難 日光署、男性2人を救助

 25日午後9時5分ごろ、日光市湯元の前白根山を下山していた埼玉県桶川市、会社員男性(63)と同県春日部市、無職男性(72)が「日没で登山道が分からなくなった」と携帯電話で日光署に通報した。

 同署は救助隊を編成して26日未明から捜索を開始。
午前5時ごろ湯元スキー場東武日光湯元ロッジから西に約1.3キロ付近で2人を発見した。
2人ともけがはなかった。

 日光署によると、2人は25日午前、群馬県側から日光白根山に入り、前白根山を経て湯元温泉に向かっていた。
通報を受けた日光署は、その場に留まるよう指示し、救助隊は携帯電話で誘導して助けた。


白根山



7月29日(火)

産経新聞から、

遺体発見、遭難の男性か 山形・飯豊連峰

 29日午前8時5分ごろ、山形県小国町の飯豊連峰の山中で男性の遺体を消防の防災ヘリコプターが発見した。
小国署は、山で遭難し、行方が分からなくなっていた札幌市豊平区、酒田登己穂さん(65)とみて調べている。

 小国署によると28日に北股岳の中腹、標高約1700メートルの沢付近で、酒田さんの物とみられる青色の登山用リュックが見つかり、29日朝から付近を捜索していた。

 酒田さんは22日に同町の山荘に宿泊。
「25日までの間、飯豊連峰を縦走する」
と話し、23日に1人で山に入ったが下山せず、27日に山荘が同署に通報していた。


北股岳



南日本新聞から、

遭難の2人、自力で下山 霧島山系・矢岳

 29日夕から宮崎県高原町の霧島山系・矢岳で遭難していた男女2人は、30日午前9時50分ごろ、霧島市の高千穂河原登山口へ自力で下山した。
けがはなかった。
 小林署によると、2人は鹿児島市の自営業男性(74)とパート店員女性(67)で、登山仲間。
2人は29日午前11時ごろ、高千穂河原から山に入り、矢岳からの下山途中で道に迷った。
視界が悪いため警察の指示に従って矢岳と高千穂峰の間の沢で過ごし、夜が明けてから、中岳経由で下山した。
 新燃岳から半径1キロ内の立ち入り規制区域には入っていなかった。
 宮崎、鹿児島両県の警察、消防など66人が30日午前6時から捜索していた。


矢岳



最後に、僕の言葉なんかよりずっと重みのある記事を。

朝日新聞から、

夏山シーズン遭難後絶たず 登山者に「落とし穴」

 北アルプスを始めとする県内の山々が、多くの登山客らでにぎわっている。
雪解けが進み、梅雨が明け、立山黒部アルペンルートなどを利用すれば、標高3千メートル級の高山にも登頂しやすい季節が今年も訪れた。
一方で、昨夏の遭難負傷者は過去3年で最も多く、死亡事故や病死も後を絶たない。
県警などは
「行きやすい時期だが落とし穴がある」
と注意を呼びかける。

■もろい岩石、目立つ浮石

 登山者憧れの岩山・剱岳(標高2999メートル)。
雄大な景色を楽しめるが、登山路は険しく、2011~13年の夏山シーズン(7~8月)には、計9人が転落や心疾患で命を落とした。

 前剱周辺(標高2813メートル)は、うち4人を占める。
風化でもろくなった岩石や浮石が目立ち、バランスを崩しやすい急斜面の岩場が続く。
県警山岳警備隊によると、疲労の出る下山時に転倒・転落の危険が高くなるという。
隊員の1人は
「普段から登山する人は気を付けている。
ただ、室堂から剱岳に入る唯一のルートで、上級者から初級者まで集まり、事故も多くなる」
と指摘する。

 鎖場やはしごが設置された危険箇所が多く、登山客が増えるこの時期は混雑も予想される。
高瀬洋隊長は
「予定よりも時間がかかることがあるので、早めにスタートして余裕を持って登るのがいい」
と助言する。

 経験者の同行が必要な剱岳北側の北方稜線ルートでも事故が絶えない。

 岩の風化が進み、整備もされていないため、登山者自身が地形を見ながらコースを選ばないといけない。
県警では、残雪での転倒や滑落、落石への注意とともに、体力・技術に合った行動を呼びかけている。

 県警地域課によると、県内の山岳遭難のうち、約半数は夏山(7~8月)に集中し、過去3年で200人に上る。
負傷103人、死亡・行方不明22人が含まれ、昨年の負傷40人は過去3年で最多だった。

 室堂などが起点となる立山・剱岳方面では、過去3年の死者のうち16人(うち9人が剱岳付近)を占める。
40代以上の中高年がほとんどだが、20代も2人いた。

 単独で山を訪れ、遭難するケースも目立つ。

 立山・剱岳方面遭難対策協議会によると、昨年の立山・剱岳方面の遭難者のうち、単独者が約2割を占めた。
身軽に来られる一方で、高瀬隊長は
「1人では焦りが出やすい。複数なら危険も察知しやすい」
と話す。

■もしもの時を考え備えを

 県外から訪れた登山者の遭難が多い現状に、立山ガイド協会の多賀谷治会長(59)は
「『立山に行ってから剱岳に』という人もいるが、欲張らない方がいい。
リスクがある山で労力もかかる。
まず剱岳に集中して、ほかはその後で考えればいい」
と無理を戒める。
下山時に傾斜が緩やかになったところで転倒するケースも少なくないといい、
「慣れてきた時が危ない。危険じゃなさそうな場所で気が緩むのかもしれない」。

 装備面でも注意が必要だ。
頭の保護や日よけとして着用する帽子。
多賀谷さんは
「目深にかぶるのは視野が遮られて良くない。『情報視野』の確保は重要」
と話す。
また、手袋についても
「軍手は滑りやすくて危ない。踏み外した時にぶら下がることができない」
と指摘する。

 上市町の馬場島(標高約750メートル)周辺の山や七姫山(標高1335メートル)などやや低い山での危険も挙げる。
人通りが少ないために道しるべがなく、ガイドブックに書かれたようには登山道が整備されていない場合もあり、地図とコンパスが必須だという。

 安全確保の上で、気象などの情報収集も欠かせない。
上市町は昨年12月、登山者らの要望を受け、馬場島・登山口に携帯電話の基地局を設置。
同町企画課は
「重要な連絡手段であり、登山口で情報収集をして山に挑んでもらえるように」
と話す。

 万全の準備をしても、山に入れば遭難の危険はつきまとう。
もしもの時にどうするか。

 多賀谷さんは
「『遭難したら』と考え、一晩はしのげるように備えた方がいい。
自分で対処できる範囲を見極め、手に負えない時は正直に事情を伝えて助けを求める。
大騒ぎされることに抵抗を感じる人もいるが、あいまいにやるのは良くない」
と忠告する。


明日は我が身。
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