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青春18きっぷ旅 1 7日目 八千穂高原
2015 / 02 / 07 ( Sat )
八ヶ岳の東麓、平成の大合併で八千穂村から変わった佐久穂町にある八千穂高原。
50万本もの白樺の森が拡がる、自然豊かな高原です。

八千穂スキー場は標高1650mに位置しています。


僕が初めて八千穂に来たのは20代の頃でした。
川上の農家さんに、冬のアルバイトとして紹介してもらったのが、八千穂スキー場で働くきっかけでした。
居心地が良かったので、3シーズンもいました。

最初の2年はロッジの管理人。
最後の年はレストランを手伝いました。

ペンション区への坂を上って左、ゲレンデ側にある白い大きな建物の下に駐車。
 雨で湿った坂を登ったら、
大変お世話になったレストラン「ジョイナス」です。

こちらも、川上同様、行くって連絡してませんでした。
とは云え、ジョイナスはスキーシーズンのみ営業するレストランで、夏はやってません。
(夏は軽井沢でおそば屋さんやってた。)
無人なはずなので、記念に写真だけ撮って山を下りるつもりでした。
だけど、いまは亡き社長の奥さんがひとりで住んでいる、との風の噂(NHKの「小さな旅」)があり、
まさかと思いながら、暗い店内を覗くと、写真とか展示してあったり、誰かいる(いた)っぽい。
昔の習慣で、正面玄関ではなく、脇のレンタルコーナーのドアに手をかけたら、ガラガラ…、開きました。
いる、と思ったらうれしくなって、勝手知ったるで、昔のような感じで一息に店内へ。
 店内。
「こんにちは」と云いながら、廊下からホールに出ると、小柄な奥さん、急な来訪者にびっくり。
と云うか、誰?って感じで、すぐには思い出せなかった様子でした。
「昔、バイトしてた、○○です、四国の」と云うと、やっと思い出してくれました。
奥さん、いや、おっかさんと呼ぼう。
86歳なのに全然お元気で驚きました、外見もお変わりなかった、機敏に歩き回るし。
立ち話もそこそこに、「腹、減ってるら、なにもねぇけど」と、お昼ご飯を用意してくれました。
それから、ストーブのそばに座って話の続きをしました。
 テーブルの向こうのストーブ。
ストーブには火が入っていました。
朝起きて一番にするのが、ストーブの火入れと水を入れたヤカンを載せることだったなぁ。
長野の山間では夏でもコタツは仕舞わないし、9月になればストーブでお茶を沸かします。

友人、知人、親しい人が来ると、必ず、ストーブを囲みました。
寒さで震える客さんの手袋や靴を暖めてあげたり、お茶の時間はストーブのそばのテーブルが定位置でした。
ストーブのまわりにはいつも笑顔がありました。

窓の外は雨。

町議長までやった社長が亡くなったときの話や、残された家族は借金が大変だとか、
スキー場がダメでペンションもだめでどうしようもない話、最後は戦争の話まで、いろんな話をしました。
息子さん家族も元気にされてるそうで安心しました。

足を伸ばせる座敷スペースは、スキーヤーに人気で、ビールが売れた、売れた (^_^)
夜はアルバイトの雑魚寝スペースでした。
バイト仲間たち、全然音信不通だけど、元気してるかなぁ。

昔はメニューがものすごくあって、お客さんが外まで並ぶ大盛況ぶりでした。
僕はここのモツ煮が大好きで、自分でまかないを作るときは、カレーとモツ煮のあいがけご飯、最高でした。


変わったところ、囲炉裏スペースとカウンターをカットした厨房入口。

話が一段落したところで、ペンションを撮りに出かけました。

 ぷちはーぶ。
 ラ・ルゥ。
 八千穂山荘。
あの頃、オーナーさんたち、仲が悪かったなぁ。
脱サラとかして始めた人ばかりだから、過去の肩書きとかが邪魔してたんだろうなぁ。

 僕が管理人してたロッジ。
いまは別の人がやってるけど、当時はジョイナスの社長が町に運営を頼まれて、
そこへたまたま僕がバイトに来たので、予約からチェックイン・アウト、掃除まで、任されるハメに。
2段ベッドで最高50人弱、宿泊できるんだけど、それ全部、僕ひとりでやってました。
日曜とかは、ジョイナスの喫茶コーナーやレンタルも手伝ってた。
いま考えると、不思議なほど働き過ぎじゃ。

初めてスキーを覚えたゲレンデ。
スキー場の規模は大きくないけど、コースは大きく分けて6つ、リフトは5機。
ジュニアランドって、ちびっこにスキーを教えてくれたり、安心してそり遊びができるスペースがあって、
スキー場自体、休日でも混まないので、家族連れに人気です。

でも、僕がいた頃は、リフトに1時間待ちとか普通だったんだから。
帰りは大渋滞で、駐車場から東京までクルマが繋がってるんじゃないかってくらい、お客さん、来てたんだよ。
それがいまじゃ、西武系のスキー場さえ、淘汰される時代。
町村議会で廃止の話が毎年でてくる八千穂スキー場、ホント、ふんばってがんばってるわ。

そうそう、ゲレンデに鹿がえらく出没して、たくさん咲いてたマツムシソウもだいぶ食べられてしまったそう。

ジョイナスを正面から。
「さてと…」、帰りますと云うと、おっかさん、僕が泊まっていくと思ってたらしく、
泊まってきな、泊まってきなって、何度も。
レンタカー、明日、松本駅に返さなきゃならないし、その前に長野の善光寺に行きたいしで、
ごめんなさい、また来ますから、と云って立ち上がりました。
おっかさん、小雨降る中、見送ってくれて。
クルマの中から最後に見た最後の姿が寂しげで、後ろ髪、めっちゃ引かれました。

おっかさんにも逢えて良かった、昔のお礼も言えたし、遠かったけど、来てホント良かった。


八千穂の町に下山後、佐久へ向かい、国道18号で長野を目指しました。

 立ち寄った東御市の道の駅「雷電くるみの里」。
 江戸時代の名力士、雷電為右衛門の像。
東御市は、雷電の生誕地だそうで、特産品のくるみは生産量日本一なので、
 自販機もくるみと雷電。

やがて迎えた夕暮れ。

長野まで、まだ50キロ近くあったけど、体が正直、限界でした。
急に疲労感がどわ~~~っと湧いてきて、いまさら、八千穂に泊まっていけばよかったと後悔。
暗くなると、更に眠くなる。
でも、がんばって、休み休み、走行。

坂城町を通ったときでした。
町じゅうに細かいホコリか花びらかなにかが雪みたいにたくさん舞ってて、信号待ちでよく見たら、羽虫。
カゲロウの大群でした。
毎年9月の中頃になると、千曲川から大量発生するんだそう。
珍しいもの、見られてよかったけど、窓開けてなくてよかった。

長野市には8時頃到着。

車中泊場所を探すのに苦労したけど、静かな河原を見つけて、休むことができました。


つづく。


青春18きっぷ旅 1 メニュー

1日目
松山→瀬戸大橋
岡山→大阪

2日目
大阪→熱海
大船→江ノ島→鎌倉
横浜中華街

3日目
東京
東京スカイツリー 1 2

4日目
上野→秋葉原→東京駅
国立科学博物館

5日目
東京→小淵沢
小淵沢→川上村
川上村

6日目
川上村
小淵沢→茅野→車山高原
車山高原

7日目
諏訪→長和→八千穂
八千穂高原

8日目
善光寺→松本
松本
大阪→岡山→松山
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