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青春18きっぷ旅 2 5日目 千秋公園 1
2015 / 05 / 09 ( Sat )
一旦、傘を買いに駅前まで戻ったのに、雨はあれ以降、降りませんでした。
傘は杖の代わりになりました。

 久保田城跡の千秋公園の二の丸から。

タイムライン的には前後するのですが、二の丸を見下ろせる場所にいたときのこと。
下からきゃぴきゃぴした声が聞こえてきました。
雨も上がった空の下、カッパを羽織始める女の子たちの姿が、木立を通して見えました。
すると、水飲み場の蛇口で手に持ったなにかに水を入れ始め、
 水鉄砲対決スタート!
わざわざカッパ着て水鉄砲…、二の丸で…、でもなんか楽しそうでした。

さて、城跡探訪。

秋田市指定名勝 千秋公園(久保田城跡)

 千秋公園は、秋田藩主佐竹氏が12代約270年にわたって居城とした久保田城跡を、明治期の造園家長岡安平の設計によって整備した近代公園である。
 公園整備は、本丸御殿の御池や城内の土塁・通路などの遺構を活かして行われ、明治30年(1897)に近代的な城跡公園として千秋公園が完成した。
長岡は、その後も城跡公園などの設計を多数行ったことから、近代公園の先駆者と呼ばれている。
 城跡を本格的に公園化する事業は、全国でも初の試みであり、千秋公園は、全国の城跡公園および近代公園のさきがけとして貴重であることから、秋田市の名勝に指定された。
               平成20年3月25日指定
               秋田市教育委員会



 解説看板脇の石段を上がります。

「長坂」と呼ばれ、緩やかな傾斜ですが、途中、カクカクカクと3度曲がり、道幅も狭くなります。
 この辺りが「長坂門跡」だそうです。

 小さな広場がありました。
写真左が表門、写真右の木立の暗がりにあるのが番所です。
まずは、番所から。

御物頭御番所(おものがしらごばんしょ)

 御物頭は秋田藩の行政機構の中では番方に属す役職であり、配下の足軽を指揮して二の門(長坂門)の開閉及び城下一帯の警備を担当した。
御番所の南側14畳の部屋に物頭が詰めて登城者を監視した。
北側には7畳半の休息所や台所・便所があり、中二階には8畳の部屋が配置されている。
 『国典類抄』などの史料によれば、御物頭御番所は宝暦8年(1758)に焼失したのち再建され、安永7年(1778)以降の火災では類焼を免れたと考えられることから、建築年代は18世紀後半と推定される。
久保田城内で旧位置のまま今日まで残っている唯一の建造物である。
昭和63年3月、保存修復工事を行い、平成2年に秋田市文化財に指定された。

 形式 切妻造南庇付 こけら葺屋根
 間口 約10.5m(5.5間)
 奥行き 約9.5m(5間)
 平面積 約100㎡(30坪)
                    平成13年11月 秋田市


無料で開放されていますので、入ってみました。

つい100年ちょっと前まで、お侍さんたちが詰めてたんですよね。

続いて、表門をくぐります。

なかなかに立派に再建された門です、一の門とも云います。
佐竹氏の「扇に月丸」紋がありました。
ちなみに、扇は源頼朝から賜ったのだそうです。


表門をくぐると、木々も大きく育った庭園状態の広大な本丸跡です。
門を出てすぐ、足下に大きな平らな石が数個、埋め込まれていました。

久保田城表門礎石

 展示されている6基の石は、久保田城表門に使われていた礎石です。
 また、展示はされておりませんが、礎石(①と⑤)の問、(④と⑥)の間には柱の掘り方(穴)があり、深さ約1.4m下に礎石が据えられていました。
これら6基の礎石と2基の掘り方から、表門の柱間は正面(桁行き方向)2.1m+4.9m+2.1mの9.1m、奥行き(梁間方向)2.4m+2.4mの4.8mであったことがわかっています。
 すべての礎石は上面が平坦で、ほぞ穴があり、扉の付く鏡柱の礎石(②と③)は石・ほぞ穴とも他の礎石より大きくなっています。
また、両側の控え柱用の礎石(①と④)の石垣(外側)には、ほぞ穴の他に深さ2cmの寄せ掛け柱用の彫り込みが認められます。
この他に、発掘調査では古い段階の小規模な門の跡が確認され、記録保存しています。
※礎石は、表門を再建した位置にありましたが、来園する方々にご覧いただくために、現在の位置に移設したものです。


左側に神社が見えたので行ってみました。
城跡に神社って結構、あちこちで見かける組み合わせです。
 「八幡秋田神社」です。
 合掌。
 右奥に、「与次郎稲荷神社」があります。
 狛犬コレクション。
“与次郎稲荷”とは、変わった名前ですが、藩主・佐竹義宣が飛脚として飼っていた狐の「与次郎」のことです。
与次郎はこの城のある山に住んでた大狐で、新しい住処と引き替えに義宣に遣えました。
火急の際は飛脚として、江戸までなんと6日で往復したそうです。
ある日、六田村という飛脚宿のある村で罠にかかり、与次郎は殺され、食べられてしまいました。
すると、六田村では、一月余りの間に300人以上が狂い、17人が死ぬという、キツネの祟りに見舞われました。
罠を仕掛けた者たちも10日の内に死に、血筋も絶えたそうです。
与次郎の死を大いに無念がった義宣が城内に与次郎を祀る神社を建立しました。
 そして狐コレクション。

庭園の中程へ移動。

久保田城本丸跡

 久保田城が築かれた神明山は、三つの高地からなる標高約40メートル程の起伏のある台地で、別名三森山とも呼ばれていた。
 築城は慶長8年(1603)5月から着工され、翌9年8月に完成した。
 本丸は、最も高い所を削平や土盛をし、平らにして造られた。
東西65間(約117メートル)、南北120間(約215メートル)のほぼ長方形を呈し、周囲には高さ4~6間半(約7.3メートル~11.8メートル)の土塁を構築している。
 本丸の建造物には、表門から入った正面に玄関が置かれ、政庁である政務所が設けられており、池を配した中央部には藩主の住居である本丸御殿があった。
また、土塁の上を多聞長屋と板塀で囲み、要所には隅櫓を置き、北西隅には兵具庫を兼ねた御隅櫓を設けた。
西南隅の土塁上には櫓座敷と呼ばれた書院風二階建ての「御出し書院」が造られた。
 出入口は周囲に表門(一ノ門)、裏門、埋門、帯曲輪門の四門に、御隅櫓に通じる切戸口があった。



その本丸の中心に堂堂とした一画を構えるのが、
 佐竹義堯(よしたか)公の銅像。

義堯は、出羽久保田藩第12代、最後の藩主となりました。

東側に、見晴らしありそうな土塁が見えたので行ってみました。

この辺りにも「多聞長屋」があったらしい土塁の上からは、池を中心とした庭園が見えました。
「胡月池」と名付けられ、城跡が公園整備された際、最初に築造された池です。
ここからのパノラマ。

さて、久保田城には天守閣がありません、築城当時からありません。
天守閣を造らなかったのは、常陸水戸54万石から出羽秋田20万石への減転封による財政事情が大きいよう。
石垣も徳川幕府に遠慮などして造らなかったり、軍事要塞的な色彩は影を潜めています。
天守閣の代わりに「御出し書院」と呼ばれる櫓座敷を建て、他に8棟の櫓を建て並べていました。
その8つの櫓のひとつ、本丸の北西の隅に立っていた櫓が再建され、観覧できるそうなので行ってみました。

お天気のせいもあって、観光客や健康散歩されてる方も少なめで静かな城跡でした。

 「埋門跡」
土塁を欠いて作られた、西郭に通じている小径の出入り口に位置しています。


埋門跡から本丸の縁に沿うように、雨で湿った石畳の坂道が続いています。

 坂の先に小天守と見違えるほどの櫓が建っていました。
復元された久保田城御隅櫓です。


つづく。


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