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冬の滑川溪谷 1 龍の尾、箕の渕、熊の爪
2015 / 06 / 26 ( Fri )
ホントに忙しく悩ましい日々が続いていて、お山に行くこともままなりません。

ホムペもブログも手つかずですみません <(_ _)>

ゆとりができるまで、ひとまず、貯まっている写真たちでご勘弁を。

で、いきなり1月末の写真ですが、東温市にある 滑川溪谷 です。

滑川溪谷はこの辺り。


晴れれば夏のような灼ける日差し、寝苦しい夜の兆しも感じられる今日この頃。

雪と氷の渓谷に、少しでも清涼感を感じていただければ幸いです。


愛媛・徳島県境が大雪に見舞われた先の冬。
松山周辺は目立った積雪はありませんでしたが、山間部はそれなりに降り積もっていました。
訪ねた1月末頃になると松山はただただ寒いだけで、雪も雨の代わりに降る程度です。

スクーターでも安心して通行できるくらい、路肩の雪がなくなったのを見計らって出かけました。
ワークマンで買った、防水機能もある防寒服を着込み、国道11号線、桜三里を駆け上がりました。
路肩に雪はないものの、タイヤのグリップを喪失させる凍結に細心の注意を払いながら。

桜三里にあるふたつのトンネルの小さい方、落出隧道の手前、
落出が入口です。

右折し、県道302号皿ヶ嶺公園滑川線へ。
滑川とそのまんまな名前の川に沿って、1.5車線の山道然とした県道を青滝山に向かって南進します。

途中にあるのが、面木山への入口。

丁字路を左折し、上り詰めた集落に面木山の登山口があります。

 丁字路の角に立つ民家の屋根も庭先も雪化粧。

道端に点在する集落を横目にしばらく走り、狭くなった谷で出会うのが、
 道前道後第二発電所。

そこから間もなく、民家が点在する開けた谷に出ます、

明河集落です。

道標に従って進むと、道はますます狭くなり、駐車場に到着。
 写真は渓谷側から振り返って撮ってます。

 渓谷の入口。
 案内図。
案内図によると、この駐車場の手前、遊歩道沿いに「塩嶽」や「前の滝」があるとのこと。
確かに、道路端に「←塩嶽」な標識がありました。
駐車場から先は、「龍の尾」「箕渕」「熊の爪」「犬くぐり」「奥の滝・龍の腹」と見所が続くようです。

 雪で滑る石垣脇の小径を慎重に歩きます。


夏休みなど観光客の多い時期は売店になるのかな。
同じ敷地にトイレもあります、奧にはトイレがないので先に済ませておきましょう。


トイレを過ぎて少し歩いたところで、渓谷の一端が姿を見せます。
岩伝いにしたたり落ちる雪解け水が作るわずかな沢を渡るために木の板が渡してありましたが、
 雪のせいで正直、つるつる滑って危なかったです。

そんな板橋を渡ると滑川の源流が目の前に現れます。

砂礫岩でできた岩盤を洗うように浅い水が流れていました。
 「← 塩嶽250m 奥の滝600m」。

今度の橋は十数メートル、ただの厚い板を繋いで渡してありました。
増水したときなど、流出してもすぐに取り替えが利く板橋は自然に優しいです。
でも、こんな雪の積もった日は人にはまったく優しくなかったです。
細かい溝を入れるなど、滑り止め加工がまったくない、磨いたような表面でしたから、滑って怖かったです。


慎重に渡り終え対岸へ、そこには小屋の跡のような基礎と木組みが残っていました。

河床と同じ岩盤でできた川岸を歩いていると、次第に川幅が狭くなりました。
そればかりか、両岸共に背よりも高い岩盤の壁が現れました。

近寄ってみると、それは川による浸食でできた壁だということが分かりました。

砂と石が混ざり合い固まった砂礫岩が川に浸食され、削られていった様が手に取るように分かります。
河床に近い場所は、深いところではかがんで入れるくらい、えぐれていました。
固い岩盤に行き当たり、下方向より横方向の浸食スピードが上回った、そんな感じのえぐれ具合でした。


また板を渡した橋を渡り、低くなった対岸の壁はハシゴで越えます。

 対岸は森が迫ってきています。
先に見える板の橋まで、川のそばを歩きます。
駐車場の案内図によれば、この辺りは「龍の尾」と名付けられた場所だそう。

ここまで河床に近い場所ばかり歩くので、増水時は滝に近づくのも困難が予想されます。

 少ししなった橋。


大人の足跡に混じって、小さな獣の足跡がぽんぽんっと可愛くくぼんでいました。

 少し小高い岸辺から見えるのは、
 小プールみたいな、丸く深い渕。

この辺りから「箕の渕」と名付けられたエリアになります。

“箕”は農具で、穀類をあおって殻・塵などを分け除く、竹や藤の皮を編んだものです。
 こういうのです。


箕の形をした渕がまたひとつ。

 これまでより河床の傾斜が急になり、階段状になっています。


段の部分には深くはないけど渕ができていました。
それはまるで、川の流れを渕という箕でふるいにかけ、きれいな水にしているような光景でした。


 さて、滑川渓谷の「滑川」は“なめかわ”と読みます。
「滑」は滑る(すべる)ようになめらかという意味があります。
そのような岩盤は古くから「ナメラ」と呼ばれ、全国各所に「ナメラ」と名の付く沢や谷があります。
松野町の名勝「滑床溪谷」もナメラです。


河床より少し高い場所を歩くため、遊歩道らしく、柵でガードされています。

 河床の巨石は落石や増水で運ばれてきたのでしょう。
滑るような河床だから、巨石も水の力だけで移動も可能。
だけど、この先に待ち構えるのは箕の渕。
あの渕に岩がハマっちゃったら…、見所がひとつ減っちゃう予感。


続いて現れた見所は「熊の爪」。
ふたつの沢が合流する場所で、山に向かって右側から落ちてくる支流側が「熊の爪」みたい。

 「奥の滝」への遊歩道から支流側へ行ける板の橋があります。
 合流部から下流を見て。


支流部分はすぐに滝になっています、高さは4、5mほど。
でも、どこをどう「熊の爪」と例えたのか、正直、よく分かりませんでした。
クマが爪でひっかいたように見えたのか、岩壁でクマが爪研ぎしてたのか…。
岩盤がざっくり、えぐり取られたような光景は、クマに襲われた傷跡みたいだけど…。
 真夏なら水浴びしたくなるだろう清涼感。

 では上流へ。


つづく。
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