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冬の滑川溪谷 2 犬くぐり、奥の滝、龍の腹
2015 / 06 / 27 ( Sat )
冬の滑川渓谷をぶらり中。

「龍の尾」、「箕の渕」、「熊の爪」と見所を散策し、
 雪で滑る狭い遊歩道を歩いてくと、
 「犬くぐり」に到着。
でも、なにが「犬くぐり」なのか、よく分かりませんでした。


冬は水流より岩の方が目立つ河床でした。

 大きな岩。

 小さな段差がありました。
犬が裏を潜れるくらい、小さな滝が現出していたので、ここが「犬くぐり」かな?

 もう一段上の渕。
 さすが源流域、透明度抜群。

さあ、後は「奥の滝」を残すのみ。

 気温も下がり、日も射さず、遊歩道も雪で白いまんまです。
幸い、凍ってなかったので滑らずに登れたけど、氷で覆われた状態なら軽アイゼンが必要かも。

川はゆるくS字にカーブしています。

 やがて、また高い壁が川の左右に現れました。
 そして段段に狭まってきました。
岩壁の上は森に覆われ、空はわずかに開けているだけで、せせらぎだけがこだましていました。
まるで厳かな寺院の回廊のような、厳かな雰囲気が漂っていました。

 狭い谷をさらに狭くしていた大岩。
遊歩道は大岩の下を巻いています。

その大岩にしがみつくように根を伸ばす樹木。

大岩を巻いて裏に出た途端、

さらに荘厳な風景が現出しました。


「奥の滝・龍の腹」に到着しました。

 垂直に迫り立つ岩壁。

 高さは優にビルの3階ほどもあるでしょうか。


奧に向かうにつれ、その壁はオーバーハング、覆い被さるように反り返っています。
「龍の腹」とは、古の人たちも見事に称えたものです。
まさに、巨大な生き物の腹の中にいるような光景でした。
そう思ったら不意に、子供の頃に読んだ、ピノキオがクジラの腹の中でおじいさんと再会したシーンを思い出しました。

平らかな遊歩道はいつの間にかなくなり、岩が散乱する河床を歩いて行きます。

 頭上にせり出す左の岩壁の下を進んで、
 大きな「奥の滝」に到着。

 冬は渇水期で落下する水も滑る程度でした。
でも、風が起きるほど、水には勢いがありました。
滝壺は小プールほどの大きさでした。

滝側の岩壁を見ると、屈んならで歩けそうなくらい、真横にえぐれています。
もしや…と思い、チャレンジしてみました。
 滝の裏へ。
防水機能付きの防寒服を着てきたのが役に立ちました。
えぐれた部分がテラスのようにせり出していて、横から近付けました。

 いよいよ、滝の裏へ。
滝の真裏もえぐれていて、屈んで入り込めば、ざぁざぁ降り注ぐ激しい水をかぶらずに済みました。

 滝のカーテン越しに。
滝の裏に入ってみたい願望を叶えることができました。
ついでにそのまま通り抜けてみたかったけど、滝壺を飛び越さないと戻れない地形だったのであきらめました。


防寒着のおかげで寒くはなかったけど、顔や、手袋を外すと手がすぐに寒気でしびれました。
滝の周囲はつねに飛沫が舞っていました。
さらに気温が下がれば、すべてが自然に氷の彫刻になってしまうでしょう。


誰かが積んだ石が氷やつららに覆われてきれいなオブジェと化していました。

もっと長居したかったけど、この後、丹原へお墓参りに行く予定だったので、名残惜しかったけど引き返しました。

 河床から見た奧の滝。

 さらに離れて。
左の石垣の上には遊歩道が通っています。


 帰り道、橋の上で思わず滑って尻もちをつきそうになりました。
と云うか、橋の上から落ちなくてよかったです。


えぐれた岩壁。

こんな風に潜り込めるまで、奧にえぐれています。
 砂礫岩でできた岩盤のアップ。
滑川渓谷はこのような砂礫岩でできているので、水の浸食により特徴的な地形が誕生したのでした。


奥の滝がある龍の腹、凄かったです。
歩いて楽しめる高千穂峡とも云える素晴らしい光景でした。
厳かな雰囲気すら漂う、不思議な空間でした。
にもかかわらず、渓谷にはお地蔵様や石仏が一体も見当たりません、祠もお堂もありません。
普通、このような不可思議な地形・空間にはお寺や神社、宗教的なものがあってもよさそうです。
僕にはそのことが不思議でなりません。
例えば弘法大師が四国を遍路したときに見つけていたら、絶対、霊場になっていたはずです。
ここで悟りを開いた、そんな謂われが生まれてもおかしくないでしょう。
弘法大師が生きていた当時は、渓谷はまだ未発達だったのかなぁ。
さっき例えた高千穂峡のそばにある聖地・天岩戸みたいな信仰の中心地になっていても遜色ないと思ったほど、
滑川渓谷に感動しました。


明河集落から見た、滑川渓谷の後陣の山並み。


梅雨のいま頃は水量も増して、奥の滝も迫力満点かなぁ。

また訪ねたいなぁ。
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