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青春18きっぷ旅 3 5日目 蔵王温泉スキー場 2
2016 / 02 / 21 ( Sun )
相変わらず、天候は不順で、でも、山頂付近は少し、雲が晴れて青空も小さく見えていました。

いまのうち…と思い、中央ロープウェイで上部ゲレンデへ移動することにしました。

タイミングよく、数分待っただけで、発車時間となり、階段をとことこ上がって乗り場へ。

乗り場も搬器の中も外も凍りついてました。

 サンライズゲレンデ下部、奥は竜山ゲレンデ。

高度が増すごとに、雪化粧した森の白さが増していきました。

体感気温もぐんぐん低下。

蔵王中央ロープウェイは、全長1787m、高度差524mを約7分の乗車時間で結んでいます。

きょろきょろ、景色を楽しんでるうちに、鳥兜山山頂にある鳥兜山駅に到着。


駅舎の外は、見事に真っ白、理想的なパウダーまみれでした。

 標高1387mに位置する駅。

急く心を抑えつけつつ、板を装着。

雲間から日も射して明るくなった中央ゲレンデを楽しみつくしました。

 ほどよく、圧雪されていないパウダーも残っていました。
まるで雲の上のような浮遊感を久しぶりに味わえました。

でも、パウダー突入一発目は、急激なスピードダウンに対応できず、重心移動の失敗で、大転倒! (>_<)

全身雪まみれになったけど、新雪のおかげで無事、笑顔で滑走再開。

 中央第1ペアには数度乗車しました。

 乗り場。


いろんなものが凍りついてるこの光景が懐かしくて懐かしくて、涙が出ちゃうぜ(涙も凍っちゃうぜ)。

 蔵王スキー場最高地点、地蔵山山頂を見上げて。
雲がとれないし、動きが速い、心配…。

早めに山頂に行った方がいいかと思い、移動。

 中央第2ペアに乗車。

蔵王温泉スキー場は広大で、地蔵山のあっちこっちの斜面にコースがあり、リフトも多数存在します。

 → ゲレンデガイドマップ(PDFファイル)

蔵王初心者は、マップがないと確実に迷って、迷って、迷って、タイムロス、しまくります。

「○番リフト乗って、□□コースで降り、△番リフト乗って…」、って確認してかなきゃ、山頂にもたどり着けないし、
駐車場やホテル最寄りの下部ゲレンデにも帰り着けません。

ホント、こんなに広大だなんて思ってなくて、正直、なめてました。

そのせいで、後々、エラい目に遭うのですが…

このときはまだ天候も安定してて、平気&のんきでした。

 結構な山ん中に立つ「Forest inn SANGORO」。
冬は、ロープウエイかスカイケーブルに乗らないとたどり着けないホテル。

ロープウエイの営業終了後は、スノーモービルで迎えに来てくれるそうです。

泊まってみたい、けど、夜、温泉街には遊びに行けないなぁ。

 降り場から見えるのは、
こんな景色や、
 さっきまでいた中央ゲレンデ。

 片貝トリプル終点脇から、

コタンゲレンデを滑り降り、
「スターライトホテル 樹氷の家」が立つ、パラダイスペアの起点、菖蒲沼第2リフトの終点がある場所へ。

先に、蔵王山が噴火するのでは?という風評のせいで、スキー客が激減してるってお話ししました。

この写真に写ってる「スターライトホテル 樹氷の家」は、その影響でこの年のGW明けに廃業されました。

常連客、団体のキャンセルが相次ぎ、売り上げは昨季の半分を割り込んでたそうです。

東日本大震災の影響がやっと薄れ、客足が戻りつつあったそうで、畳を入れ替え、布団などを新調、
でも、風評のせいで、廃業…。

撮影したときにはもう、先が見えない状態だったみたいです、残念です。

でも、このときは正直、お客さん少なくて、誰に邪魔されることなく、ゲレンデを滑り倒せて、
風評のおかげで、さまさまって思ってました、ごめんなさい。

それにしても、人、少ないなぁって、辺りを見回してたら、けたたましいサイレン鳴らしてスノーモービルが来ました。
 ソリ担架、引っ張ってた (>_<)
怪我人、乗ってたみたい。

僕も気をつけなきゃって、気を引き締めたのでした。

写真左のリフトがパラダイス第3ペア、右端がパラダイスペア。

ちなみに、ここで、標高1353m。

 今度はこのパラダイスペアに乗り継ぎました。
でも、まだまだ、山頂にはたどり着けません。

 振り返って。

地蔵山の尾根が近づいてきて、気温はさらに低下、積雪量、着雪量も増加。

終点は1534mと、1500m越えなので、
 木々は樹氷しかけてました。
 降り場の駅舎は凍てついてました。

 山頂からのザンゲ坂・樹氷原コースに位置する終点駅舎。

山頂目前ですが、200mもまだ標高差が残っているので、ロープウエイに乗り継ぐため、
 樹氷原コースを一旦、下りました。

でも、僕はすでに、念願だった樹氷が見られるエリアに達していたのです。

コースの左右には、

まだ若い樹氷、スノーモンスターが立ち並んでいました。

樹氷の見頃は2月から、お正月明けのこの頃はまだ未成熟な状態でした。

中の枝葉が覗いてたりしてたけど、迫力は充分ありました。

 時々、立ち止まって樹氷見物してたら、
この樹氷原コース、緩やかな尾根そのままの緩斜面で、前に進めなくなりました。

ストックで漕げないスノーボードは、緩斜面で止まったら、スケーティングか板外して徒歩で移動するのみ。

でも、雪の上を歩くと、“つぼ足”と呼ばれる穴を雪面に多数、残してしまいます。

小さな穴でも板が引っかかり、転倒するきっかけになりかねません。

なるべくはスケーティングで窮地を脱したいところですが、板のワックスのノリが悪く滑りが悪いと、結構、しんどいです。

4、5分、悪戦苦闘してユートピアゲレンデにたどりつき、再び、快走して、
ユートピアリフトやロープウェイ山頂線の乗り場があるゲレンデ下部へ。

ちなみに、写真左後ろに見える三角屋根はレストランとどまつ。

板を担ぎ、ロープウェイ山頂線の乗り場、
 樹氷高原駅へ。
麓から山頂に行くには、ロープウェイをふたつ、山麓線と山頂線を乗り継ぎますが、ここはその乗り継ぎ駅。

駅舎の通路を素通りすると、
 山麓線の終点駅舎がありました。

 山頂線の乗降場。
写真右から来たオレンジの搬器は多目的搬器のようでした。

 僕が乗ったのは、通常の搬器。
麓で乗った中央ロープウェイみたく、大きな搬器が1台ずつ往復するタイプではありません。

搬器が多数、連なってくるくる循環する、ぱっと見、スキーゴンドラっぽいものでした。

窓側と中央にも座席があり、詰めれば18人まで乗車することができる、スキーゴンドラより一回り大きな搬器でした。

また、ロープにぶら下がっている部分が変わっていて、両手を斜めに広げた感じでロープに掴まっています。

ちなみにこれは「フニテル」と呼ばれる、山岳地の厳しい気象環境でも安全・安定に運行できるもので、
国内で最初に導入したのは箱根ロープウェイで、蔵王のは2番目です。


ほかに乗客がおらず、18人乗りの搬器に一人で乗車しました。

 つり革みたいなもの?

樹氷高原駅1331m~地蔵山頂駅1661m、標高差330m、延長1872mを乗車時間10分で結んでいます。

 駅舎をでると、眼下は山頂までずっと樹氷原です。
雲とガスで見えにくくなってたけど、ロープウェイに迫るほど巨大な樹氷の森が途切れることなく、続いていました。

ロープを支える柱もごりごりに凍り付いていて、樹氷の仲間入りしてました。

ちなみに、樹氷は、空気中の過冷却された水分子が風に乗って木々に衝突した衝撃で氷となって張り付く霧氷の一種です。

日本全国で見られる現象ですが、蔵王のは特に、積雪が加わって怪物級に白く大きく成長します。

地元では「雪の坊」と呼ばれていたそうです。

まだ成長途中だったとは云え、この時期の樹氷原もまさに絶景でした。

でも、次第に雲と霧が濃くなり、陰影がはっきりしない、ちょっとしたホワイトアウト状態になった上、
高度が増すほどに室温が低下して窓ガラスが凍り付いてしまい、
 行程半ばくらいから、なにも見えなくなってしまいました。

樹氷見物はやっぱり、お天気がよくないとね。

それにしても、搬器の中はもの凄く寒かったです。

吐く息がそのまま凍って床に落ちちゃうんじゃないかってくらい。


10分後、暗がりに飲み込まれるみたいに、地蔵山頂駅駅舎に到着。
 駅舎も極寒でした。
開口部から時折、雪が吹雪いてきて、床は粉砂糖を振りまいたように白くなっていました。

 「地蔵山頂駅 標高1661m」。

ホームや通路、エントランス部分は暖房がないので、壁も床もベンチもみんな、氷と雪と霜にまみれてました。

冷蔵庫の中って感じでした。

スタンドにボードを置いて外に出てみました。

青空はどこへやら、雪雲が空を覆い、おまけに強風が雪を巻き上げ、上からも横からも下からも雪が叩きつけてきました。

寒風に体温がどんどん奪われ、じっとしてるとほんの2、3分で頭がぼーっとしてきます。

 凍り付いたような頂上駅舎。
このシチュエーションで遭難なぞしたら、簡単に凍死します。

 「開運の鐘」も樹氷の如き。

さて、板を置いて外に出たのは、地蔵山の名の由来、山頂に鎮座するお地蔵様を見たかったからです。

とは云え、ホワイトアウトしかかっているこの世界で、無闇に歩き回れば遭難必死です。

 吹雪の中、目を凝らし、看板を見つけました。
「蔵王地蔵尊 →」の矢印に従って、風に逆らうように進むと、真っ白い視界の中に、黒い塊が現れました。

雪原にたたずむ蔵王地蔵尊。

 お地蔵様は肩まで雪に埋もれておられました。

 右手に持った錫杖の先端も見えています。

 冬仕様のお賽銭箱、ソリが履かせてありました。

 夏のお姿です。
 → 山形市観光協会から

資料によると、高さは2.34m、肩幅1.2m、膝幅1.8m、台座の高さが0.34mと云うことなので、
撮影時のお地蔵様周辺の積雪は2mほどになるでしょうか。

山頂駅やお地蔵様の周辺は常に除雪されているので、そのほか、山頂部分の積雪はさらに3m以上はあったでしょう。

手を合わせ、旅の無事、この1年の安寧を祈願したら、早々に山頂駅に撤退しました。

蔵王地蔵尊のいわれ

 蔵王は険しい山として遭難者がたえなかったので、六道能化を主眼とする地蔵菩薩がまつられたのには大きな意味があった。

 この地蔵尊は江戸時代の中期、安永四年(1775)八月に建立されたが、不思議にそれ以降は遭難者が少なくなり、誰いうともなく「災難よけ地蔵」とよばれるようになった。
また、この地蔵尊に祈願すればあらゆる願いがかなえられ、殊に不慮の災難をのがれると云われて、年毎に信仰者がふえ、いつとはなしに山そのものを地蔵山とよぶようになった。

 安山岩に刻まれ、二百余年もの長いあいだ風雪に堪えて来たこの地蔵尊像は、全高236cm(七尺八寸)という堂々たるもので、これだけのものを天候の激変する高い山頂に運び上げたことを思い合わせるとき、驚異と同時にいかに建立者の悲願が大きかったかがしのばれる。

蔵王地蔵尊保存会




つづく。


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蔵王温泉スキー場 1 2 3 4 5
蔵王温泉街 1 2

6日目
蔵王温泉~山形~仙台
仙台城跡 1 2
仙台~福島~黒磯~東京

7日目
東京~小淵沢
小淵沢~塩尻~名古屋~大阪

8日目
今宮戎神社・十日戎
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9日目
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安土城 1 2 3 4
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