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青春18きっぷ旅 3 9日目 安土城 4
2016 / 05 / 30 ( Mon )
安土城天守台跡から下山してきて、

伝織田信忠邸跡まで下って来ました。

信忠邸跡入口で右折するのが下山ルートです。

 南西尾根に沿って下りますが、雪解け水でどろどろ…。

 軽く登る石段が現れました。

視界が開けると、そこはかつて摠見寺があった場所でした。

 解説。

摠見寺跡

 摠見寺は、織田信長によって安土城内に創建された本格的な寺院です。
 天主と城下町を結ぶ百々橋口道の途中にあるため、城内を訪れる人々の多くがこの境内を横切って信長のところへ参上したことが数々の記録に残されています。
本能寺の変の直後に天主付近が炎上した際には類焼をまぬがれることができましたが、江戸時代末期の嘉永7年(1854)に惜しくも伽藍の中枢部を焼失してしまいました。
その後、夫手道脇の伝徳川家康邸跡に寺地を移し、現在に至るまで法灯を守り続けています。

 平成6年度に発掘調査を行った結果、旧境内地の全域から時代を異にする多くの建物跡が発見されました。
南面して建てられた建立当初の伽藍配置は、密教本堂形式の本堂を中心に、その前方両脇に三重塔と鍾楼を配置した中世密教寺院特有のものでした。
本堂の脇には、鎮守社と拝殿が建てられています。
境内の南方は急傾斜地となっているため、参道は西の二王門・表門から本堂前を通り、東の裏門に通じています。
建立に当たって、これらの建物の多くが甲賀郡を中心に近江国各地から移築されたことが、種々の記録から分かります。

 その後、豊臣秀頼によって本堂の西に、渡り廊下で結ばれた書院と庫裏等が増築されました。
江戸時代になると、伽藍の東側に長屋と浴室・木小屋・土蔵・木蔵など、寺の生活を支える多くの建物が建てられました。
右の『近江名所図会』に描かれた様子を重ね合わせると、江戸時代を通じて活動を続ける摠見寺の姿がうかがえます。



本堂跡。


本堂跡の西側はベンチセットが置いてあり、
見晴らしも上上。

 雪で滑る石畳を歩き、三重の塔へ。

 三重の塔は、下山する石段の途中、低い場所に立ってます。

 石段から見上げて。

 山門に向かって下ります。

急な石段だし、雪で濡れてるし、気をつけて歩いてたつもりなんですが…。

ずるっ!

うわっ!

痛ててててて!!!

濡れた石で滑って、どさっと尻もちついちゃいました (^^;)

カメラ持ってたので、手をつくことも、受け身もろくにできず、達磨落しみたく、すとんと、石の上に落下。

石はやっぱり、堅い、痛い…。

ネットで調べてみたら、尻もちついた人、ほかにもいたので、雨の日、雪の日は特に気をつけて下さい。


仁王門。


石段はまだ続く、緊張続く…。

 道が左にくぃっと曲がるところで石段終了。
ふぅ~っ。

 この角には石塔がありました。

 道から見えたお寺の屋根。


左折してからは等高線に沿う感じで山腹を横切って行きます。


石垣の工事中。


見上げると、落ちてこないか、心配な場所にいる重機。


もう見るべきものはありません。

 寂しい森の中を歩いて行くと、
 なんと、伝羽柴秀吉邸跡んとこに出ました。

帰り、案内所のお姉さんに「ありがとうございました」とお礼を云って傘を返しました。

 でも雪、かなり降ってます。

駐車場脇の休憩所で雨宿りならぬ、雪宿りをしばらくしてたんだけど、雪はますます強くなるばかり。

止みそうな気配もなかったので、レンタサイクルにまたがり、安土城跡を後にしました。


立ち寄るつもりはなかったけど、「安土城天主信長の館」などのある方へ向かいました。


「安土城考古博物館」、「安土城天主信長の館」、「文芸セミナリヨ」、「あづちマリエート」。

一見の価値ある博物館だけど、夜の船で松山に帰らなきゃならないので、残念ながら…です。

で、ここから駅まで戻らなきゃならないんだけど、

野中の一本道は雪宿りできるところなんか、ひとつもなくて、あっという間に頭から靴まで全身びしょびしょ…。

まるで空が落ちて来る見たいに、大粒の雪が降りしきるなか、必死にペダルをこぎました。


少し、遠回りしたけど、駅にたどり着き、自転車も返しました。

やっぱり、レンタサイクル屋さんは無人のままでした。


濡れた服のまま、駅へ。

風を避けられる待合室で30分ほど後に来る列車を待ってたら、

雪、止みました。

まさに、土砂降りのなかを出て行く雨宿り、でした。

晴れ間も覗き始めた安土の町。

14時23分発の普通列車に乗車。

安土の町にさよならしました。


つづく。


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