昨日7月1日、西日本最高峰・
石鎚山でお山開きが行われました。
梅雨まっただ中のこの季節、でも、今年は珍しく雨のない、晴れたお山開きとなりました。
石鎚山のお山開きを伝えるニュースをまとめてみました。
まず、動画もアップされてた、
愛媛新聞から。
無病息災願う 石鎚山お山開き大祭始まる
西日本最高峰の石鎚山(1982メートル)で1日、本格的な夏山シーズンの到来を告げる石鎚神社(愛媛県西条市)のお山開き大祭が始まった。
「仁」「智」「勇」の3体のご神像を背負った信徒が厳しい日差しの中、威勢のいい声を上げながら頂上を目指した。
大祭は10日まで。
1日は前日までとうって変わり、朝から抜けるような青空となった。
午前7時ごろから信徒約300人が3グループに分かれ、標高約1400メートルにある成就社を次々に出発。
ぬかるみに足を取られながらも「なんまいだー」「わっしょい」とロープを引っ張りながら走り、鎖の掛かった岩場ではご神像を背負う信徒を息を合わせて引き上げた。
頂上広場では背中にご神像を押し当てる「拝戴(はいたい)」の神事で無病息災を祈願。
大祭は本殿のご神像を10日まで頂上社に祭る行事で、全国から信徒が集まる。
同新聞では、西条市警察による安全登山の呼びかけの記事もありました。
石鎚登山の安全を啓発 県警、チラシ配布
愛媛県の石鎚山(1982メートル)で登山客が集中する石鎚神社のお山開き大祭に合わせ、久万高原署や西条署などの山岳警備救助隊員らが1日、久万高原町の土小屋などで登山の安全を啓発するチラシを配布した。
今年から8月11日が祝日の「山の日」に制定されることもあり、登山客の増加に対応しようと実施。
土小屋のほか、西条市側のロープウエー駅などで注意を呼び掛けた。
土小屋では、久万高原署や県警本部地域課の職員が、登山客や近くの宿泊施設の職員にチラシを配布。
白紙の登山届も手渡し、警察官は
「登山の際には提出するようにしてください」
などと声を掛けた。
お山開き大祭期間中のお天気は、比較的、安定している様子ですが、梅雨まっただ中なのは確か。
晴れれば逆に、気温上昇で夕立のような激しい通り雨が発生しやすくなることもあります。
足を踏み外したり、濡れた石で滑ったり、転んだり、足を挫いたり、不意なことに襲われる事態が起きがちです。
濡れた体は低体温症にもなりやすいですから、下山し尽くすまで、気が抜けません。
あいテレビから、
石鎚山 山開き
西日本最高峰の石鎚山で1日、恒例のお山開きが行われ、山頂はご来光とともに大勢の信者で賑わいました。
梅雨の時期にも関わらず1日は天候に恵まれ、標高1982メートルの西日本最高峰・石鎚山の辺りは朝の光に包まれました。
お山開きでは早朝、先達と呼ばれる信者達が、仁・智・勇の三体の御神像とともに、山頂をめざし険しい山道を登っていきます。
最大の難所「くさり場」に着くと、信者達はロープに導かれながら急な岩場を一気に駆け上がります。
そして約2時間半かけて到着した山頂では、ほら貝の音が響き渡る中、信者たちはご神像を背中に押し当て、1年間の無病息災などを祈っていました。
このお山開きの神事は7月10日まで続けられ、全国から約3万人の人出が見込まれるほか、2日からは女性の登山も可能になります。
愛媛朝日テレビから、
石鎚山でお山開き
1日、西日本最高峰の石鎚山で、夏山シーズンの到来を告げるお山開きがあり、大勢の信者らで賑わいました。
午前7時、石鎚山の7合目にある石鎚神社の成就社では、信者らが見守るなか宮出しが始まり、「仁・智・勇」の3体の御神像が信者の代表に背負われ、境内を練り歩きました。
そして法螺貝と鈴の音が鳴り響くなか、およそ300人の信者らとともに次々と山頂へ向かいました。
最大の難所と言われる山頂手前の鎖場では、御神像を背負った信者がロープで引き上げられながら断崖絶壁を一気に駆け上がります。
2時間以上かけ山頂に到着した信者らは、御神像を背中に押し付けるなどして、1年間の無病息災を祈っていました。
天候に恵まれた今年のお山開き。
石鎚山の山頂では、標高1982メートルの天狗岳をくっきりと望むことができました。
御神像は今月10日まで、石鎚山頂上にある石鎚神社奥宮頂上社にまつられ、石鎚神社では、お山開きの期間中およそ3万人の参拝客を見込んでいます。
テレビ愛媛から、
石鎚山お山開き
きょうから7月、西日本最高峰・石鎚山ではお山開きを迎えました。
きのうから一転、朝日がさす石鎚山。
7月に入ったきょうお山開きを迎え、7合目にある神社・成就社では四国4県を中心に集まった全国の信者およそ270人が神事に臨みました。
白装束姿の信者たちは仁・智・勇の3体の御神像を運ぶグループに分かれ勢いよく境内を練り歩いたあと山頂へ出発。
険しい崖を上り頂上を目指します。
そして西日本最高峰の1982メートルの頂きでは、信者たちがご神像を体にこすりつけて無病息災を祈っていました。
石鎚山には夏山シーズン中全国から数万人が訪れるということです。
産経新聞から、
石鎚神社で「お山開き大祭」 頂上社にご神像3体鎮座
西日本の夏の風物詩として親しまれている石鎚神社(愛媛県西条市)の伝統神事「お山開き大祭」が1日始まり、3体のご神像が石鎚山7合目の石鎚神社中宮成就社を出発。
同日、弥山頂上の頂上社に納められた。
大祭は10日まで。
この日、中宮成就社には早朝から白装束の信者らが続々と集まった。
神事が執り行われた後の午前7時頃、ご神像が1体ずつ納められた白い箱を背負い、信者約300人が勢い良く出発。
エゾハルゼミの鳴き声が涼やかに響く広大な自然林の中を軽快に駆け、頂上直下の断崖絶壁では3カ所計約166メートルの鉄の鎖を一気によじ登った。
午前10時頃、頂上に到達。
南東に天狗岳(1982メートル)がそびえ、西に瀬戸内海が浮かぶように見晴らせた。
ご神像とともに駆けた徳島県美馬市の西昭和さん(43)は
「天気に恵まれ、快調に到達できた」
と笑顔。
お山開き期間中、成就社で巫女を務める名古屋市の大鹿愛真さん(23)は
「参拝された方の心へ寄り添えるよう励みたい」
とほほ笑んだ。
頂上周辺は神域の「磐座(いわくら)」をはじめ、小屋、環境に配慮した公衆トイレ休憩所など各種整備事業が完了。
同神社の武智正人宮司(54)は
「新たになった山容に神様も喜ばれ、なお一層のおかげがあると確信しています」
と話した。
そうそう、弥山山頂のお宮の後ろにある磐座(いわくら)も綺麗にリニューアルされたんですよね。
垂れ流しで異臭の原因になってた公衆トイレも改善。
今年はいつ、お山に行こうかな (^_^)
最後に、表参道の重要アクセス、大祭期間中のロープウェイとバスの情報もアップしておきますね。
まず、
石鎚登山ロープウェイ(6/28の記事より)、
お山開き大祭 まもなくです!
間もなく今年もお山開きの時期がやってきます。
ロープウェイも期間中は早朝より運行いたします。
7/2,3は混雑が予想されますので、整理券によるかいさつを予定しております。
待ち時間も長くなると予想されますので、ご注意下さい。
ロープウェイ運行時間(7月1日~10日)
大祭中の平日 4:20 ~ 18:20
大祭中の土・日 3:00 ~ 18:20
始発は、空が白み始めた時間帯から運行されますね。
最低限、9時までに出発する便に乗れれば、コースタイム上では日帰り登山も可能でしょう。
一方で、最終に乗り遅れると、下山はほぼ不可能、成就の旅館で一泊するしかなくなります。
徒歩で下山できるルートもなくはないのですが、ほとんど利用されない道で、昨年は道迷い遭難も多発しました、
灯りひとつない夜道を無事に下山できる保証はありません。
次、せとうちバスですが、大祭期間中、臨時バスが運行されます。
通常は4往復間隔で運行されていますが、間に臨時便を挟む形で、
上りは8便、下りは、平日運休便も足すと、計10便体制で運行されます。
※以下、青が臨時便。
JR西条駅前発は、
7:18 7:47 9:23 10:27 12:30 13:37 14:40 16:23西之川発は、
△6:54 8:13 9:10 10:13 12:00 13:23 15:15 16:13 17:21 18:33※△6:54が、日曜・祝日に運休されます。
くわしくは、
臨時バス時刻表をご覧下さい。
JR西条駅~石鎚ロープウェイ前までの片道料金は、大人 1000円です。
注意点がもうひとつ!
臨時便は、路線バス停留所の一部にしか停まりません!
JR西条駅前、西条登道(いたに前)、加茂川橋、横峰登山口、極楽寺、石鎚ロープウェイ前、西之川
以上、7カ所。
宿泊先の最寄りのバス停から乗りたい、など、運行ルートの途中から乗車したい場合は、注意が必要です。
と云うわけで、石鎚山お山開き情報でした。
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