とびしま海道 うろちょろりん 1 今治港~岡村島
2017 / 01 / 31 ( Tue ) 梅雨入り少し前の話。
みなみなみんなさま、「とびしま海道」ってご存じですか? 広島の呉市から下蒲刈島、上蒲刈島、豊島、大崎下島、平羅島、中ノ島、そして、愛媛の岡村島まで、 7つの橋で結ばれた安芸灘諸島が「とびしま海道」と呼ばれています。 オフィシャルサイト → 安芸灘とびしま海道連携推進協議会 ほぼほぼ、広島側にある島島です。 松山からだと下蒲刈島と上蒲刈島が堀江から見えるくらい。 菊間辺りの北側に開けた海岸線からなら、すべての島を一望することができます。 正直なところ、全国区な観光地「しまなみ海道」と比べたら、知名度はイマイチ。 しまなみ海道以外に橋で結ばれてる8つの島があるなんて、初耳の人も多いと思います。 僕自身、全部繋がってることは、つい最近まで知りませんでした。 それ以前に、 岡村島ってどこにあるの? 蒲刈島の「蒲刈」ってどう読むの? そんな基本的なところで、頭に?マークが浮かんでる人も少なくないでしょう。 知らないことはいいことだ、新しい発見の連続となること、間違いなし。 ちょっち早起きして今治港へと向かったのでした。 ![]() 広島・呉からは橋を渡って行けますが、愛媛からは今治や大三島から船でのアクセスとなります。 愛媛県側の玄関口・岡村島は今治市に属する島で、今治市営の渡船が今治港から出ています。 フェリーが1日4便、人だけ載せる旅客船も4便。 フェリー、旅客船それぞれ1隻のみの運航で、今治と島を4往復しています。 ![]() 大人片道860円に、今回、スクーターで乗船しますので、原付分の料金プラス370円。 時刻表及び、運賃表 → 市営渡船の運航 せきぜん渡船 ![]() フェリーは、岡村島のほか、大下島、小大下島にも寄港します。 でも、朝イチの便のみ、岡村島へ直行します。 今回、乗船したのはその岡村島直行の8時25分発でした。 十数分ほど待機してる間、クルマが数台、僕の後ろに並びました。 8時10分、6時50分に岡村島を出て来た「第二せきぜん」が到着しました。 タラップが降りてクルマが数台、降りてきて、すぐに乗船開始となりました。 初めて乗る船だったので興奮&緊張してて、船の外観を撮り忘れてしまいました。 と云うのも、大抵、最後に乗船するスクーターが、この船は一番最初だったからです。 ![]() 甲板でターンし、頭を船首に向けて駐車しました。 「第二せきぜん」は単頭船と云って、車両の入口は先頭にしかないので、クルマは埠頭で旋回し、バックで乗船します。 ![]() ![]() 椅子席のほか、足を伸ばせるスペースもありました。 ![]() ![]() 僕は階段を上がり、1階とほぼ同じ造りの2階客室に落ち着きました。 ![]() ![]() ![]() ![]() 船から見えた今治城。 天気もいいし、風は凪ぎ、波静か、海穏やかで、海面を滑るように船は進んで行きます。 ![]() ![]() 今治港を出港した「第二せきぜん」は、しまなみ海道の来島海峡大橋をくぐります。 ![]() ![]() つるっとして意外とシンプルな裏側。 ![]() ![]() 小島。 ![]() ![]() 第2便~4便は、大下島などに寄り道するため、20分多い、1時間20分の船旅となります。 人のみが乗船する旅客船の方は、全便、大下島、小大下島に寄港するので、乗船時間は58分となっています。 その旅客船ですが、長年愛されてきた「第三徳海」に代わり、 2017年2月1日より、新造船「とびしま」が就航することとなりました。 船内は車いす対応のバリアフリーなタラップや通路、トイレのほか、自転車も8台ほど載せられるようです。 甲板に出て写真撮ったり、客室でゴロゴロしながらワイドショーなんか見てるうちに下船時間となりました。 ![]() そんなに大きな船ではないので、夏休みなどは早めに乗船手続きした方がよさそうですね。 ![]() ![]() 岡村島に初上陸、岡村港のフェリー桟橋へ。 乗船時、船の外観を撮り忘れたので、取り急ぎ駐車し、 ![]() ![]() 下船・乗船の邪魔にならないところから、ぱしゃり。 ![]() 3胴型とは、水と接する下部船体が中央に1つ、左右に2つ平行してある船体で、横揺れの少ない構造となっています。 また、3体相当分の横幅があるので、甲板が広く、逆にトン数は少ない、画期的な船型なのでした。 ![]() ![]() 岡村島全景です。 島の民家は、港の背後にほぼ集中しています。 ![]() ![]() つづく。
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