新居浜の銚子の滝とコガノキを見に行こう! 延長戦 2 コガノキ
2017 / 02 / 10 ( Fri ) ![]() 写真中央に姿をチラ見せしているのがコガノキです。 コガノキの樹勢を守るため、周囲の灌木はキレイに伐採、草刈りされていて、ここだけぽっかりと広場のようになっています。 下部はタケ林で、地下茎を伸ばして常に広場への侵出を狙っていることでしょう。 タケは外来種、あっという間に繁茂して太陽を独り占め、背の低い木は枯れちゃう。 ![]() タケを支柱にしちゃ、そりゃ腐って保ちません。 ![]()
ホントはカゴノキだけど、“コガ兄”から「コガノキ」になったのね。 ![]() ![]() 足下には、薬師堂への捧げ物だったのだろうか、徳利や杯、一升瓶などの欠片が散乱しています。 広場は緩く傾斜、コガノキの下に薬師堂の跡があります。 坂を登ってコガノキのそばへ。 ![]() ![]() コガノキです、めっちゃ感動したので、このブログでは珍しく、大きいサイズで。 いまさらだけど、やっぱ、大きい木は大きい写真でないと伝わりにくいらしい…。 ![]() ![]() 斜面上部にあった石積み、石塔には「元和大菩薩」と彫られていました。 ![]() ![]() ![]() ![]() 根方に墓石のようなものが一塔あり、表は「先祖代々」ですが、裏は「天下泰平国家安全」の文字。 個人名がないので、集落のすべてを代表したものか、さらに天下国家の安寧も願い、篤い祈りのようなものを感じました。 ![]() ![]() ![]() 巨樹は特に根元のごつごつっとした感じがたまりません。 ![]() 本日2枚目のビッグサイズ。 大きすぎてレンズに収まりきれません、下がればほかの木枝が邪魔になるし、広場自体、そんなに広くないし。 パノラマ編集機能を屈指して作成しています。 ![]() ![]() 上部は掌を開いたように枝分かれして、広場の屋根となっています。 ![]() ![]() ![]() ごつごつ、こぶこぶ。 ![]() ![]() 広場上方には道が続いていて、ピンクリボンが見えたので、冠山尾根方向へ向かう古道・作業道のようです。 ![]() 次は下側から。 ![]() ![]() 薬師堂があった石積みの壇があり、社はすでに倒壊、屋根だろう面影が残るのみです。 ![]() ![]() 横の木の根方に、手水鉢のような、面がくぼんだ石もありました。 下部から近づくとき、薬師堂跡の裏側に伐採した竹が積んであるのですが、それが腐ってて歩きづらい…。 ![]() ![]() 下から仰ぎ見たカゴノキ。 ![]() ![]() ![]() ![]() どうしたらこんなこぶができちゃうのかな。 ![]() ![]() 根元の小さな穴、砂がこぼれていたので、野ウサギらが雨宿りしたり、隠れ場所になっている雰囲気。 ![]() ![]() ![]() ![]() ごつごつした木肌。 ![]() ![]() こちらは、カゴノキの名の由来、鹿の子模様がはっきりと分かる木肌。 ![]() 木を隠すなら森の中、と云いますが、その森の中にあっても圧倒的な存在感で、 苦労してたどり着いたのもあって、とても感動しました。 ハグさせていただきましたが、当然、手は届かず、ハグと云うより、貼り付いたって感じ。 広場に着いたときは、風の音しかしなかったのだけれど、気がつくと、いろんな鳥の声が空から降ってきました。 最初、警戒していたけど、この人は安全、と思ったのかな。 でもそれは、まるで森に受け入れられたような不思議な感覚でした。 正直、集落跡はちょっと怖い感じもあったけど、コガノキのまわりは居心地が良く、もっと長居したかったです。 去り際、名残惜しくて、最後にと、またハグしに行きました。 道の状態が良ければ、もう一度、訪ねてみたいです。 その道についてと、もうひとつあった大きな木については、次回。 つづく。
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