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青春18きっぷ旅 4 東北旅 4日目 1 仙台→松島 西行戻しの松公園
2017 / 04 / 01 ( Sat )
夏旅4日目、仙台港の片隅、路上での車中泊が明けた朝。

クルマの周囲がうっすらと明るくなったので自然に目が覚めました。

時計を見ると、5時ちょっと、起きるにはまだ早い。

二度寝しようとまぶたを閉じたけれど、実家の布団のようには寝落ちできなかったので、
布団を肩までかぶり直し、横になったまま、しばらくぐずぐずしてました。

6時頃になってやっと起きる決心が付きました。

車中泊してたのはこんな場所でした。

いつの間にか、僕の後ろにはトラックが3台、駐まってました。

洗顔ついでに、中央公園へ。

でも、トイレはまだ施錠されてて使えませんでした。


ネーミングライツってやつで、「スリーエム仙台港パーク」って名前で呼ばれてました。

 釣り公園、野球場、テニスコートなどがありました。

公園の中央はこんもりとした丘になっていて、
 展望台になってました。


仙台港の入り江の一番奥に公園はあって、入り江をまっすぐ展望することができました。

海に面した場所が釣り公園になっています。

波打ち際まで降りてみました。

昨日、フェリーが着いた辺り。

クルマに戻り、布団をたたみ、荷物を隅に固め、準備完了で、エンジンスタート。

ひとまず、ナビを松島にセットし、出発しました。

知らない街、知らない道、はっきりしない空模様のせい、どことなく、訳もなく、不安な気持ちをちょっぴり抱えながらの運転です。

国道45号線を走行、まだ、6時半頃だったので、朝の通勤ラッシュはそれほどでもありませんでした。

塩竃の市街地を抜けた辺りで、行き交うクルマが多くなりました。

まだ、洗顔もできてなかったので、
 ふと、視界に入ったJR陸前浜田駅へ、寄り道してみました。


利府町ってところに駅はあって、海に近い場所にあるため、
 駅前の小さい小さいロータリーに、

この先、同じものに何度か出会うことになる、「津波襲来の地」と彫られた石碑が建っていました。

東日本大震災時、1.6mの津波が襲来したと記されています。

この旅で、震災の爪痕らしいものに出会ったのは、この石碑が初めてでした。

訪問時は、震災から4年と半年が経過していて、復興が進んだのか、それとも、比較的、被害が少なかったのか、
ここまでの道のりで、倒壊した建造物やその跡地はほとんど目に入りませんでした。

トイレで洗顔を済ませ、列車が接近する音がして外に出たら、ちょうど、仙台行きの列車が到着しました。


松島町に入って間もなく、今度は、「←松島パノラマ線」と書かれた標識の“パノラマ”の文字に惹かれ、
ナビに逆らって、国道から左に逸れ、山道へと入って行きました。

4、5分ほど、山を駆け上り、たどり着いたのは、
 山上の公園。

 「西行戻しの松公園」でした。


西行戻しの松? 西行…。

西行と云えば、で思い出したのは、数年前の大河ドラマ「平清盛」で藤木直人が好演した西行でした。

ドラマの中では、宮中での人間関係に疲れ、盟友だった平清盛と袂を分かち、出家、都を去っていった西行。

その後、西行は、奥州と呼ばれていた東北の地を漂泊、ここ、松島にも来ていたようです。


「西行戻しの松」へ行く前に、駐車場の近くにあった「白衣観音」を見に、坂を登りました。

 展望台な広場に、

鎮座していたのが「白衣観音」でした。

台座の割に小さかった… (^_^;)

 海寄りにあった展望階段からは、
日本三景松島が、霧で霞む松島湾にちょこっとだけ、見下ろせました。


「明治百年記念 西行戻の松公園」と刻まれた碑。

 「西行戻しの松」はもちっと奥にあるみたい。

道なりに歩いて、海側の方へ行ってみると、
パノラマハウスという名前の建物が見晴らしよさそうな縁に建っていました。

いまはカフェが入っているようですが、訪問時は空っぽ、回廊は自由に入れたので、海側に行ってみました。
海に向かって伸びる尾根の上に建っていて、
松島の多島美を遙かに見渡すことができました。

福浦島に渡れる福浦橋が見えました。

 早朝の無人の公園をてくてく。
緑がキレイな公園で空気が美味しくて、国道沿いの喧噪から離れて静か。

この公園のこと、もっと前に知ってたら、車中泊してたなぁ、とか思いながら、雨に濡れた広い遊歩道を歩いてたら、
 立派なマツの木がお出迎え。


入口には歌碑のようなものが立っていました。

 奥に柵で囲まれたマツの木と石碑がありました。


西行戻しの松

歌人西行(1118~1190)がこの地にて
「月にそふ桂男(かつらおとこ)のかよひ来てすすきはらむは誰が子なるらん」
と一首を詠じて悦に酔っていると、山王権現の化身である鎌を持った一人の童子がその歌を聞いて
「雨もふり雲もかかり霧も降りてはらむすすきは誰れが子なるらん」
と詠んだ。
西行は驚いてそなたは何の業をしているのかと聞くと「冬萌(ほ)きて夏枯れ草」を刈って業としていると答えた。
西行はその意味がわからなかった。
童子は才人が多い霊場松島を訪れると恥をさらすとさとしたので、西行は恐れてこの地を去ったという伝説があり、一帯を西行戻しの松という。
西行に関するこのような伝説は各地にあり、古くから語り継がれている。

(*桂男=美男子 *業=仕事 *冬萌(ほ)きて夏枯れ草=麦)

平成17年6月 松島町教育委員会



分かりやすく云えば、西行がちょっとエッチな歌を詠んだら、それを聞いてた子供が高度なエッチな歌を返し、
松島にはもっと才能のある人がいるよと云われ、ビビった西行が回れ右して帰った、そんなお話。

西行が子供にしてやられる、同じ逸話は、秩父や日光、湘南などにもあるけど、
弘法大師の似通った奇跡話が四国各地にあるのと同じことなんでしょう。


大きな石碑には、錫杖を手にした僧、西行の姿が描かれていました。

 柵に囲まれたマツだけでなく、ここいら一帯のマツが「西行戻しの松」みたい。

 ここから見えた景色。

青い空、青い海、じゃなかったのが残念。


つづく。


青春18きっぷ旅 4 東北旅 目次

1日目 松山→岡山 / 岡山→名古屋

2日目
名古屋リニア・鉄道館 / 名古屋城 / 名古屋フェリー埠頭→

3日目
フェリーいしかり / 仙台

4日目
仙台→松島 西行戻しの松公園 / 松島 1 五大堂 / 松島 2 瑞巌寺 / 松島 3 松島湾一周 / 
石巻→南三陸 / 奇跡の一本松→夏虫のお湯っこ→宮古

5日目
浄土浜 / 龍泉洞 / 堀内駅→小袖漁港 / 小袖漁港 / 久慈 / 久慈→盛岡→花巻

6日目
花巻→平泉 1 中尊寺 / 平泉 2 毛越寺 / 仙台 1 瑞鳳殿 / 仙台 2 竜泉寺の湯

7日目
仙台→ フェリーきそ

8日目
→名古屋→大阪

9日目
京都 1 金閣寺 / 京都 2 晴明神社 / 四条通~清水寺 / 京都→大阪

10日目
大阪→ 高松→松山
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