fc2ブログ



 2023 04123456789101112131415161718192021222324252627282930312023 06  
夏旅 5 九州旅 2日目 1 小倉港→宗像大社→マリンワールド
2017 / 10 / 01 ( Sun )


昨夜は22時過ぎには横になったけど、旅に出た緊張と興奮で、うとうとするものの熟睡はできず。

結局、うとうと状態で夜明けを迎えた感じです。

なんだかんだ、毎回、旅の初日はよく寝られないわけだけど。

4時半頃から、間もなく到着とのアナウンスがあって、洗顔とかで部屋を出入りする人が、カーテンのすぐ外を横切ります。


5時、船は小倉に定刻通り、着岸しました。

同室の客はみな、下船してゆきました。

小倉便は7時まで船内休憩ができるので、僕はひとり残り、静まりかえった客室で思う存分、大あくびして過ごしました。

6時過ぎまでゆっくり、小さく二度寝もしました。


カメラを持って甲板へ。

早朝の小倉港。
ちょこっと薄曇り。

 後部、車両乗下船口。

対岸は、新日鐵住金八幡製鐵所の線材工場。
ふわっと、鉄の臭いがします。

港から指呼の距離にある小倉駅方面。

 タラップが船から外されてます。
タラップは、定刻通りの下船時だけに使われ、船内休憩後の下船は、車両甲板からとなるそうです。

朝日が門司の風師山越しに出てきました。

金色の光線がキレイ。

でも、せっかく、キレイな朝でしたが、昨夜、熟睡できなかった分、頭の芯がまだぼぅっとしてます。

運転は気を付けよう。

要所要所で仮眠が必要だなぁ…。


 船内休憩終了の10分前、車両甲板から下船しました。


乗ったときも階段なら、下船するときも階段、階段です。


ガランと空っぽになった車両甲板を少し歩いて、横穴みたいな出入り口から外に出ました。

タラップを降りると、十数年ぶりに踏みしめた小倉の地。

 降りてすぐにある、荷物受け渡し用のローラーコンベア。


乗ってきた、フェリーくるしま。


前回冒頭にも書きましたが、今回の夏旅はJRの「青春18きっぷ」は利用しません。

全日、レンタカーで行動します。

そのレンタカーの受付・引き渡しは、8時から。

1時間、またヒマです。

真横に立つ案内所に入り、誰もいない待合室のベンチでごろんと横になりました。


30分ほどうとうとしてから、小倉駅に向かって歩いて行きました。

人気の少ない通りを歩き、
 途中から、ペデストリアンデッキって名前の自由通路に上がり、

小倉駅の北口方面へ。


レンタカーは、いつものJR駅レンタカーを利用。

小倉の駅レンは、駅北口の手前にあるビルの1階にあります。

ビルに着いても開店まで少し時間をつぶし、8時きっかりに受付へ。

こちらも前もって予約入れておいたので、手続きはスムーズに。

支払いはカード払いにしたけど、後後、現金払いしとけばよかったとぷち後悔。

カード払いは2か月後の引き落としだから、忘れた頃にガクンと減った預金残高を見ると、気落ちするのよね。


書類に記入したり、説明を受けてる間に、クルマはもう、表に用意されてて、
 今回の旅の相棒は、また、ホンダのフィットでした。

フィットも後部座席がまぁまぁフラットになるから、倹約旅の相棒には上々です。

係の人と一緒にクルマの傷をチェックして回り、書類にサインの後、キーをもらいます。

クルマに荷物を積み、乗車、
 エンジンスタート。

さあ、ここからが九州旅の本番です♪


で、最初に向かったのは、
 ついさっきまでいた港…。

仮眠するために戻ってきました (^_^;)

だって、寝不足のせいで頭の芯がぼうっとしてるし、体調が万全じゃないこと、もの凄く自覚があったから。

速攻で後部座席をフラットにし、横になりました。

夏旅ではおなじみの車中泊スタイルです。


1時間半ほど仮眠できました。


10時、エンジンスタート。

今度こそ、九州旅、本番です。

駅に戻り、国道3号線へ、ひとまず、八幡方面へ。

なるべく高速道路は使わず、下道でのんびり走ります。

20年くらい前、一度だけ行ったことがあるスペースワールドの近くを通りましたが、国道からはなにも見えなくて、
ジェットコースターの片鱗くらい、見えるものと期待していたので、がっかり。


がっかりと云えば、閉園しちゃうんですね、スペースワールド。

思い出の地がまたひとつ、消えちゃうよう (T_T)


小腹が空いたので、宗像市の赤間駅近くで見つけたミニストップで、まるごとブドウパフェを食べました。

ブドウの実がころころ入ったパフェ、美味しかったです。

愛媛には旧東予市を中心に数店舗しかないミニストップ、実はこのときがミニストップ初体験でした。

レジ奥のキッチンで作る、出来たてのパフェやアイス、ソフトクリーム。

この九州旅で、新しいクセをいくつか身に付けて帰ってきたんだけど、
ミニストップを見つけたらパフェが食べたくなっちゃう、そんなクセが、このときに付いちゃいました。


釣川沿いに走って、宗像大社 に到着。

 大きな無料駐車場。
大屋根は、宗像大社祈願殿と社務所。


古くから大陸と交流が盛んだった九州には、歴史や伝説に彩られ、霊験あらたかな神社がたくさんあります。

(あまり使いたくない言葉なんだけど)パワースポットのひとつ、宗像大社。

宗像大社は、日本各地に7000あまりある宗像神社、厳島神社、宗像三女神を祀る神社の総本社です。

宗像神社ではなく、宗像大社です。

宗像大社は、天照大神の三柱の姫神様をお祀りする三つのお宮から成り立っていて、
ここは、市杵島姫神(いちきしまひめかみ)を祀る第一宮「辺津宮(へつみや)」です。

残りの二つ、第二宮中津宮は大島に、第三宮沖津宮は沖の島に存在し、三宮は一直線上に並んでいます。


 大きな石の鳥居をくぐります。

史跡宗像神社境内

宗像大社は沖津宮、中津宮、辺津宮の三宮からなり、宗像三女神を奉斎している。

ここに祀られる宗像神については、記紀、風土記にも詳らかにのべられており、沖津宮のある沖ノ島からは、古墳時代から平安時代にかけての貴重な祭祀神宝(国宝)が多数出土している。

また宗像大神を奉祀する宗像氏は古代の有力な氏族であり、中世には院庁、鎌倉、室町両幕府らと関係をもち、戦国期にもその地位を守り抜いた豪族であった。

旧境内の概要は、現存する天正六年(1578)の造営絵図により想定できるが、現境内もなおよく当時の形状を保っている。




 境内へ。

 鳥居をくぐると空気が変わりました。

境内、と云うか、神域に入った感じがしたのでした。

心字池に架かる太鼓橋を渡り、本殿に向かってまっすぐ進みます。

左の手水舎、右の祓舎。



手水舎で手を清め、
 神門へ。

 神門を守る狛犬。

 皇室の御紋「十六菊花」紋が御神紋。

神門をくぐり、拝殿・本殿へ。


周囲を社殿や高塀で囲まれた本殿。

 2礼2拍手1礼。
旅の無事と、人生に幸多からんことをお祈り。

 本殿を真横から。


宗像大社は、三つのお宮から成り立っているとお話ししましたが、
本殿の裏に第二宮沖津宮と第三宮中津宮の御分霊をお祀りしたお宮があります。

あわせてお詣りすれば、宗像三宮を拝したことになると云うので、行ってみました。

 本殿に向かって右にある高宮参道を進み、

並び立つ、第二宮と第三宮を参拝しました。

第二宮・第三宮

宗像三女神のうち、長女神(沖ノ島)と次女神(大島)は遙か玄界灘洋上に鎮座されており、往古より総社(中心となる神社)である当地・辺津宮を「第一宮」と称し、その境内地に両宮の御分霊をお祀りしてまいりました。

そして第二宮と第三宮まで詣でれば、沖津宮と中津宮まで、つまり宗像三宮を拝したと信仰されてきました。

宗像三女神は「古事記」「日本書紀」にある通り、天照大神と素戔嗚尊との誓約の際に、天照大神の息吹より誕生されました。

現在の社殿は、その格別の由緒を以って宗像三女神の御親神を祀る伊勢神宮よリ、第60回神宮式年遷宮に際し下賜されたものです。

我が国最古の建築様式である「唯一神明造り」で昭和50年5月に移築されました。


伊勢神宮と宗像大社

天照大神は皇室の御祖先神であるとともに、全図津々浦々の各ご家庭で神宮大麻(「天照皇大神宮」のお札)が奉斎されておりますように国民の総氏神として、伊勢神宮(三重県)にお祀りされています。

伊勢神宮は「神宮」と申し上げるのが正式名称で三重県伊勢市に鎮座する皇大神宮(内宮)、豊受大神宮(下宮)と呼ばれる二つのお宮(「正宮」ともいいます)をはじめ、別宮、摂社、末社、所管社125もの宮社からなり、その総称が「神宮」となります。

正宮に次ぐお宮である別宮は伊勢市とその近郊に14あり(内宮10、外宮4)、当大社の第二宮・第三宮の社殿は、皇大神宮(内宮)別宮である「伊佐奈岐宮」と「伊佐奈弥宮」の旧社殿です。

伊勢の息吹を感じていただきながら、神話の時代より連綿と継承される我が国の祈りに思いを馳せながら、お参りいただきましたらと存じます。




表伊勢、裏伊勢、元伊勢と呼ばれる、日本三大伊勢と云うものがあるそうで、
表伊勢は伊勢の伊勢神宮で、「裏伊勢が宗像大社なのだそうです。

元伊勢は、あれやこれやと100社ほどあるそうです。


参拝の最後は、駐車場に戻り、
 大屋根の宗像大社祈願殿で、
 ご朱印をいただきました。


出発。


宗像の神様に見送られ、次の目的地「マリンワールド」へ向かいます。

海側にある国道495号線を西へ。

マリンワールドは、福岡市の海の中道にあります。

博多には何度か行ったことがあるのですが、マリンワールドは初めてです。

水族館が大好きな僕としては、とっても楽しみな場所のひとつでした。

でも、時間的なことで行くの止めようかと、ちょっと気迷いしてました。

小倉港で想定外の仮眠休憩を1時間半もとってしまったせいで、スケジュールが押し押しだったからです。

結局、行くことにしたけど、ゆっくランチする暇もありません。


海の中道って、半島の類いかと思ってたんですが、砂が堆積してできた砂州なんだそうです。

車道も鉄道も通ってるし、博多湾側は森や緑地が海岸線を隠すほどに拡がり、ちょっとした町もありました。

海を見ながら走れると期待していましたが、緑地と堤防状に堆積した砂で、ほとんど見られませんでした。

やっぱ、砂でできた地形だから、海を見下ろせるほどの高さが無いんですね。

それでも、ほぼほぼ一直線の県道は気持ちがよく走れました。


マリンワールドに到着。

有料駐車場に駐めたと同時に、灰色の空から小さい雨粒がぽつり、ぽつり、落ちてきました。

傘が必要なほどじゃないけど。

むむむ。

 駐車場から少し歩き、大きな階段を上ると、
扇を開いたような半円状の姿のマリンワールド海の中道に着きました。

 チケット窓口。
大人2300円、駐車場代は別に520円かかるので、思いの外、出費。

館内は、遠足だろう児童がたくさんいて、賑やか。

入館してすぐ目が釘付けになったのが、

日本でも十数件しか目撃例が無い、謎多き巨大生物「メガマウス」。

 平成6年(1994)11月、水族館から程近い和白干潟に漂着したんだそう。

深海に暮らすサメですが、周囲を深海に囲まれた日本は一番、目撃例が多いんだそうです。

メガマウス、大きかったぁ (>_<)


オオワニと呼ばれる大きなサメがうようよしてた巨大水槽は迫力満点で、
イベントで潜ってるダイバーが襲われないか、ハラハラ、ドキドキ。


メガマウスの次に目を引いた「リュウグウノツカイ」の標本。

メガマウスとリュウグウノツカイ、どちらも標本だったけど、一見の価値あり。


でも、そのほかの水槽展示は正直、普通でした (^_^;)



イルカとアシカショーを見にショープールへ。

水平線上に博多の街並みがちらり。


イルカショー、スタート。

イルカより一回りも二回りも大きなクジラ「コビレゴンドウ」も一緒にジャンプ!

水しぶきもでっかい。

 お約束のイルカの大跳躍!

 続いて、アシカショー。
…残念ながら、タイムアップ、旅のスケジュールが押し押しで、見る暇が無くなりました。

アシカさん、調教師さんには申し訳ないけど、こっそり、退席させていただきました。

 顔出し看板。


外に出ると、雨は止んでいましたが、いまにも降り出しそうな空模様でした。


次の目的地目指し、海の中道を後にしました。


つづく。


夏旅 5 九州旅 目次

1日目
 松山→

2日目
 小倉港→宗像大社→マリンワールド
 太宰府天満宮→佐賀神埼

3日目
 佐賀神埼→祐徳稲荷神社→長崎

4日目
 長崎・軍艦島
 長崎市内観光→水族館→雲仙→島原

5日目
 島原・道の駅 みずなし本陣ふかえ・土石流被災家屋保存公園
 島原・原城跡
 島原・島原城
 島原→雲仙多良シーライン→佐賀城
 佐賀→三池炭鉱→道の駅 泗水

6日目
 熊本・道の駅 泗水→熊本城
 水前寺成趣園→球磨川
 球泉洞
 球磨→鹿児島

7日目
 鹿児島・多賀山公園→霧島神宮
 鹿児島市内・仙巌園→南州公園→鹿児島城跡
 鹿児島・知覧平和公園
 鹿児島・指宿

8日目
 鹿児島・山川港→フェリー→根占港
 鹿児島・佐多岬
 鹿児島・鹿屋航空基地
 宮崎・鵜戸神宮→極楽の湯→道の駅つの

9日目
 高千穂 1 高千穂峡
 高千穂 2 高千穂神社 天真名井
 高千穂 3 天岩戸神社 天安河原
 阿蘇→筋湯温泉→大分・湯布院

10日目
 大分・湯布院→九重夢大吊橋
 大分・宇佐神宮
 大分・中津 中津城→耶馬溪
 福岡・英彦山神宮
 福岡・小倉→愛媛・松山
関連記事

02:00:00 | コメント(回答)(0) | page top↑
夏旅 5 九州旅 1日目 松山→<<古い方< 最新記事 >新しい方>>夏旅 5 九州旅 2日目 2 太宰府天満宮→佐賀神埼
コメント
コメントの投稿














←管理人以外は読むことができないメッセージにしたい場合はチェックを

「バカ」「アホ」「変態」「狂」... 使いようによっては他人を不愉快にさせるワードは投稿不可となっています、ご注意下さい。

コメントいただくのはとてもうれしいんですが、
「送信」ボタンを押す前にいま一度、読み返してみて下さい。

「よく読んでもらえば分かる」「行間を…」ということを相手に望むのはわがままです。

お怒りな場合でも、大人な対応でぜひ、よろしくお願いします。 <(_ _)>

お山でも町でもメールでも、自分がイヤなことは他人にしてはいけませんよね。

なお、当ブログは一個人のブログです。
コメントの削除や受信拒否の設定をする・しないも正直、私個人の勝手です。
不愉快だと思ったコメントはばっさり削除します。
違う意見を持つ人と共存できないクレーマーと判断したら、即、ブロックします。

相手が聞く耳を塞いだら、どんなに正論でも一生届くことはないでしょう。

いろいろ、すみませんが、ご了承下さい。

夏旅 5 九州旅 1日目 松山→<<古い方< 最新記事 >新しい方>>夏旅 5 九州旅 2日目 2 太宰府天満宮→佐賀神埼