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夏旅 5 九州旅 6日目 4 球磨→鹿児島
2017 / 10 / 06 ( Fri )


探検コースが最高だった球泉洞の見学を終え、一気に鹿児島を目指しました。

人吉、えびの、湧水、霧島…。

2回くらい、小休止しただけで、ほぼほぼ、ノンストップで駆け抜けてしまいました。

いま思えば、結構、もったいないことしたです。

えびの高原から霧島へ抜けるとかしたら、思い出、10個くらい、増えたかも。

でも、いちいち、立ち止まってたら、夏休み終わっちゃう。

九州はデカいのだ、あきらめて先に進まないと。


まるで、カーナビの奴隷みたく、指示される通りにハンドルを切り、シラス台地を駆け抜けました。

霧島から姶良という町に入り、峠のような場所を超えたと思ったら、突然、正面眼下に海が現れました。

錦江湾でした。

今日は内陸をずっと走っていたので、海が突然現れたときはちょっとした感動でした。

おお! 

島と云うには大きすぎる桜島が浮かんでいました。

想像以上に大きい桜島の雄姿にまた、感動したのでした。


やがて国道10号線は、波打ち際を走るような海岸線に変わりました。

傾いた夕日を受け、少し頬を赤らめたように見える桜島が左側の車窓にずっと見える、とても気持ちのいい道でした。

一方で、片側2車線、道端に民家も信号もほとんどないため、高速道路みたいにみんな飛ばす、飛ばす!

だからって、調子に乗ってアクセルふかして、白バイや覆面のお世話になるのはゴメンです。

地元車の邪魔にならない程度に走りました。


鹿児島随一の観光名所「仙巌園」を過ぎると、急に、鹿児島の市街地に入りました。

鹿児島入りしたのはいいけれど、まずどこに行くか、よくよく決めてませんでした。

カーナビは大まかな目標として鹿児島中央駅にセットしていました。

信号待ちの間に、慌てて変更、城山展望台へ。

城山展望台の駐車場で車中泊したブログ記事を読んでいたからです。


右左折直進の矢印をよく見ながら運転し、カーナビの合図で国道を逸れ、裏山の谷に入りました。

谷間の坂道を上っていくと、道端に、「西郷隆盛南洲翁洞窟」と云う、
西南戦争の終焉、田原坂の戦いに敗れた西郷隆盛が最期の5日間を過ごした洞窟がありました。

その先は、観光バスが大きく膨らんで下ってくる坂道。

トンネルを抜けたら、
 城山展望台の駐車場でした。

なんとか、明るい時間に着けたけど、結構、クルマがひっきりなしに出入りしてました。

この駐車場で車中泊したってブログや口コミが数件あり、来てはみたけど、どうだろう…。

経験上、展望台みたいなところは、夜はデートコースになって、真夜中になっても車が出入りするし、
併せて、パトカーもやって来たりするので、落ち着いて寝られないことがよくありました。

そんなに広くないので、車中泊するほかのクルマのアイドリングも気になるだろうし。

どうしよう…。

車中泊できそうな雰囲気じゃないことは分かったので、ここはひとまず、折角、展望地に来たんだから、観光です。


閉まったお土産屋さんの前に、エサくれにゃあがうろついていました。

人なつこい、いい野良猫たちで、なでなでしたり、相手してくれました。

熊本からこっち、運転しっぱなしで心も体も緊張しっぱなしでしたが、
温泉と人なつこい猫が一番、緊張を解きほぐしてくれます。


つま先上がりな遊歩道をとことこ。

立ち止まるとヤブ蚊に追いつかれるので、少し早足で。


すぐに、標高100mちょっとにある展望台に到着。


もう少し登ったら城山山頂だけど、こっちは見晴らしがよくありませんでした。


戻って、最初の展望所へ。


鹿児島市街地越しに桜島が見えました。

薄ぼんやりと霞んだ桜島。

 山頂。

鹿児島市の繁華街はすぐ眼下に。

海と山に挟まれた鹿児島の街を見下ろしていると、
こんな賑やかな街には車中泊できるところなんて、ひとつもない気がしてきて、ちょっと、凹みました。

でも、そんなふうに身勝手に凹んで立ち止まっていたら、物語は先に進みません。

取りあえず、ここでの車中泊は中止。

最悪、郊外に出れば、河原でも海っぱたでも、寝られる場所はあるだろうから、
晩ご飯かお風呂を先に済ませることにしました。


お風呂ですが、鹿児島市内には銭湯みたいな温泉がめちゃめちゃあります。

活火山な桜島の真ん前ですから。

城山に泊まるつもりだったから、あらかじめ、近隣の温泉はいくつか、ピックアップしてました。

クルマに戻り、下山。

トンネルをくぐり、カーブを4つほど曲がり下ると、

往きにスルーした「西郷隆盛南洲翁洞窟」。

鹿児島と云えば、西郷さん。

高知を云えば、龍馬、みたいな、ご当地一の英雄。

西郷さんに関する史跡は見ておくべきと、道を挟んで向かいにある温泉の前の駐車場にクルマを駐め、訪ねました。

 小さい広場の奥、


柵に囲まれた山裾に、洞窟と呼ぶには小さく、浅すぎる「穴」が、そうでした。

西南戦争田原坂の戦いに敗れた西郷さんが最期の5日間をここで過ごしました。

西郷隆盛洞窟 「おはんらにやった命」
一西南戦争最後の司令部一
 1877年(明治10)9月24日、午前4時政府軍の城山総攻撃が始まりました。
城山に立てこもる薩軍兵士は、わずか300余。
これを囲む政府軍は、何重もの柵をめぐらし、その数4万。
死を決した西郷は、夜明けを待って、5日間すごしたこの洞窟を出ました。
桐野利秋、別府晋介、村田新八、池上四郎といった私学校の幹部たちも一緒です。
この日の西郷の出立ちは妻のイトが縫った縞の単衣に白い兵児帯。
ゆっくりと岩崎谷を下ります。
その時流弾が西郷の腰に命中。
別府の介錯をあおいで49歳の生涯を閉じたのです。

 西南戦争というのは、不平士族の反乱のあいつぐ中、西郷を慕う私学校の生徒たちが、政府の挑発によって引き起こした暴動が始まりです。
首謀者の引き渡しか全面戦争か、その結論を出したのは「おはんらにやった命」という西郷の一言でした。
2月15日、ついに挙兵。
熊本で政府軍と激しい攻防をくりかえすも、近代兵器の前に敗退。
7ヶ月にわたる大乱の最後を、西郷は故山城山で迎えたのです。




西郷さん由来の穴じゃなかったら、とっくにヤブに覆われてるだろう、小さな穴でした。

西郷さんの終焉の地は、この坂道をまっすぐ下ったところにあります、僕は行きそびれたけど。


駐車場に戻ると、クルマの周りを黒猫がうろうろしてました。

でも、呼んでも来ないばかりか、距離を取って近づかせてくれませんでした、残念。

物陰に隠れると黒猫の姿も見えにくくなるくらい、辺りは夕闇が迫っていました。

駐車場は、温泉の真ん前にあるので、温泉を利用する人も駐めていました。

これから下って、温泉探して、駐車場探して、も、面倒。

駐めたついでに、と、洞窟前の温泉に決めました。

 「長寿泉」。
城山展望台で車中泊した場合の第一候補温泉が、ここ、長寿泉でした。


温泉な銭湯でした。

入口からしてこじんまりとしてて、番台に座ってるおばちゃんに料金を払って入った脱衣所もコンパクト。

ロッカーに鍵がなかったので、おばちゃんに断って一旦、クルマに貴重品を置きに戻りました。

浴室も銭湯な感じで、湯船がふたつきりだけど、熱い源泉かけ流し。

肩まで浸かると、熱いお湯で皮膚がぴりぴり、旅の疲れがとろんと流れ出すようないいお湯でした。

熱くて長風呂はできなかったけど。

洗い場も旧式で、シャワーはお湯の温度は調節できず、蛇口はお湯と水のふたつあり、
桶で適温に混ぜて使う、子供の頃によく入った銭湯とそっくりでした。

お客さんは地元の人たちばかりでした。

涼みがてら、窓から暮れていく鹿児島の空を眺めたりして、ゆっくり温泉を楽しみました。


ドライヤーは20円、番台で払って借りる形式。

財布は車に置いてきたので、大きな羽根の扇風機であらかた乾かしました。


すっかり、リフレッシュして、クルマに戻りました。

ふと、さっきいた黒猫のことが気になりました。

周りにいないので、まさかね…と思いつつ、車のボディを叩く、「猫バンバン」をやってみました。

猫バンバンは、クルマの下に潜り込んだ猫がタイヤなどに巻き込まれないよう、ボディを叩いて追い出すものです。

バンバンした途端でした。

なんと、クルマの下から、あの黒猫が飛び出して、木立の中に逃げて行きました。

おお! 猫バンバンしてよかったぁ。


クーラーの効いた車内で、今夜の車中泊場所を探しました。

Googleマップを航空写真に切り替え、鹿児島の街を俯瞰していたら、海の近くに公園を見つけました。

小高い山の上にあって静かに休めそうに見えました。

そこがNGだったら、すぐにほかを探さなきゃならないので、取り急ぎ、向かうことに。


 公園は、鹿児島駅の近くで、閑静な住宅街を登った山の上にありました。

公園についての口コミには、公園の駐車場を地元民が駐車場代わりに利用しているとあったけど、
夜の公園にしては多すぎる台数のクルマが駐車場を埋めていました。

下の住宅からも幹線道路からも離れてて静か、ロケーション的には問題なし。

佐賀神埼の仁比山公園みたいに、警備員に追い出される心配が無いかどうかですが、
この公園入口は、チェーンやポール、閉鎖できる仕掛けはなく、夜中も開放しているようでした。

 ここなら大丈夫そう。


公園から数分の距離にあるジョイフルで晩ご飯しました。

今夜もローカルフード、地方グルメはおあずけです。

食後はドリンクバーを利用しつつ、日記を仕上げ、10時前に退店しました。


公園に戻り、奥の第1駐車場にクルマを停め、寝支度。

さすがに鹿児島は夜になっても暑く、しばらくエアコンを回し、車内を充分冷やしてから横になりました。

寝付けずにいた間、夜景デートだろう、クルマが1台、トイレ休憩のタクシーも来ました。

あとは野良猫が数匹、縄張りに見廻りに来たくらい。

静かな夜でした。


つづく。


夏旅 5 九州旅 目次

1日目
 松山→

2日目
 小倉港→宗像大社→マリンワールド
 太宰府天満宮→佐賀神埼

3日目
 佐賀神埼→祐徳稲荷神社→長崎

4日目
 長崎・軍艦島
 長崎市内観光→水族館→雲仙→島原

5日目
 島原・道の駅 みずなし本陣ふかえ・土石流被災家屋保存公園
 島原・原城跡
 島原・島原城
 島原→雲仙多良シーライン→佐賀城
 佐賀→三池炭鉱→道の駅 泗水

6日目
 熊本・道の駅 泗水→熊本城
 水前寺成趣園→球磨川
 球泉洞
 球磨→鹿児島

7日目
 鹿児島・多賀山公園→霧島神宮
 鹿児島市内・仙巌園→南州公園→鹿児島城跡
 鹿児島・知覧平和公園
 鹿児島・指宿

8日目
 鹿児島・山川港→フェリー→根占港
 鹿児島・佐多岬
 鹿児島・鹿屋航空基地
 宮崎・鵜戸神宮→極楽の湯→道の駅つの

9日目
 高千穂 1 高千穂峡
 高千穂 2 高千穂神社 天真名井
 高千穂 3 天岩戸神社 天安河原
 阿蘇→筋湯温泉→大分・湯布院

10日目
 大分・湯布院→九重夢大吊橋
 大分・宇佐神宮
 大分・中津 中津城→耶馬溪
 福岡・英彦山神宮
 福岡・小倉→愛媛・松山
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