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夏旅 5 九州旅 8日目 3 鹿児島・鹿屋航空基地
2017 / 10 / 08 ( Sun )


ずっと九州を南下してきたけど、佐多岬から北上する旅へ。

現在は、大隅半島をドライブ中。

鹿児島湾を左に見ながら、国道269号線を走り、鹿屋市に入ったところで内陸へ。

高い建物がない郊外を走っていると、フェンスに囲まれた飛行場が現れました。

ナビにセットした目的地は、海上自衛隊鹿屋航空基地。

航空隊前交差点を右折し、基地の中へ入ります。

 直線路の先に保安ゲート、他意もないのに緊張。

真の目的地はゲートの内側じゃなく、ゲートの前で左折し、

 「鹿屋航空基地史料館」です。

ここに来たのは、知覧の特攻平和会館を訪ねたのと同じ理由です。

小説『永遠の0』で描かれた旧日本海軍の特攻隊の基地が、ここ、鹿屋にもありました。

特に、鹿屋の出撃基地は、主人公・宮部久蔵が飛び立って征った基地でもあります。

鹿屋航空基地史料館にも特攻隊員の写真や遺書・遺品などの資料が展示してあります。

海上自衛隊の基地内にあるので、海上自衛隊の活動も多く紹介されている点が知覧とは異なり、
 周囲には、実際に活躍した航空機がたくさん屋外展示されています。


中でも目を惹いたのが、70年も前の機体、二式大型飛行艇12型。

 旧日本海軍が第二次世界大戦中に実戦配備していた大型飛行艇。
戦後、アメリカ軍に接収され、性能テスト後、保管されていましたが、日本に里帰りしました。

空もの好きにはたまらない屋外展示です。


屋外展示だけを見て回るだけでも、小1時間は楽しめます。


僕は空ものは、そんなに…、なので、すぐに史料館へ。


史料館は無料ですが、受付で記帳が必要です。

海上自衛官の制服を身にまとった女性隊員さんが受付されてました。


玄関入って正面にあった、巨大なステンドグラス、平山郁夫の「夕映え桜島」。

受付後、スクリーンのある小さな上映室に入り、簡単な紹介ビデオを見ます。

見学は、2階から1階に降りてくる順路になっていました。

2階は、明治維新後に始まる旧日本海軍の創設期から、終戦によって終焉を迎えるまでの海軍航空隊の歴史、
神風特別攻撃隊に関する資料、隊員らの遺影や遺書などが展示、紹介されています。

海軍精神が熟成されていった過程や、海軍魂を育んだ人々、育てられた指揮官のこと、
第一次大戦から戦争ごとに拡大していった航空兵力、
航空技術、及び、航空機発展に寄与した先駆者たちについて、
たくさんの実物展示から学ぶことができます。

特攻隊についてのコーナーでは、知覧同様、涙腺が崩壊しかけました。

隊員らの遺影のなかに、あの宮部久蔵がホントにいるような気さえしたほどです。

特攻は日本の哀しい歴史の一部、事実です。

命と引き替えに勝利を得る、と云う考えの最悪の終着点が特攻です。

けれど、その特攻を作戦として立案した側と作戦で命を落とした人との乖離が酷すぎて、
哀しさと共に怒りも同時にこみ上げてきます。

零戦に代表される戦闘機による体当たりのほか、人間魚雷「回天」と云う特攻兵器もありました。

作戦として実施されたわけではありませんが、
最前線では、手榴弾や爆弾を抱え、敵に突入、散華した無名の兵士もたくさんいます。

戦争は狂気の沙汰です。

二度と戦争は起こしてはならない、それは人類共通の悲願ですが、
血で血を洗う争いでしか決着を付けられない無能な指導者がいることは確かです。

平和なときこそ、平和を保つ努力がとても重要です。

バカオロカな指導者に扇動されないよう、(改憲とか)注意する必要があります。

日本にはお手本になる哀しい過去があるのですから、平和を維持することは難しくありません。


貴重な資料も多く、2階はほとんど、撮影禁止です。

でも、一部、撮影OKな場所がありました。


零式艦上戦闘機五二型です!

見事に復元された実機を目の当たりにすることができました!

東京上野の国立科学博物館で二一型に遭って以来かな。


ステップを上がってコックピット内を見ることができます。


スコープもありました。

平成4年、垂水沖と吹上浜に沈んでいた零戦が相次いで引き揚げられました。

それを、鹿屋航空工作所の隊員たちが三菱重工業の技術支援を得つつ、復元したんだそうです。


海に沈んでいた機体とは思えない復元っぷりで、
 エンジンを載せ替えれば、すぐにでも飛べそう。


1階へ。

海上自衛隊の発展から、航空技術の再建、隊員らの活躍ぶりなどのコーナーがあります。

パーソナルな資料や、開示できないようなものはないので、撮影OKでした。

ソマリア沖、アデン湾で行われた海賊対処活動についての展示もありましたが、
 撮って楽しいのは、実物展示。
対潜哨戒機のP-2Jの機内展示。


P-2Jのカットモデルは、シートに座ることもできます。


救難ヘリコプター、S-61A。


こちらも中に入ることができます。

 操縦席に座り、操縦桿を握ってパイロットごっこもできます。

 ニュース映像でも見たことがある吊り下げ担架。


戦後、アメリカの都合で解体された旧日本軍に変わり、またアメリカの都合で組織された治安維持部隊が、
いまの陸・海・空自衛隊の原点です。

「我が国の独立と平和を守り国の独立を保つ」があくまで基本任務です。

専守防衛のために築き上げてきた膨大な戦力を、言葉巧みに他国に向けようとする、
怪しい指導者、集団には、平和ないまこそ、目を光らせていなければなりません。

そう云う輩に限って、自分たちは常に安全な場所にいて、
特攻のような作戦を立案し、平然と実行させるのですから。


史料館を見学したあと、史料館と駐車場のすぐ横にある、
 鹿屋市観光物産総合センターにも行きました。

 ミリタリー好きな知人にお土産を買いたかったからで、
「鹿屋基地」の名前が入ったキーホルダーくらいでよかったのに、意外と売ってない。

結局、奮発して、零戦柄のTシャツ、3000円くらいを買いました。


売店の隣のフロアは食堂になっていて、昼食がまだだったので、
名物の幟もはためいてた黒豚カレーの大盛りを注文しました。

カレーを待っている間、フロアの隅っこに展示してあった、

零戦コックピットに座ってみました。

 テレビ東京で制作されたドラマ版『永遠の0』で使用されたものだそう。

 主演の向井理も座った座席は、操縦桿から後ろしかなくて、

 座ると、こんな景色なのでした。


カレーができました!

自衛隊な雰囲気のある器に、ヤクルトも乗ってるところが可愛い。

ここに来てやっと、鹿児島名物の黒豚を、カレーに入った姿でいただきました。

広島・呉の海軍カレーも美味しかったけど、黒豚エキスの分、さらに美味しかったです。


今日も遅くなった昼食を済ませ、お腹いっぱい、史料館も大満足で、
ただただ、来てよかった思いしかない鹿屋基地をあとにしました。

今日の最終目的地は宮崎。

鹿屋から宮崎は100~130キロ、ナビは2時間半から3時間くらいかかるって云ってました。

都城経由の内陸ルートか、日南経由の海回りか。

できれば、明るいうちに宮崎入りして、市内にある温泉に入ってゆっくりしたい、なんて思ってて。

でも、そのせいで、先を急ぐ結果となってしまい、すっかり、桜島に行くのを忘れてました。

松山に帰宅してから気がつきました。

黒神埋没鳥居とか、見たかったのに、すっ飛ばしちゃったぉ。


結局、日南経由の海回りルートにしました。

少し遠回りになるけど、海沿いの方が景色が良いかと思って。

ルート上に行きたいところは見当たらなかったけど、
どこかで聴いた覚えがある「鬼の洗濯板」ってところを、ナビにインプットしました。


国際物流拠点港のある志布志でようやく海沿いに出ました。

やがて、県境を越え、宮崎県入り。

残すは大分県のみとなりました。

宮崎入りして間もなくの串間から再び、内陸に入り、都井岬をショートカット。

日南市からは、再び海岸線。

それも、日南海岸ロードパークと呼ばれる国道220号線は、海岸線をなぞるようなルートで、
右の車窓には常に海が拡がる、文句なしの快適路でした。

太平洋に面した海岸は、どこもかしこも、サーファーが涎を垂らして喜びそうな白波が立っています。

実際、サーフポイントが十数カ所も存在、初心者から上級者まで楽しめるサーフエリアでした。

また、宮崎市まで大きな町がなく、一気に走り抜けようとするクルマばかりで、
それはもう、飛ばす飛ばす!

安全運転?してたら、すぐに後続車が迫ってくるので、おちおち、海なんか見て走れません状態。

正直、もっとゆっくり、走らせて欲しかったよ。

駐まって写真撮る余裕もなかったのは、自分の未熟さだけど。


鹿屋を出て2時間くらい経ったところで、寄り道したい場所が見つかりました。

予定にもなかった場所だけど、反射的にハンドルを切っていました。


つづく。


夏旅 5 九州旅 目次

1日目
 松山→

2日目
 小倉港→宗像大社→マリンワールド
 太宰府天満宮→佐賀神埼

3日目
 佐賀神埼→祐徳稲荷神社→長崎

4日目
 長崎・軍艦島
 長崎市内観光→水族館→雲仙→島原

5日目
 島原・道の駅 みずなし本陣ふかえ・土石流被災家屋保存公園
 島原・原城跡
 島原・島原城
 島原→雲仙多良シーライン→佐賀城
 佐賀→三池炭鉱→道の駅 泗水

6日目
 熊本・道の駅 泗水→熊本城
 水前寺成趣園→球磨川
 球泉洞
 球磨→鹿児島

7日目
 鹿児島・多賀山公園→霧島神宮
 鹿児島市内・仙巌園→南州公園→鹿児島城跡
 鹿児島・知覧平和公園
 鹿児島・指宿

8日目
 鹿児島・山川港→フェリー→根占港
 鹿児島・佐多岬
 鹿児島・鹿屋航空基地
 宮崎・鵜戸神宮→極楽の湯→道の駅つの

9日目
 高千穂 1 高千穂峡
 高千穂 2 高千穂神社 天真名井
 高千穂 3 天岩戸神社 天安河原
 阿蘇→筋湯温泉→大分・湯布院

10日目
 大分・湯布院→九重夢大吊橋
 大分・宇佐神宮
 大分・中津 中津城→耶馬溪
 福岡・英彦山神宮
 福岡・小倉→愛媛・松山
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