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夏旅 5 九州旅 10日目 2 大分・宇佐神宮
2017 / 10 / 10 ( Tue )


九重から別府を経由して宇佐市までやってきました。

別府観光もパスして、一気にやって来た理由は、「宇佐神宮」。

全国に11万社ある神社のうち、約44,000社にのぼる八幡宮の総本社で、
九州を代表する神社のひとつです。


国道10号線沿いに大きな駐車場がありました。

観光バスも軽く10台は駐まっていました。

駐車料金が必要な駐車場だったけど、ほかを探すヒマはないので、
さっさと入って、適当に駐めました。

お土産屋さんと食堂を兼ねたお店が並んだ表参道商店街がわきにあり、
団体客らがガイドの案内で、昼食場所の食堂へ吸い込まれていきました。


参道を見れば、神社の格が分かりますが、
幅が広く、イチイガシ並木の長い直線は、さすが総本社と云った風格ある立派さです。


狛犬コレクション。


ひとつめの鳥居。


50mほどの直線路の左側に、
 
なぜか機関車が展示してありました。

実は、表の駐車場は、かつて大分交通鉄道の宇佐参宮線・宇佐八幡駅の跡地です。

機関車がいる場所は、かつての線路跡です。

参道は右にほぼ直角に曲がって、
 
寄藻川を渡ります。


神橋から見た寄藻川の下流(橋がある方)、上流。

 大鳥居が見えて、また、

狛犬コレクション。

 大鳥居の手前右に、
 黒男神社。


大鳥居のあとも、幅広い直線路が。

好天過ぎて、日陰のない長い参道は、正直、しんどかったです。


右に、初沢池を囲むように、宝物館と参集殿。


左にも池があって、八幡大神が現れた霊池・菱形池。


右は社務所に相当する神宮丁、右は絵馬堂。

 皇族下乗の立て札から杜です。

 参道は左に曲がりますが、
参道はふたつに分岐しています。

 右の鳥居は、帰り順路なのだそうなので、

曲がって正面の石段を次々に上がって行きます。

 木漏れ日の参道を抜け、また宇佐鳥居をくぐり、

県の重要文化財の西大門の前へ。

 常に閉じた中央の大扉の左右を参拝者が出入りしています。

中央の大扉は、皇族や勅使が通るときのみ、開かれます。

なんとなく、左から入って、右から出てきてる感じです。

西大門を抜けると、両側に朱の塀がある石畳の神宮内郭。

少し先でまた左に少し曲がっています。

 左に少し曲がったら、

左右に翼を拡げたような回廊をともなった朱塗りの壮観な建物があります。

本殿のような壮観さですが、南中楼門、もしくは勅使門と呼ばれる建造物で、
皇族や勅使が本殿に参拝するために通る門です。

国宝の本殿は、この門の奥にあって、参拝者は門内に入ることはできません。

南中楼門の奥に、本殿は3つ並んでいます。

一之御殿には八幡大神、二之御殿には比売大神、三之御殿には神功皇后が、
それぞれ祀られています。

それぞれの本殿に参拝するため、南中楼門にも3つ、参拝できる場所があります。

門に向かって左から、
 一之御殿の参拝口、
 二之御殿の参拝口、
 三之御殿の参拝口の順にならんでいます。

順番に一之御殿、二之御殿、三之御殿と3つ、お詣りする作法となっていますが、
宇佐神宮の拝礼は、一般的な2礼2拍手1礼ではありません。
 2礼 4 拍手1礼です。

お賽銭も3倍必要なのでした。


では、合掌。


南中楼門の真向かいの塀の格子に1カ所、
 背後のお山を額縁に収めるかのような四角い穴があります。

お山の上にある、宇佐神宮の元宮・大元神社を遙拝するための場所です。

大元神社は、二之御殿にお祀りされている比売大神が降臨された御許山の山全体が御神体です。

合掌。


宇佐神宮の創建は、神亀2年(725)、現在の地に御殿を造立、八幡神をお祀りされました。

宇佐の地は、『日本書紀』に、比売大神が宇佐嶋に降臨されたと記されていて、
畿内や出雲のように早くから開けていたようです。

御祭神の八幡大神は応神天皇のご神霊です。

応神天皇は、実在が確実視されている最初の天皇と云われる人物です。

でも、いつの頃から、応神天皇=八幡大神となったかは不明ですが、
八幡大神は、国家鎮護の神、皇位の守護神、武神と様々な顔を持っています。

神社の由来では、欽明天皇32年(571)、に応神天皇のご神霊が出現し、
「我、誉田天皇(ホムタノスメラミコト)、護国霊験の大菩薩なり」と告げたそうです。

比売大神は八幡様より古い神で、地主神として祀られ敬われていました。

比売は“ひめ”、姫神、女性の神様で、男神の比古神の配偶神です。

八幡神社においては、応神天皇の配偶神という位置づけです。

そして、もうひとりの神様、神功皇后は、仲哀天皇の皇后で、応神天皇の母神様です。

仲哀天皇が急死した後、政事を執り行ない、夫が失敗した熊襲(反ヤマト王権)を討伐し、
さらには、お腹に、のちの応神天皇となる子を妊娠した身で、朝鮮半島に出兵、
新羅、高句麗、百済を服属させ、日本の支配下に置くという、とてつもない女傑です。

子宝、安産、子育て、縁結びの神様として崇敬されています。

応神天皇、比売大神、神功皇后と、三つの神様でひとつ、「三座一体」が、
八幡さまの総称、正体なのです。


日本の神様は、分霊(または勧請)と云って、神霊を無限に分割してお祀りすることができる、
世界にも稀な凄いシステムがあります。

そうして八幡大神が分霊されたのが、京都の石清水八幡宮で、
さらに分霊されたのが、鎌倉の鶴岡八幡宮です。

そこから、国内の末端まで分霊され続け、八幡宮は全国に約44,000社までに拡がったのでした。

八幡大神は武神で、特に源氏が守護神としたので、源頼朝のの時代から武士層に広まり、
源氏の流れである徳川政権下でさらに庶民へと浸透していったようです。


また、奈良時代の頃など、宇佐神宮は、皇位の守護神というバックグラウンドを利用し、
皇位継承や国家の運営に関わるような朝廷の重大問題に、
神託、神様からのお告げという形で介入していたこともありました。

それを悪用した可能性があるのが、道鏡という、法王まで昇り詰めた僧で、
「道鏡を皇位につかせたならば天下は泰平である」という内容の神託を宇佐神宮から得、
一瞬、称徳天皇後の次期天皇候補に名を連ねました。

まさかの神託に色を失った朝廷は、急遽、宇佐神宮に使者を遣わします。

その結果は、「…無道の人はよろしく早く掃除すべし」と云う、
道鏡を皇位に、と云う最初の神託を完全否定する、新たな神託でした。

そうして皇族とまったく血のつながりのない道鏡は排除されたのでした。



西大門を入って右にあるお守り授与所等のある建物で、
 御朱印、いただきました。



西大門を内側から。

 極彩色の装飾もみごと。

西大門をくぐり、宇佐鳥居を抜けた踊り場にあった、

階段を降り、赤い欄干の橋を渡って下宮に向かいました。

「下宮参らにゃ片参り」と云って、上宮・下宮をお詣りするのも正しい作法です。

 下宮へ。


授与所の前の石畳を歩いて、
 拝殿へ。


こちらも、八幡大神様・比売大神様・神功皇后様の御分神が祀られています。

 一之御殿、
 二之御殿、
 三之御殿。

順番に、2礼4拍手1礼でお詣り、合掌、感謝。

宇佐神宮ならではの作法も、上宮・下宮の存在も、訪ねるまで知らなかったけど、
取りあえず、全部、お詣りできてよかったです。

20160909_0315.jpg20160909_0316.jpg
門から出て、祭器具を収める高倉を横に見て、
 参道に戻りました。

 振り返って。


宇佐神宮もわざわざ足を運んでよかった、素晴らしい神社でした。


つづく。


夏旅 5 九州旅 目次

1日目
 松山→

2日目
 小倉港→宗像大社→マリンワールド
 太宰府天満宮→佐賀神埼

3日目
 佐賀神埼→祐徳稲荷神社→長崎

4日目
 長崎・軍艦島
 長崎市内観光→水族館→雲仙→島原

5日目
 島原・道の駅 みずなし本陣ふかえ・土石流被災家屋保存公園
 島原・原城跡
 島原・島原城
 島原→雲仙多良シーライン→佐賀城
 佐賀→三池炭鉱→道の駅 泗水

6日目
 熊本・道の駅 泗水→熊本城
 水前寺成趣園→球磨川
 球泉洞
 球磨→鹿児島

7日目
 鹿児島・多賀山公園→霧島神宮
 鹿児島市内・仙巌園→南州公園→鹿児島城跡
 鹿児島・知覧平和公園
 鹿児島・指宿

8日目
 鹿児島・山川港→フェリー→根占港
 鹿児島・佐多岬
 鹿児島・鹿屋航空基地
 宮崎・鵜戸神宮→極楽の湯→道の駅つの

9日目
 高千穂 1 高千穂峡
 高千穂 2 高千穂神社 天真名井
 高千穂 3 天岩戸神社 天安河原
 阿蘇→筋湯温泉→大分・湯布院

10日目
 大分・湯布院→九重夢大吊橋
 大分・宇佐神宮
 大分・中津 中津城→耶馬溪
 福岡・英彦山神宮
 福岡・小倉→愛媛・松山
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