気がつけば、しばらくぶりの皿ヶ嶺へ その2
2020 / 05 / 04 ( Mon ) 数年ぶりに登った皿ヶ嶺。 家を出たときは、上林公園でお昼ご飯だけして帰るつもりでした。 それがいつのまにか、竜神平まで来ちゃってます。 ならば…。 ということで、 ![]() 上林側の丁字路から山頂へ向かいます。 ![]() 歩き始めは植林帯。 数年ぶりぐらいじゃ、景色はそんなに変わっていない気がします。 ![]() 林の中にもところどころ、雪が残っていました。 一足ごとに気温も下がってきています。 ![]() 傾斜が急にアップします。 ![]() 露頭した大岩目指して登ります。 登山までする気がなかったので、ちょっと厚着してるせいで、 汗が蒸れてきそうになってます。 冬の汗は、身体冷えの原因。 登るペースをちょっと落としました。 でも、このとき、九州上空にいる雨雲が確実に近づいている状況だったので、 カメラ撮影以外に休むヒマはありませんでした。 ![]() 崖状の大岩の上に出ました。 ![]() 曇り空の下の道後平野が見下ろせました。 ![]() 興居島まで見えるので、雨雲はまだ来てないようです。 ![]() 植林帯が終わり、自然林へ。 ササの間の踏み跡をなぞって行きます。 ![]() 記憶では、竜神平から山頂は、指呼の距離な気がしていたけど、 まだまだ着かない、まだ歩き始めたばかりです。 ![]() ときどき、踏み跡がふたつに分かれてたりします。 先で合流するので、歩きやすい方を選びます。 誰かのショートカットか、けもの道か、 そこに降った雨が流れて表土をえぐり拡げて、道のようになります。 …と、そんなときでした、突然、前方が開けたのです。 ![]() あれ? なに、この見たことのない拡がりは? 森が切れたところに、見覚えのある道標が立ってました。 ![]() 四方を指し示す道標が立つここは、十文字峠でした。 山頂は左折、引地山は右折、久万六部堂方面は直進。 十文字峠から先は久万高原町。 と云うわけで、 ![]() あっさりばっさりすっきりと、久万高原町側の林が伐採されていたのでした。 いやはやなんとも、驚きました。 ![]() 右に伐採地を見ながら、なだらかな尾根を登ります。 この日の風はあまり強くなくて助かりました。 ![]() それにしても久万側は空が広いです。 ![]() 日当たりよさそうな斜面だけど、気温が低く保たれたせいで、 溝のような登山道に雪がかなり溜まっています。 ![]() 時間があれば、あの小ピークにも上がってみたかった。 やがて伐採地が終わり、再び、自然林の中へ。 ![]() 道の脇に皿ヶ嶺三角点があります。 ![]() ふきのとうみたいに顔を出してます。 以前は、三角点=山頂のイメージを持った人が残した、 間違った山頂標もありましたが、いまは一切、見当たりませんでした。 ![]() 三角点まで来れば、山頂はもう少し。 ![]() 残雪も厚くなりました。 ![]() 今年最後の雪の感触を楽しみながら、惜しみながら登ります。 やがて、ある予感がしてきます。 山頂が近い予感が。 ![]() 奥はもう、皿ヶ嶺山頂です。 ![]() とうとう、山頂まで来てしまいました。 山頂は数年前とほぼ、変わっていません。 手作りなベンチが増えてるだけ。 ![]() 見える景色もそのままです。 ![]() 久万の町を見下ろして。 ![]() 山頂標。 ![]() 我々には当たり前ですが、こんな短時間で標高1000m越えできる環境は、 都会の人たちからしたら羨ましい限りでしょう。 ![]() 気温は10度。 ![]() 松山市側を遠望。 ![]() まだ興居島が見える。 ![]() 久万の六部堂へ下れる道。 ![]() 畑野川方面への登山道。 さて、濃い雨雲はまだだけど、気まぐれな雨粒はすでに落ちてきています。 山頂での長居は許されない状況のようです。 それに、お昼ご飯すらまだだったので、 早く竜神平に下って空きっ腹を満たしたい。 ![]() 登ってきたのとは別ルートで竜神平へ下ります。 ![]() こちらのルートはぐんぐん高度を下げて行きます。 ![]() 雪原っぽい残雪があったので、ちょいと寄り道。 ![]() 雪の深さはこれくらい。 この日、履いてきた靴は、買ってきたばかりの新品です。 皿ヶ嶺に行きたくなった理由は実はもうひとつあって、 それは登山靴を新調したことでした。 新しい靴については、後ほど、紹介します。 さて、このルートですが、ところどころ、倒木に邪魔されました。 ![]() それも、手すり代わりのロープがあるようなところに。 ![]() 慎重にまたぎ、ぬかるんで滑る急斜面を降下。 ![]() 今度は緩やかなところで、ばったり。 ![]() 根っこからおげて倒れてます。 あ、「おげる」は完全に方言ですよね。 掘り起こす「おがす」の「おげる」。 ![]() 森の中の雪も薄くなってきました。 ![]() 確実に下りつつも、ちょこっと上り傾斜も。 ![]() それでも下りは登るより楽ちんで、足も軽く速い。 ![]() あっという間に、竜神平と畑野川分岐まで下ってしまいました。 ![]() 分岐の道標。 ![]() 下ってきた道を振り返って。 ![]() こちらは畑野川への道。 ![]() 竜神平小屋はもうすぐです。 ![]() 雲がかなり厚くなり、森の中は暗くなってます。 ![]() 小屋に帰ってきました。 さあさ、やっとこさ、お昼ご飯だ。 つづく。 |
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