原付バイクが治るまで
2022 / 10 / 18 ( Tue ) この数ヶ月、僕の大切な足である原付バイクがずっと不調でした。
それがやっと治った(みたいな)ので、 今回は、また故障したときのためのメモ的な記事です。 僕の相棒は、ヤマハのビーノ。 ![]() 「お山へ行こう!」にも、たまに写真に写り込んでるヤツです。 2007年製で、すでに1万1千キロほど走ってた中古を購入しました。 もう10年近く乗ってるかな。 走行距離は、えっと。 これ、云ったり答えたりすると、みな一様に驚かれるんですが、 間もなく 7万キロ になります。 なので、バイク屋さんのスタッフさんでもすぐ、 「寿命ですね」 って云いたがります (^_^;) 僕が聞きたいのは、どこが 寿命で故障してるかってことなのに…。 永いこと乗ってるので、オイル交換とか、自分でします。 USB充電ソケットやドライブレコーダーも、自分で配線・取り付けしました。 僕のバイクにあおり運転なんかしたら、YouTubeに動画、流しちゃうぜ。 さて、実は、買ったときから、なにかしら調子が悪いバイクでした。 1年間の無料点検期間中、なんども入退院を繰り返してました。 急にエンジンかからなくなってバイク屋さんに預けたときなんか、 あれこれ調べてる最中に急に治ってしまったって、返されました。 おいおい! 結局、そのときも自分で治しました。 ヤフオクで入手した中古のCDIで。 いろいろあって、自分で治せるものは治したい。 エンジンとか元気なのに、「寿命」で片付けるのは、最後の最後。 さて、今回の故障ですが、 ・走行中に、ぐんって感じの短い減速がたまにある。 ・青信号とか、再発進する時、クラッチが滑ったようなもたつき。 ・30キロくらいで速度が頭打ちになる。 ・アクセルを吹かすと、逆に減速、エンストに至る。 ・路面の凸凹でエンストしかける。 そして、今回の故障で、不思議だったのが、 ・一晩とか数時間、間を置いてエンジンをかけると、しばらく、名にも起きない。 距離や時間が経って、エンジンが暖まると調子がおかしくなリ始める。 と云う、わけの分からん現象でした。 バイクが冷えると一時的に治るって云うのが、いま思うと重要なヒントだったみたい。 話が長くなるので、結果から先に云っとくと、 イグニッションコイルの故障 と、 マイナス側のコードの断線 が原因でした。 素人な僕が、この原因にたどり着けたのって、ホント、ミラクル。 でも、そこに至るまで、できること、全部しました。 ・ぐんって感じの減速は、 燃料の詰まりとか流れがおかしいのかと思い、洗浄剤入れて様子を見ることに。 「キャブレーターを外して清掃」も考えましたが、 キャブは部品点数が多く、微妙な調整が必要なので、 そこはプロ(バイク屋さん)に任せるつもりでした。 使った洗浄剤は、これ、 ![]() ワコーズの「F-1」も有名だけど、 買いに行った「2りんかん」では、こっちをオススメしてたから。 でも、燃料タンクに入れる洗浄剤は、エンジンを回してると次第にキレイになるもの。 調子の悪さにしばらく付き合っていかないといけません。 これで、 ・30キロくらいで速度が頭打ちになる。 ・アクセルを吹かすと、逆に減速、エンストに至る。 ・路面の凸凹でエンストしかける。 も、改善するといいなって、期待しつつ、でした。 並行して、ドライブベルトやクラッチの滑りも疑っていたので、 パーツを取り寄せ、交換しました。 この際、バイク屋にお願いしたのですが、そこで新たな問題発覚。 そこは、いつも行くバイク屋とは別の、「NAPS」。 パーツの販売が主で、修理なども受け付けてるチェーン店です。 修理中に見つかったのは、プーリー部分のランプレートの固着。 その日のうちには治せないってなり、修理をやめて帰りました。 (修理もなにもできなかったってことで、タダでした、そこは有り難かったです) 後日、再訪し、ベルトとウエイトローラーがセットになったものを買って帰りました。 ネットで取り寄せてたクラッチASSY(互換品)が届いたタイミングで、 固着したランプレートを、シャフトを傷つけないよう慎重に外し、 ベルトやウエイトローラー、クラッチを一新しました。 別の日、オイルのチェックをしたら、真っ黒く汚れてました。 でも、前回の交換から700キロほどしか経ってないのに、です。 プラグもチェックすると、こっちも黒い…。 オイルを交換し、ついでにギアオイルも交換。 プラグも交換しましたが、この際と思い、ひとつ上のグレードの、 ![]() でも、その後の試運転で、家からたった数十mでエンジンが停止し、 そこから二度とかからなくなってしまいました (T_T) あれこれ、点検してたら、 ・プラグの火花が飛んでない。 ってことが分かり、ここから「点火系」に焦点を絞りました。 すると、ネット検索で、僕のと似た症例のブログがついにヒットしました! その人も、やはり、エンジンが暖まるとエンストしたり、スピードダウンしてました! 原因は、インジェクションコイルの故障とそこに至る配線の断線でした。 ![]() インジェクションコイルは、12Vの電流をスパークが発生するほどの高圧電流に変換する装置。 一縷の望みをかけ、Amazonでインジェクションコイルを購入。 ![]() これで治らない可能性もあったので、安い互換品にしました。 でも、SA26Jに使えるって書かれた互換商品はどこにもなかったので、 プラグの形状が同じものを注文しました。 同時に、エアフィルターも交換しようと思い、 ![]() そんなに汚れてなかったけど。 ダメ元で注文したインジェクションコイルでしたが、 スパークチェックすると、3センチくらい離れてても、スパークが飛びました! スターウォーズのパルパティン皇帝のフォースみたいな火花でした。 安心してエンジンに接続したんですが、なぜか、エンジンがかからない…。 あれ?って感じで、正直、あきらめかけました。 でも、電源コードの断線が原因だった記事があったのを思い出し、 プラスのコード、マイナスのコードと、それぞれ、くねくね、くねくねといじってみると…、 バチバチバチバチ! 火花が飛んだり、飛ばなかったりしました。 マイナス側のコードの断線が見つかりました。 ・路面の凸凹でエンストしかける。 は、これが原因だったみたい。 断線を治すと、今度こそ、ちゃんとエンジンがかかりました。 涙が出そうになったくらい、うれしい瞬間でした!!!!!! その後、買い物も兼ねて市内を1、2時間走ってみましたが、以前のように軽快でした。 新しいプラグとスパークが強くなったせいか、 エンジン音も変わったし、震動も小さくなり、体感できるほどに良くなりました。 ということで、いまのところ、治った感じがします。 一時は、電動自転車への乗り換えも検討してました。 お山に行けなくなる ↓ 「お山へ行こう!」も廃刊? ってことも、一時的に視野に入れてました。 もし、9万キロまで行けたら、もう一度、クラッチとか今回換えた部品をまた交換して、 今度こそ、原付で10万キロ、目指したいなぁ。 ってことで、走行距離だけで「寿命」って云うなって話でした。 |
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