昨年6月の岩手・宮城内陸地震。
最大震度は6強。
山がまるで崩れた豆腐みたいにズタズタに崩れてた映像を、いまでも鮮明に覚えています。
地震後も土砂崩れでできた天然ダムが決壊するんじゃないかと連日報道されてましたね。
ぬかるんだ土石流が旅館を押し流し、2人が行方不明のままとなっている駒の湯温泉。
先月末やっと、排水工事が始まったばかりです。
地震の爪痕はまだ生々しい栗駒の地。
秋田、岩手、宮城、山形の4県にまたがる栗駒国定公園内にあって、
秋田、岩手、宮城の3県にまたがる栗駒山が山開きの日を迎えたそうです。
岩手日報から、残雪進めば広がる眺望 栗駒山山開き
岩手、宮城、秋田の3県にまたがる栗駒山(1627メートル)の山開きは十日、行われた。
約70人が残雪の山道を踏みしめ、山頂を目指した。
昨年6月の岩手・宮城内陸地震の影響で、本県側の国道342号は通行止めとなっており、登山者は前日の9日、秋田県側から須川高原温泉までバスで移動。
10日は午前8時半に登山口のある同温泉を出発した。
雪が残る山道を、登山者は「ザクッ、ザクッ」と歩を進め、午前10時半ごろ、山頂に到着した。
かすかに青空がのぞく中、焼石連峰を見渡し、万歳三唱した。
祖父と一緒に登った千厩小四年の小野誠司君は「山頂は景色がきれいで感動した」とすがすがしい気分を満喫した。
秋田魁新報から、登山シーズン到来!栗駒山山開き 青空の下、頂上目指す
秋田、岩手、宮城、山形の4県にまたがる栗駒国定公園の栗駒山(1、627メートル)の山開きが10日行われた。
昨年6月の岩手・宮城内陸地震の影響で岩手県側の国道342号が不通のため、う回して本県側から訪れた一関市の一行ら約60人が、青空の下で頂上を目指した。
本県側で毎年開かれていた「新緑まつり」は、財源となる観光客からの寄付金が激減したため中止となった。
一関市からの一行は、高速道路を利用し、横手市から東成瀬村を通り前日に到着。
同市の担当者によると、ふだんは2時間の道のりが、3時間半かかったという。
初めに、メーン登山口がある同市の須川高原温泉前駐車場で神事を行った後、秋田、岩手両県の自治体関係者らがテープカットし、登山シーズンのスタートを祝った。
ことしは昨年に続き雪が少なく、例年より1週間ほど早い山開き。
一行はイワカガミなどの高山植物を観察しながら思い思いのペースで歩き、約2時間半で登頂した。
河北新報社から、青空広がる頂へ 栗駒山・一関で山開き
岩手、宮城、秋田の3県にまたがる栗駒山(1627メートル)の登山シーズン到来を告げる山開きが10日、岩手と秋田の県境に位置する岩手県一関市の須川高原温泉前で行われた。
山開きは、一関市と一関観光協会などの主催。
前日に須川高原温泉に宿泊した岩手、宮城両県の家族連れら約60人と自治体関係者は、神事に参加した後、山頂を目指して登り始めた。
この日の午前中は青空が広がる快晴。
登山者は大粒の汗を流しながら急な斜面を登った。
コースには長さ1キロ以上の残雪もあり、雪に足を取られる参加者もいた。
昨年6月の岩手・宮城内陸地震の影響で、主要な登山口のうち利用できるのは須川高原温泉登山口のみ。
同登山口に通じる国道342号も秋田側からのみ通行できる。
宮城県大崎市岩出山の農業安達伝さん(60)は、宮城側から登れないために須川高原温泉から頂上を目指した。
15歳から栗駒山登山に親しんできただけに「地震で山がどうなっているかが気がかりだった。登山道を歩く限りでは、あまり傷んでいるようには見えなかった」と少しほっとした表情を見せた。
地震が起こった直後はTVでも報道されまくるんだけど、
ひと月、ふた月と時が経つにつれ、まったく触れられなくなり、
岩手・宮城内陸地震って去年の6月だったっけ?、て具合に、
すでにあやふやになりつつあります。
日常が突然、非日常に変わる瞬間が地震です。
今度は、東南海地震が迫っている四国が、人々の記憶に刻まれる番になるかも知れません。
それは明日かも知れないし、いまこの瞬間かも知れません。
石鎚山だって、一般登山者が登れないような姿に変わってしまうかも。
いつか日か寝てる間にタンスの下敷きになって死んじゃうような命なら、
いまを楽しく生きようじゃないか。
って、誰に云ってんだろう?
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