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潮見温泉の泉質について
2009 / 11 / 09 ( Mon )
前々回前回につづき、今日は潮見温泉の泉質についてです。

今日は潮見温泉の泉質についてです。

昭和40年1月に発行された『愛媛の温泉 総括編』によって、
泉源がふたつあったことが分かりました。

(1)潮見鉱泉
 潮見鉱泉は松山市吉藤町1059番地にある。
泉源の位置は道後温泉場より西北方約3kmを隔てた御幸寺山の北側山麓にあって(第6図参照)相当古くから知られており昭和の初期に鉱泉井を造り浴用に利用していたという。
昭和28年9月開発に成功した泉源を潮見鉱泉源と称し浴場を建設して潮見温泉と名付けて営業するようになった。
泉源の母岩は花崗閃緑岩で冲積層は僅かに1.5m、掘進深度は121mという。
愛大中村総七郎教授の電探(比抵抗法)によればほぼ河床ないし現在の源泉付近を中心としてゆう出に好適な徴候がみられるという。
鉱泉水は自噴し微かに硫化水素臭が感ぜられ無色透明で汲みおくも沈澱を生じない。
泉質は化学試験の結果第4表に示すとおりである。
 現在は浴場を建設して潮見温泉場と名付けている。

(2)前道後鉱泉
 前道後鉱泉は松山市吉藤町にある。
潮見鉱泉より東北方約250m隔てて試錐によって開発に成功した鉱泉源である。(第6図参照)
母岩盤は潮見鉱泉のそれと外観多少異っているが、変成した花崗閃緑岩で昭和38年11月にボーリングに着手し同39年2月竣工した泉源である。
地表下約4mは冲積層で掘進深度250m、自噴量1分間約3㍑程度であるが汲み揚げ操作によって継続して1分間70㍑程度の鉱泉水が得られるので、この泉源を前道後第1源泉と名付け加温の上浴用に利用し、潮見観光ホテルを建設して営業するに至っている。
鉱泉水は無色透明で汲みおくも沈澱物を生ずることなく、泉質は化学試験の結果第4表に示すとおりである。


 こちらが付属の第6図です。

温泉自体は古くから湧いていたようですが、
潮見温泉と名乗り始めたのは“潮見鉱泉源”の開発に成功した昭和28年9月以降とのこと。

文章と図から、廃屋が残っている方が後から見つかった泉源で、泉源の名は“前道後鉱泉”。

泉質(第4表)は以下の通りです。
地区潮見
泉名潮見鉱泉前道後鉱泉1号泉
採水年月日昭34.9.25昭39.2.18
場所吉藤町
泉温(℃)20.716.2
気温(℃)28.76.30
PH9.508.35
深度(m)121204
湧出量(㍑/分)243
地質花崗岩
泉質アルカリ性単純泉
放射能泉
RE(ml/kg)159.2147.4
Li+
Na+45.034,80
K+0.501.70
Ca++2.1017.09
Mg++0.303.00
Fe++0.12
Fe+++0.17
Al+++1.000.84
F-8.801.17
Cl-8.608.89
SO4--13.219.33
HCO3-75.5056.63
CO3--13.900.84
HPO4--
H2SiO335.0025.51
H2S0.220.00
freeCO20.060.55
Rn(マツヘ)12.9413.65

昨日の載せた住宅地図に
 “ラドン温泉”と載っているのは、
泉質が“アルカリ性単純泉放射能泉”だったからでしょう。

放射能泉は、文字通り放射能を含む温泉です。
放射能と云っても微弱です。
効能は、皮膚病、婦人病、外傷、痛風、血圧降下、高尿酸血症、糖尿病、循環器障害などなど。

アルカリ性単純泉のみの道後温泉に比べたら、遙かに魅力的なお湯!

入ってみたかったなぁ。


でもどうして潰れちゃったんだろう?

まさかお湯が涸れちゃったのかなぁ。

やっぱ、時代に乗れなかったからかなぁ?


またまたまた、つづく...
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03:17:45 | コメント(回答)(2) | page top↑
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コメント
--思い出の中の潮見温泉--

初めまして!潮見温泉で検索したら貴方様のブログに行き着きました。とても詳しく調べられて驚いています。実は私の医者だった祖父が開発しボーリングしたと聞いております。長屋みたいな建物は結核患者の転地療養に使われてたみたいです。朽ち果てた大衆温泉の横の建物は祖父が別荘にしてたようです。私達家族は戦後外地から引き上げて来た時長屋に住まわせて貰ってました。温泉の奥には宿泊施設の建物と料理部だった大きな建物もありました。私達家族は三年間くらい長屋で過ごしその後、街中へ家を建てて出で行きました。その頃は池もある綺麗なお庭に桜の木が沢山ありそれは見事でした。その後紆余曲折跡を継ぐ人も居なくておば1人が宿泊施設に住み管理しておりました。料理部の大きな建物を壊すのも手を入れるのも同じ金額とかで父母が大工さんに手を入れてもらい別荘にし私達家族は帰省する度、夏休みには子供達が自然の中で楽しませてもらいました。あの美しかった潮見温泉がこんなに朽ち果てて、残念に思い又懐かしくてコメントさせて頂きました。今年も桜は咲いているでしょうか?
by: ヨンラコ * 2018/04/06 10:14 * URL [ 編集] | page top↑
--Re: 思い出の中の潮見温泉--

こちらこそ、はじめまして (^_^)/

潮見温泉の関係者の方からのまさかのコメント!

雪見の露天風呂を独り占めできたくらい、うれしいです。


この記事を書いた頃の僕は、松山近隣のお山をあちこち登り始めたばかり。

その道程で出会ったのが潮見温泉の跡でした。

市街地に生まれ暮らす僕には、潮見温泉と云う名の温泉が存在したことなど、
あの日まで知りもしませんでしたので、とても新鮮な驚きでした。


潮見温泉に関し、県立図書館などであれこれ検索・調査したのですが、
資料はとても乏しく、分かったことは、そこに温泉があった、と云うことだけで、
内部のこと、詳細なことはまるっきり、湯気の向こう側、と云った感じで、
ずっと謎でもありました。

それがいまは、湯気がさっと晴れたような心持ちです。

ありがとうございます。


潮見温泉、入ってみたかったなぁ。


ちなみに、潮見温泉の温泉の湧出量は、例えば、たかのこ温泉の20分の1。

泉温も20.7度低め。

いい泉質だけど、経営的にはちょっとしんどかったのかなと思ったり。

いまの技術でボーリングし直したら、
いい泉源に出会えたりするのかなぁ、なんて。


貴重な思い出話をして下さり、心から感謝申し上げます。

一方で、当方のブログのつたない写真が、
あなた様のきれいな思い出の一部でも穢してしまったのではないか、
余計なことをしてしまったのではないかと、
コメントを読み返す度、正直、心苦しく思っています。


サクラ、見に行きたかったのですが、
あいにくの雨で、仕事上がりも遅く、確認できませんでした。

今日は風も強かったので、みんな散ってしまったかなぁ。


コメント、ありがとうございました。
by: るし * 2018/04/06 20:26 * URL [ 編集] | page top↑
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