車、持ってないから、車中泊でお山歩できる人が羨ましいです。
凍える早朝に震えながら登山口まで行かなくてもいいし、
下山後、車の中で仮眠できるのも羨ましい。
くたくたになった体で、真横を高速で追い越してゆく大型車にビビリながら、
緊張しながら家路を急ぐのって、とっても疲れますから。
車で日本全国のお山を巡ってる人は結構いらっしゃると思います。
でも、新聞に載ったことのある人は圧倒的に少ないでしょう。
前にも云ったことありますけど、
事件でもないこういう記事ってまさか、自己申告?
西日本新聞から、
登って歩いた740山 益城町の“登山家”吉村陸太郎さん(69)
■■ 車に寝袋積み列島の旅 ■■
益城町に吉村陸太郎さんという、全国の山を歩き回っている“登山家”がいる。
学生のころ、山に親しむことを覚え、仕事に没頭した激務の時代を挟んで、数年前から山歩きを再開した。
これまでに立った頂は740山。
間もなく「47都道府県山巡り」を達成する。
各土地の最高峰にこだわるのではなく、里山にも親しむ旅は、古希(70歳)を迎えても続く。
‐どんな山巡りを?。
一人で全国の山を訪ね歩いています。
どこへ行くにも車。
軽の四駆のライトバンで出掛けます。
安上がりで難路にも強い車を求めると、こうなります。
寝袋を積んでおいて、車中泊。
一年の3分の1は、そんな旅をしています。
‐何がそんな旅へいざなうのでしょう。
もともと山が好きだったから。
山の美しい景色を見るのは楽しい。
それに、大病を患ったことで、健康には注意しています。
私は地質学を学び、サラリーマン生活を経て地質調査などを手掛けるボーリング関連の会社を立ち上げました。
それはもう忙しい時代でしてね。
やがて体に異変を感じ、腎臓の一部を切除する闘病の日々を体験しました。
2005年でしたか、会社経営から退き、解放されます。
その数年前から山登りや山歩きを始め、連休などは九州の山を中心によく出かけました。
山の楽しみを得たところで、仕事を辞めて自由な時間が生まれ、頻繁になりました。
‐車中泊とか。
疲れませんか?。
運転席で寝るのでなく、マットを敷いた荷台に横になるので、大丈夫。
寒い季節には二重の寝袋を使います。
利用する駐車場は、ほとんど「道の駅」。
トイレがあるし、駐車代も無料だから。
「道の駅」には、私と同じように、ぼつぼつと旅する車が集まります。
多いときは20台とか。
ナンバープレートなんか見ると、何となくそれと分かる。
若い人も時々いるけど、たいていは仕事を退いた世代ですね。
‐印象の強い山を挙げてください。
日本一高い富士山は登山者が列をなしているんで、あんまり関心はありません。
一度登っとった方がいいかな、ということで、2年前に登りましたが…。
どこが一番好きかと問われたら、五葉岳(宮崎県)と答えます。
5月の連休のころ、見ごろを迎えるアケボノツツジが美しい。
日本アルプスなどにも興味はあります。
しかし一人で行動しているので、万一何かあったら迷惑をかける。
無理はいけない。
険しい山は避けるべしです。
‐今は中高年を中心に、登山ブームです。
山頂で、展望する山々の名前を同伴者に説明している人をよく見掛けます。
耳に入るのを聞くと、誤りが多い。
それで私は山の写真と名前を刷り込んだしおりを作り、展望所に置いておくようにしました。
すると、しおりに添えた私の連絡先に便りが届き、仲間が増えていく。
今では全国に280人。
はがき通信で元気な登山記録を伝え合っています。
お金と車があったら、四国中のお山制覇して、
新聞社に自分でたれ込んでやるのになぁ。
お金持ってる人がいくら登ってもたいしたことないって感じちゃうのは僕だけでしょうか?
って、こんな記事、自分でチョイスしといて変なこと云ってすみません。
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