1日についに冬季閉鎖に入った石鎚スカイライン。
(解除は来春4月1日)
車がNGなだけで歩いて登ることは全然OK。
石鎚は山岳信仰のお山だったので、その昔、女人禁制でした。
いまでもお山開き初日は女人禁制。
女人禁制に関して男尊女卑や「血を穢れ」などと称える説がありますが、そんなのは言い訳で、
“ご無沙汰”な山伏がムラムラして修行にならないから入山禁止にしたのが本当でしょうね。
昔は女人禁制だったけど、いまでは女性ハイカーの方が男より多いんじゃないかなぁ。
市内の登山グッズ屋さん覗いても、女性客が多い気がしますし。
今の登山・アウトドアブームは女性で保ってると思うんだけど、
山小屋とかは雑魚寝上等で着替えもままならない状態なところも多いようですね。
ビジネスチャンス的に考えると、女性客を優しい仕掛け次第でまだまだ延びる余地があると思うんだけど。
共同通信から、ウーマンアイ 「登る女」急増中 富士山トイレに生理用品も
山登りに挑戦する若い女性が都会を中心に増えている。
日常では得られない達成感が魅力といい、女性誌の特集も続々。
人気が高い富士山では、2009年7月1日の夏山開きを前に、多くの山小屋が新たに更衣室を作ったり、トイレに生理用品を置いたりと「女性に優しい」配慮で足並みをそろえた。
「一度は日本一の富士山に登ってみたくて」。
東京都町田市のOL山口明日美さん(24)は08年夏、同僚に誘われ女性のための富士登山ツアーに初めて参加した。
山頂での達成感と、朝日に染まった雲海や御来光の美しさが忘れられない。
「苦しかったけど最高。下山後もしばらくは富士山のパワーが体に残っている感じがした」。
次は屋久島(鹿児島)で山歩きをする予定だ。
富士山や屋久島などへの女性向けツアーを06年から企画している「アドベンチャースタイル」代表の鈴木桜子さん(38)=静岡県三島市=によると、参加者は20~30代のOLが中心で年々増加。
単独参加の「おひとりさま」登山も目立つ。
「不安の多い時代、女性たちは無意識に山に癒やしを求めているのかも」と鈴木さんは分析する。
ツアーは事前に低い山で練習するなど安全にも配慮しているという。
「おしゃれ、楽しい、安全 女子の山登り案内します!」「ハマる人続々。女子的山歩き」。
女性誌は相次いで登山特集を組み、巻きスカートやスパッツなどカラフルなウエアに身を包んで各地の山を訪ねる女性たちの姿を紹介している。
山岳情報誌で知られる「山と渓谷社」(東京)も09年6月に「自然こそ究極の美容法」と銘打った女性誌を創刊した。
だが山小屋は、今も男女一緒の雑魚寝が多く、女性は着替えにも苦労するのが実情だ。
標高の変化の影響で予定外の生理が始まり、慌てる人も。
そこで富士山の山梨県側の山小屋経営者らでつくる「富士吉田口環境保全推進協議会」は09年、加盟する16の山小屋すべてに、カーテンで仕切るなどした更衣スペースを設け、トイレには生理用品を常備した。
「中高年女性の登山ブームは以前からだが、昨年あたりから東京、大阪、名古屋など都会の若い女性が増えた」と話すのは、8合目の山小屋「太子館」を家族で経営する井上義景さん(29)。
井上さんは「大昔は女人禁制だった富士山だが、これからは男女ともに快適さが求められる時代。個室完備やケーキを出すなど山小屋のサービスも多様にし、誰からも愛される山にしたい」と話している。
特定非営利活動法人「日本トレッキング協会」の越谷英雄・常任理事の話 20~30代女性の登山はここ数年のブーム。
女性誌などの影響でさらに増えるのではないか。
山小屋はもっと女性に配慮する必要があるが、大部屋で知らない人の隣で寝るなどの不便さはやむを得ないし、天気が変わりやすいので装備も大切。
未経験の女性はできればツアーなどに参加し、不便さやごみは持ち帰るといったマナーも理解した上で、かっこよくファッションをきめ、山を楽しんでほしい。
山小屋でも過剰なサービスは不要だけど、快適に過ごせるのはいいこと。
大体、山小屋で寝泊まりできること自体、すごく快適なことなんだから。
まぁでも、快適になったからって、若い女性の単独行だけはおすすめしません。
街でも山でもムラムラする輩はいっぱいいるので。
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