ネットのニュース・サイトでこんな記事を見かけました。
毎日新聞から、初雪:雪虫の大量発生から、平均19日だった
◇「1週間」俗説より遅く
民間の気象情報会社「ウェザーニューズ」(東京都港区)は2日、道内で「冬の訪れを告げる使者」とされる雪虫(ワタムシの俗称)=写真・同社提供=の大量発生から初雪までの平均日数は19日だったと発表した。
「雪虫の初飛来から1週間後」との俗説より10日以上遅く、同社広報は「昔の経験による予測が通じなくなったのは、雪虫の発生を促す寒気と初雪をもたらす寒気の循環が延びているためと考えられる」と説明している。
同社は俗説の正確さを確認するため、07年から毎年調査。
今年も札幌、旭川、函館、釧路、網走市など道内8都市の約800人から寄せられた雪虫の発生日時、場所などの情報を集計した。
それによると、大量発生から初雪まで最短だったのは網走の15日、最長は釧路の27日で、8都市平均では19日だった。
08年は平均28日、07年は同24日で、3年間の平均では23日となった。
松山は雪自体がこの頃さらに縁遠くなったので、
雪虫なんて知らない、見たことないって人がほとんどだったりして。
寒い地方では初雪が降る前頃にふわふわ、雪が舞うように飛ぶ虫がホントにいるんです。
『北の国から』でも、冬になる前に必ずと云っていいくらい、雪虫が飛ぶシーンが入ってます。
小さくて、
ふわふわと綿毛みたいな体毛に包まれてて、
雪虫にしたら一生懸命飛んでるんだろうけど、
見た目はほとんど、風まかせ。
だから、ぱっと見、風に翻弄される粉雪みたいに見えます。
虫だって知らない人は、ススキみたいな綿毛の種と勘違いしちゃってるかも。
雪虫は雪国だけの虫じゃありません。
松山でも見かけますよ。
北海道みたいに大量には飛んでないけど。
冬の訪れには人一倍敏感なので、一匹二匹舞っててもすぐ目に付きます。
頭の中に♪あ~あ~、ああああ、あ~あ~って、『北の国から』のテーマ曲が流れ始めて、
“松山にも雪虫が飛び始めたわけで…”
と、純の口調になったりなったりしちゃうわけで。
でも、哀しいかな。
松山では雪虫=初雪に結びつきません。
捕まえてよくよく見たことはないんだけど、
雪虫は実はとってもか弱い虫らしくて、
北海道雑学百科ぷっちがいどによると、
雪虫(ユキムシ)、雪の妖精実はかわいそうな存在
最初に北海道の冬を経験した人は、ユキムシの到来を「あー!雪だ!」と大喜びしますが、初雪前であれば「雪」ではなく「ユキムシ」の可能性もあります。
本当に雪のように、ふわふわと飛び回ります。
それも大量に。
これでは雪と思われても不思議ではありません。
でも、よく見てください。
黒い点がついているのがわかるでしょう。
白いふわふわをつけているとはいえ、これは雪ではなくまぎれもなく虫です。
しかし、このユキムシ、実はかわいそうな一面もあるのです。
ヤチダモの木に移動している最中に、どこか別の場所に付着してしまい、べた~と白いふわふわがついてしまうと、そこでそのユキムシの生涯は終わりです。
たとえば、車の窓ガラスにべたっとくっついてしまってもそこでおしまいです。
もっとも、その前にワイパーが作動してしまう場合もあるでしょうか。
とにかく哀れです。
ユキムシ大量発生中に自転車で走行する場合は特に注意してください。
まだ雪が降ってないから安心とばかりに思いっきり自転車を走らせると、あるときふと服を見るとユキムシがたくさんくっついているときがあります。
普通に手でほろおう(はらおう)とするとつぶれます。
白い妖精がつぶれて服に白い筋となって残ります。
また、鼻で大きく息をしないで下さい。
口をあけながら運転しないで下さい。
口の中に入ります。
食べたい人は別ですが(笑)。
ユキムシと上手に付き合う方法(笑)・・・それはゆっくり歩くこと。
普通に歩いたり自転車、バイクなど速いスピードでは、ユキムシが大量についてしまうことになります。
ゆっくり歩いても、いくらか着くかもしれませんが、でも数は減らせます。
服についてしまったら、はやめにふーっと吹いてあげるといいかと。
そうだったのかぁ…。
初雪と一緒。
はかない存在だったのね。
この冬も雪虫に逢えるかな?
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