韓国岳・脇道・支線を封鎖
2009 / 12 / 10 ( Thu ) 気がつけば今年ももう20日あまり。
今年はトムラウシに、韓国岳に、 全国ニュースでも取り上げられるような事故がありました。 韓国岳の事故は「先に行くね」と元気に登って行った少年が亡くなった哀しい事故でした。 遭難の原因は登山道に多数あった脇道の存在でした。 時に本道よりも明瞭だったりして、 「迷ったかも?」と思った時にはとんでもない距離、方向に誘われてしまう脇道は大人だって恐ろしい。 少年はそんな脇道から転落して亡くなってしまいました。 当日は登山客も大勢いたという韓国岳。 往来が途切れない登山道。 そこからほんの少し外れた脇道の陰で、数日後に発見されました。 もうそんな悲劇は懲り懲りだと、 鹿児島県、宮崎県、環境省が連携して対策に乗り出しました。 西日本新聞から、 韓国岳、男児遭難を受け 登山道パトロール開始 脇道ふさぎ、看板設置も登山は自己責任とはいうけれど、 その文句が通用するのは登山愛好者だけです。 ちょっとドライブに来ました的な一般人に、 自己責任を覚悟して入山してもらうことは不可能です。 そもそも、そういうお山の常識があることさえ知らないし、 教育も受けていないのですから。 石鎚も多分にそうですが、 駐車場からバリアフリーで入山できてしまうお山は、 お山の側で常識が通用しない人にも備えておく必要があるでしょう。 「○○山へおいで!」とパンフレットや市や県のホムペなどで宣伝しておいて、 後は知らんぷりっていうのは身勝手すぎます。 脇道をできる限り塞ぐだけで上等。 過保護に手すりやら遊歩道みたく整備することまでは不要。 最低限、道なりに行けば山頂にたどり着けるようにしておけば、 遭難の第一段階の迷走を防ぐことができます。 でも、誰かが命を落とさないと(もしくはそれが全国ニュースにならないと) アクションを起こさない行政って、どうなんでしょうね? |
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