週末のスキー、スノーボードの事故
2010 / 01 / 24 ( Sun ) スキーもスノーボードも地球(の引力)に引っ張ってもらって斜面を落下する遊び。
地球はただただまっすぐ引っ張ってくれるだけなので、 立木やリフトの柱、障害物を避けたかったら、気を抜いちゃいけません。 直径10センチくらいの木でも、木は木、堅いですよ~~。 マンガやドラマみたいに、ぼよよ~~~~ん!と、しなったりしません。 まるで電信柱。 肩の骨、折れたかと思うくらい、衝撃的。 もっと太い木にぶつかった友達は左の肺が潰れて、鎖骨も折れちゃいました。 この週末、報道された事故をアップ。 信濃毎日新聞から、 えてして、転倒しても雪がクッションになってケガせずに済むものですが、 スピードを出して滑っていると雪は途端に優しくなくなります。 アスファルトみたく堅くなり、人は川面をハネる水切りの石みたい飛ばされます。 飛ばされた先になにがあろうともう運まかせ。 僕も何度かそういう目に遭いましたが、五体満足で還ってこられ、ラッキーでした。 ゲレンデで命を落とすというのは不運以外の何者でもないのですが、不運に至る理由が必ずあります。 技量以上のスピードを出していたか、不意に目前を横切られたか、寝不足や長距離運転の疲れか。 午前8時半ごろという時間帯を考えると、滑り出す前のストレッチ運動など、体をほぐすことを怠っていたのかも。 初心者の頃、ゲレンデに飛びだしてた僕も、スポーツだと自覚してからは柔軟体操は必須で、 体中の関節を伸ばし、筋肉を目覚めさせてからでないとリフトには乗りませんでした。 産経新聞から、 登山道を間違えたようですが、テントを持参してなかったら凍死してたかも。 登るのに何時間もかかるルートも、板をはいて下れば5分10分。 想像以上に下降しちゃってる時が往往にあります。 おまけに滑ってる最中は目前の木と木の間隔が広い場所を選んで抜けて行くので、 小さなズレがどんどんと大きなズレになって、あれ?ここはどこ?なんてことにすぐなります。 危ないこともある山スキーだけど、一度経験するとすぐにまた行きたくなっちゃうほど、魅力たっぷり! あまりの美しさに言葉を無くしてしまう雪景色に出会ったこと、ありますか? 誰も滑ってない、ふかふかのパウダースノーを延延と滑る快感なんて、山スキーならでは。 けれど遭難するリスクは常に高い。 自分が死んだことも分からないくらい、あっという間に命を落とすこともあれば、 徐々に凍って感覚が無くなっていく自分の指先を見つめ、死の恐怖と向かい合いながらその時を迎えることも。 このご夫婦のように、いざという時のための装備をして望むことが生還の必須条件であり、 山スキーを楽しむための最低限のルール。 まだまだ冬は長いので、レスキューのお世話にならないよう、楽しみましょう。 |
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