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週末のスキー、スノーボードの事故
2010 / 01 / 24 ( Sun )
スキーもスノーボードも地球(の引力)に引っ張ってもらって斜面を落下する遊び。

地球はただただまっすぐ引っ張ってくれるだけなので、
立木やリフトの柱、障害物を避けたかったら、気を抜いちゃいけません。

直径10センチくらいの木でも、木は木、堅いですよ~~。

マンガやドラマみたいに、ぼよよ~~~~ん!と、しなったりしません。

まるで電信柱。

肩の骨、折れたかと思うくらい、衝撃的。

もっと太い木にぶつかった友達は左の肺が潰れて、鎖骨も折れちゃいました。


この週末、報道された事故をアップ。

信濃毎日新聞から、

志賀高原焼額山でスノボの男性重体

 23日午前8時半ごろ、下高井郡山ノ内町の志賀高原焼額山スキー場で、男性がスノーボードで滑走中にコースを外れ、ネットや立ち木に衝突、意識不明となり、長野市内の病院に運ばれた後、ドクターヘリで松本市内の病院に搬送された。

 中野署によると、中級者向けの「パノラマアウトコース」を1人で滑っていたといい、所持品から千葉県市川市、会社員田尻浩二さん(40)とみて調べている。

えてして、転倒しても雪がクッションになってケガせずに済むものですが、
スピードを出して滑っていると雪は途端に優しくなくなります。
アスファルトみたく堅くなり、人は川面をハネる水切りの石みたい飛ばされます。

飛ばされた先になにがあろうともう運まかせ。

僕も何度かそういう目に遭いましたが、五体満足で還ってこられ、ラッキーでした。

ゲレンデで命を落とすというのは不運以外の何者でもないのですが、不運に至る理由が必ずあります。

技量以上のスピードを出していたか、不意に目前を横切られたか、寝不足や長距離運転の疲れか。

午前8時半ごろという時間帯を考えると、滑り出す前のストレッチ運動など、体をほぐすことを怠っていたのかも。

初心者の頃、ゲレンデに飛びだしてた僕も、スポーツだと自覚してからは柔軟体操は必須で、
体中の関節を伸ばし、筋肉を目覚めさせてからでないとリフトには乗りませんでした。

産経新聞から、

山スキーで遭難の2人を救助 滋賀・土蔵岳

 23日朝から岐阜、滋賀県境の土蔵岳(つちくらだけ=標高1008メートル)に日帰りの山スキーに出掛けた滋賀県彦根市高宮町の造園設計業、大越久喜さん(47)と妻の玉代さん(34)が同日中に戻らず、両県警が24日、ヘリなどで捜索。
午後3時10分ごろ、滋賀県長浜市に自力で下山した2人を発見した。
2人ともけがはないという。

 県警によると、2人は23日夕方には帰る予定だったが、滑る道を間違えて下山できなくなり、持っていたテントを張って夜を越したという。
土蔵岳に人工的なスキーコースはなく、2人は山スキーをしていた。

登山道を間違えたようですが、テントを持参してなかったら凍死してたかも。

登るのに何時間もかかるルートも、板をはいて下れば5分10分。

想像以上に下降しちゃってる時が往往にあります。

おまけに滑ってる最中は目前の木と木の間隔が広い場所を選んで抜けて行くので、
小さなズレがどんどんと大きなズレになって、あれ?ここはどこ?なんてことにすぐなります。


危ないこともある山スキーだけど、一度経験するとすぐにまた行きたくなっちゃうほど、魅力たっぷり!

あまりの美しさに言葉を無くしてしまう雪景色に出会ったこと、ありますか?

誰も滑ってない、ふかふかのパウダースノーを延延と滑る快感なんて、山スキーならでは。


けれど遭難するリスクは常に高い。

自分が死んだことも分からないくらい、あっという間に命を落とすこともあれば、
徐々に凍って感覚が無くなっていく自分の指先を見つめ、死の恐怖と向かい合いながらその時を迎えることも。

このご夫婦のように、いざという時のための装備をして望むことが生還の必須条件であり、
山スキーを楽しむための最低限のルール。


まだまだ冬は長いので、レスキューのお世話にならないよう、楽しみましょう。
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