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ボーダーの遭難、やっぱりバカだった
2010 / 03 / 10 ( Wed )
かぐらスキー場から入山して遭難したスノーボーダー3名の件ですが、無計画もいい加減にして欲しいと思うほどで、
よくもまぁ、誰も死なずに済んだのが不思議な酷さだったようです。

朝日新聞から、

「安全意識欠けていた」 スキー場遭難

←会見に応じる谷川さん(左)と白田さん=十日町署

 湯沢町のかぐらスキー場で遭難し、8日に救助された埼玉、千葉両県の男女3人。
スノーボードに向かった場所は、眺めが良く人気の高い山スキーのコースだった。
ゲレンデ外の山頂付近にあり、安全管理は利用者自身に任されていた。
救助後、会見に臨んだ男性は「安全への意識が欠けていた」と謝罪した。

■山ボードで遭難

 十日町署によると、さいたま市桜区白鍬の自営業谷川大輝さん(40)、同市浦和区針ケ谷1丁目の会社員白田剛史さん(40)、千葉県流山市南流山2丁目の歯科衛生士西川智恵さん(40)の3人は6日昼ごろ、ゲレンデから山スキー用の登山道に入った。

 神楽ケ峰の人気コースをスキー場に向けて滑走するつもりだったが、霧に巻かれて道に迷ったという。

 山中で夜を明かし、7日は午前7時すぎから下山を始めたが、西川さんが滑落し、胸の骨が折れるなどの重傷を負った。
谷川さんは携帯電話の電波の届く場所で救助を要請しようと先に下山を始め、白田さんが西川さんを助けながら谷川さんの足跡を追いかけた。

 谷川さんは午後3時20分、「山で遭難した」と110番通報し、新潟県警が受けた。
県警はかぐらスキー場に止められた車を発見、スキー場周辺の捜索を始めたが場所が特定できず、断念した。

 谷川さんはこの日は再び山中で夜を明かし、8日午前9時すぎに津南町大赤沢の農作業小屋に到達。
「山小屋にいる」と110番通報したが、長野県警に入ったため、新潟県警は谷川さんが新潟と長野の県境にいると推測した。

 天候が回復したため、県警は同日正午ごろになってヘリコプターでの捜索を開始。
苗場山頂の山小屋を探すなど、別の地点を捜索する場面もあったが、午後1時ごろ、山中の川沿いを歩く白田さんと西川さんを発見し、救助。
約600メートル離れた農作業小屋で待機していた谷川さんも救助した。

←救助を待つ白田さん(下)。
そばに白田さんの荷物がみえる=津南町大赤沢、県警提供

■登山道の立ち入り「制限できない」

 同スキー場ではパトロール隊がゲレンデ内を見回っているが、谷川さんら3人は、ゲレンデ外の山中をスノーボードで滑る「山ボード」の最中に遭難した。

 スキー場を運営する「かぐら事務所」は「スキー場管理区域外は滑走禁止」と注意を呼びかけているが、多くの人がゲレンデ近くの登山道を登り、尾根での山スキーや山ボードを楽しんでいるという。

 同事務所は、悪天候時には登山道の入り口をネットで閉鎖しているが、
「登山道は公共の場なので、悪天候でない場合は立ち入りを制限できないのが現実」
という。

 山スキー、山ボードは自然の中を滑れる気持ちよさなどから、数年前から流行してきた。
だが雪山では、風や積雪の影響で沢やがけなどの地形が分かりづらくなっており、事故や遭難が起きている。

 日本職業スキー教師協会教育部長の中島英臣さん(59)は
「流行と共に、十分な装備や知識がない状態で山に入る人が増えている」
と指摘する。
地図や非常時用の食料を持たなかったり、義務づけられている登山計画書の提出を怠ったりする人も少なくない。
今回遭難した3人も計画書を出していなかった。
中島さんは
「雪山を甘く見ず、地元ガイドに付き添ってもらうなど慎重に計画を立ててほしい」
と話している。

■「申し訳ありません」

 谷川さんと白田さんは8日午後6時すぎ、十日町署で記者会見に応じた。
2人とも目が充血し疲れた様子だったが、しっかりした口調で受け答えし、
「多くの方に迷惑をかけて申し訳ありませんでした」
と口をそろえた。

 3人は高校時代の同級生で、スノーボード仲間。
それぞれ学生時代にスキーを始め、かぐらスキー場にも何度か来ていたという。
特に白田さんはここ5年ほど、1シーズンに5、6回は訪れていた。

 遭難後は夜になると携行していたスコップで穴を掘ってビバークし、夜が明けると歩き始めた。
持参したナッツ類や携帯食などを食べ、雪や川の水で水分を補ったという。

 白田さんは、遭難の原因にルートの確認を怠ったことを挙げ、
「計画性や安全面を一番に考えることが欠如していた。それによってけが人が出てしまい、責任を感じている」
と話した。

 谷川さんは、救助のヘリコプターを上空に見つけた時の心境を
「うれしかった。それまでちょっとダメかな、と思っていたので」
と話した。

この人たち、スノーボードのキャリアは10年以上だと云ってるようですが、
いつも疑問に思うんですが、週末に何度か通っただけの一冬でも1年カウントしていいんでしょうか?

スキー場に一冬籠もってる人の1年とは雲泥の差があるので、ウインタースポーツの“経験○年”はホント、当てになりません。


さて、神楽ケ峰(神楽峰)の山頂部には「上の芝」という大雪原があり、知る人ぞ知る人気スポットらしく、
ゲレンデ最上部から1時間ほどの距離で、普段からエリア外へ出て行く人がどうも多いようです。

だからか、登山届けのポストがゲレンデ最上部にもあるのですが、
スキーヤーやボーダー的には、“別に登山しに行くわけじゃない”ので、みんな出さないらしい。

登山届けの提出がローカルルールとして定着していないのは、ある意味、見過ごしてきたスキー場側がルーズなのも原因でしょう。

スキー場側の「制限できない」発言はおかしいと思います。

キロロではゴンドラ頂上駅から朝里岳や余市岳、札幌国際へと行けるのですが、
監視カメラでパトロールとゴンドラスタッフが常に目を光らせていて、
登山届けを出さずにエリア外へ出る人を見つけると、まず、スピーカーで警告されます。

知らんぷりして先へ行こうとするとスノーモービルに乗ったパトロールがすっ飛んできて、
「登山届けを出してからじゃないとダメ」と強制的に連れ戻され、
ゴンドラ駅舎で登山届けを書いてから解放されます。

僕も最初は呼び止められた恥ずかしさもあって、自己責任で行くんだから放っといて欲しいと思いましたが、
帰って来た時には、冬山の楽しさ半分、自然の厳しさと無事に帰れた安堵感で、
正しいお節介はやいとくべきだとなぁ、と思いました。

パウダーの噂に心急かされて、勢いで外へ出ちゃうのはしょうがないのです。

誰だって初めは世間知らずですから。

行きたい連中は止めても無理、網目くぐって出て行こうとする。

でもそこで、「ちょっと待ちなさい、アンタ、死ぬかも知れないよ」と、諭してくれる人がいるかどうかなんです。

パウダーしか頭にない連中に、ホワイトアウトや雪崩の怖さ、遭難した時の対処の仕方を一通り話して聞かせる、
そんなお節介は、スキー場とか客とか、そんなの関係なくて、人として、それくらいのことをしたっていいじゃないですか。

ゲレンデを一切通らすに行ってるんなら別だけど、リフトも使ってもらってるお客さんでしょ、
昔、近所に必ずいたうるさい爺さんの役を、キロロみたいにスキー場がやってもいいんじゃないでしょうか。

死亡事故でも起きて悪いニュースでスキー場の名が全国に流れてイメージダウンになるより、よっぽど良いと思いませんか?

だから、かぐらスキー場側が「登山道があるから」なんて云うと、責任逃れの言い訳を通り越して、
自殺幇助か、酔っ払いが車を運転しようとするのを止めないのと同じ思えちゃいます。


…とはいえ、
このボーダーらはいい歳しておバカなのは間違いないです。

ホワイトアウトに遭って遭難したのは可哀相ですが、天候も考えてない無計画だし、
発見された場所からして、コンパスも地図も多分持ってなかったのでしょう。

迷走した挙げ句、滑落して肋骨を骨折したのも可哀相ですが、
助けを呼びに行くと単独行動し、パーティが分裂したのは、×。

迷ってんのに助けを呼びに行ける訳が無いじゃないですか。

山を下りる方向へ進んだもの、×。

電波が届きにくい谷底をいくら進んでも携帯電話が通じる可能性は低いですし。

残された二人は結局、足跡を追って移動しちゃうし、単独で下山した人も案の定、早速迷走し、
バラバラに野宿するハメに。

雪洞を掘れるスコップを持って無かったら、多分凍死するか、重い凍傷にかかったでしょう。
(スノーボードの板でも雪は掘れるけど、雪洞でのビバークすら思いつけなかったら同じこと)

肋骨折るくらいで助かったのは奇跡です。


ただ、一部のニュースサイトで、
“無謀な登山者や山スキーヤーに遭難捜索の必要なし、自己責任貫徹を”と訴えてますが、それは違います。

“遭難捜索の必要なし”って聞こえはいいけど、直訳すれば、“見殺しにしよう”ってことでしょ。

“ノラ猫にエサをあげないで”=“ノラ猫を飢え死にさせよう”と云ってることは同じです。

自己責任だろうが、始めからおバカだと分かっていようが、命の危険がある人を助けようとしないのは人として正しくない!

“…遭難捜索の必要なし”って云いたい気持ちは分かりますが、“それを言っちゃおしまいよ”です。

また、登山届けを出せだの、天候を見極めろだの、装備をなるべく完全にとか、確かに正論ではあるけれど、
逆にそれらをすべて守れば遭難しないかって云えばそうじゃないでしょ。

遭難は自然の意地悪が大いに関係します。

たった5m先が見えないホワイトアウトってあって、ゲレンデまであとちょっとってところでそんなものに遭遇したら、ホント、恐い。

でも、取りあえず下っていけば間違いないと思ったら、
実はそこが吹きだまりで上り坂だと錯覚して反対に歩き出しちゃったとか、平気であるんです。

山の天気は変わりやすいってことを忘れちゃいけないです。

正論は正義じゃないってことも。

だから、
“登山者や山スキーヤー、ボーダーが無謀だったと判断したら、捜索費用を全額払わせる”
これでいいんじゃないでしょうか。

“列車に飛込み自殺をしたら遺族が1億円の損害賠償を請求された”って有名な嘘があるでしょ。

あれ真似して、“山で遭難したら1千万円請求された”って都市伝説ができるくらい、厳しくしたらいいんじゃないでしょうか。

リフト券売り場に、「コース外の滑走禁止」の横に「○○山の遭難では捜索費用として数百万円請求されました」なんて、
書いて貼っておくのが一番効果的なんじゃないですかね。

おバカは、単純に、無知なだけかも知れませんから。

みんな、自分の若い頃のこと、棚に上げずに云わないと。

たった一度、リフトに並んで乗った人でも、亡くなったり、ケガしたりしたらイヤじゃないですか。
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