山頂でプロポーズしようとしていた恋人たちを落雷が襲い、彼女が亡くなるという悲劇が起こったんだそうです。
NYDailyNewsから、Bethany Lott struck by lightning, moments before boyfriend Richard Butler was to propose翻訳された記事を、
ロケットニュース24から、悲劇!山頂でプロポーズ直前、落雷によりフィアンセ失う
米国に住む、登山家のカップルに悲劇が起こった。
山を愛するがゆえに、山頂でのロマンチックなプロポーズを演出しようとした彼は、残念なことに目の前で落雷により彼女を失ったという。
この悲しい報せに、世界中から彼女の死を悲しむ声が上がっている。
今月4日、リチャード・バトラーさん(30歳)と彼女のべサニー・ロットさん(25 歳)はテネシー州のマックス・パッチ山にハイキングに出掛けた。
彼らは山登りが大好きで、特にロットさんは山登りを愛していた。
「結婚の誓いは山の上でしたい」と願った彼女の思いを聞き入れ、バトラーさんは登山することを決めたのだ。
当日は悪天候で風雨が吹き荒れていた。
それでも2人は山頂を目指し、山を登って行った。
悪路にも関わらず、2人は無事に山頂に到着。
雨降りながらも頂から見下ろす景色は素晴らしいものだった。
「ねえ、見て。すごく素晴らしい景色」
ロットさんのその言葉は最後の言葉となった。
ポケットに婚約指輪を忍ばせていたバトラーさんは、今まさにプロポーズの言葉を発しようとしていた。
ところがその時、にわかに落雷に見舞われ、 2人は吹き飛ばされてしまった。
バトラーさんが次に目を開けた時には、ロットさんは黒焦げになり倒れていた。
彼も雷を受け、靴は焼け焦げて煙が立ち上っていたという。
しかし、自分のことはさておき、彼女に寄り添った。
だが、既に呼吸をしていない。
すぐに救助を呼びたかったのだが、携帯電話は使い物にならなくなっている。
心肺蘇生を試みるものの、彼女は全く反応を示さない。
うろたえるバトラーさんだったが、ちょうどそこへ別の登山者が通りかかり救助を呼んでくれたのだ。
救助が到着するまでの20分間、心肺蘇生を繰り返したがやはり反応がない。
遅れて救助隊が到着したのが、彼女は再び目覚めることはなかった。
自らも火傷を負い立っているのもやっとだったバトラーさんは、最後の力を振り絞って、病院に搬送されて行く彼女の左手の薬指に、指輪をはめた。
そして3日後の6月7日、ロットさんはテネシー墓地に埋葬された。
墓地からは彼女が愛して止まなかった山の景色が一望できる。
同日、バトラーさんは自身のブログに「幸運な男は生きている」として記事を投稿している。
「私は世界でもっとも素晴らしい女性との時間を与えられた。私は、自分が思い描いた以上に完璧に愛した。私は、風の中で永遠の伴侶を得た」
この悲劇に『Twitter』では「悲しい」「悲痛な話だ」「神はひどいことをする」など、悲しみの声が多数投稿されている。
不運により命を落としたロットさんの冥福を心からお祈りする。
確かに悲劇だけれど、雨風が吹き荒れる悪天候にお山に登れば危ないって、最初に思いとどまるべきだった。
自然は人間の思惑なんか何一つ考慮してくれない。
愛だろうが、しったこっちゃない。
自然には感情がないんだから。
自ら死地に飛び込んで行ったことに気がついてないのか、または、意図的に世間の耳目を反らそうとしてるのか、
“悲劇の主人公”に酔ってるようでもある彼氏のコメントはどうなんだろう。
僕なら、行かなきゃよかったって後悔しきれないほど苦しんで、愛しい人を失ったことに心が押し潰されてしまうかも知れない。
みなさんはどう思いますか?
山頂でのプロポーズは思い出に残る、おすすめしますが、悪天候なら絶対やめときましょう。
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